クトゥルフ神話TRPG 天露尋 前編



KP:【BGM:晩翠】
KP:皆様お久しぶりです
朝生 夕夜:久しぶりだ!
比良坂 丈二:ひゃっはー
KP:前回の事件は11月の終わりごろでした
榎原 千弦:お久しぶりー
小鳥遊 探:今回は何月の出来事なんだろうな
KP:今回はそこから4か月ほど経過した3月の下旬ごろのお話となります
KP:それでは始めていきましょう



KP:冬の空はまだ寒々と広がり路端には先日降った雪がまだ白く残っている頃、しかし街路樹の枝には小さな蕾が付き、少しずつ春の兆しが訪れている。
KP:探さんと夕夜さんは友人である高槻叶弥が入院したと聞き、彼を見舞いに病院を訪れる。高槻は日頃の不摂生が祟り、些細な風邪をこじらせ肺炎に罹ってしまったのだという。


小鳥遊 探:馬鹿のくせに風邪なんてこじらせて・・・
朝生 夕夜:まったく、風邪をほっとくからこうなるんだな
榎原 千弦:インフル流行が落ち着いてきたさなか…って感じだ
比良坂 丈二:感冒は怖いねぇ
KP:夕夜さんと探さんは病院の待合室へとやって来ました。そこで見慣れた顔の二人組を見つけるでしょう
KP:榎原さんと比良坂さんですね
KP:どうやら九頭龍響さんのお見舞いの帰りのようです。
比良坂 丈二:「おや、君たちも九頭龍君の見舞いかい?」
朝生 夕夜:「お、先生たちも来てたんだ」
榎原 千弦:「ひさしぶり~」
KP:病院のロビーは定期検査に来た老人やマスクを着けた人でやや混雑している。
ソファーの前に置かれた大型テレビでは女性アナウンサーが天気図を指しながら、来週は全国的に暖かくなり春の陽気になるだろうと解説している。

小鳥遊 探:「ん・・・?奇遇ですね」
朝生 夕夜:「いや、きょうは九頭龍先輩とは別っすね」
小鳥遊 探:「いや、今回はちょっと・・・僕の腐れ縁の見舞いで」
榎原 千弦:「へぇ、探君の友達、かぁ」
比良坂 丈二:「ふむ、ここいらでは一番大きな病院だからね」
比良坂 丈二:「様子からすると、重病でもなさそうだが」
朝生 夕夜:「風邪からの肺炎みたいっす。まぁ軽度なんですぐ退院できるんじゃないっすかね」
小鳥遊 探:「体が丈夫くらいしか取り柄のなさそうな奴だからな。そもそも肺炎になるまでこじらせたのがバカすぎるくらいだ・・・全く」
比良坂 丈二:「君達も大事な時期だ。隊長には気を付けるんだよ」
榎原 千弦:「現代でも肺炎は十分怖い病気よね。軽度っていうならその心配はなさそうだけど」
朝生 夕夜:「まぁもともと元気な奴っすからね・・・お、この部屋っす」
榎原 千弦:「時期…ああ、そういうシーズンだった…」
比良坂 丈二:「ひょっとして、ウチの大学の子かい? じゃあ、ついでに僕もお見舞いに行っちゃおうかな」
比良坂 丈二:「千弦君もついでだ。付き合いなさいよ」
朝生 夕夜:「ええ、何学部だったかな・・・ まぁ同じ大学っすよ」
榎原 千弦:「じゃあ友達の友達ってことで」
KP:高槻の病室の扉を君たちが開けようとすると、中から何か壊れるような音が響く。
KP:扉を開き病室内に入ると、床には割れた花瓶の破片が散らばりサイドチェストが倒れている。
小鳥遊 探:「なんだ?!」
KP:そしてベッドの上では高槻が悲痛な嗚咽を隠そうともせず頭を抱えていた。
KP:病院のスタッフが「高槻さん落ち着いてください」と話しかけているが、高槻は混乱しておりまともに会話できる状態ではない。
朝生 夕夜:「お、どしたんだ?」
KP:落ち着かせるには《精神分析》をどうぞ
小鳥遊 探:まかせろ!
榎原 千弦:「…え、ええと、間が悪かった、かな…」
比良坂 丈二:いきなり!
榎原 千弦:お、第一投
小鳥遊 探:この前の経験で86から95になった精神分析をくらえーーーっっっ
小鳥遊 探:CCB<=95 《精神分析》
Cthulhu : (1D100<=95) → 21 → 成功

小鳥遊 探:もう僕は精神分析マスターだ
KP:では混乱する高槻を落ち着かせることが出来た、ポツポツと何があったかを話始める


高槻 叶弥:「・・・かっこわりぃところ見せたな」
高槻 叶弥:「・・・肺炎の為に色々検査したんだ、そしたらよ・・・ガンだってさ」
高槻 叶弥:「しかも末期で手の施しようがないって・・・もって二年だって」
小鳥遊 探:「・・・は?」
朝生 夕夜:「・・・マジか」
小鳥遊 探:「冗談・・・じゃないのか・・・」
高槻 叶弥:「嘘みてぇだろ・・・?」
榎原 千弦:「…」
高槻 叶弥:「余命二年なんてまだ実感湧かなくてよ。何とかなるんじゃねぇかなんて思ったりもするわけよ。全部夢だったりさ・・・はは、そんなわけねぇよなぁ・・・」
朝生 夕夜:「だ、だって今までそんな兆候なかったじゃんか。なんでいきなり・・・」
比良坂 丈二:「・・・」
榎原 千弦:そっと離れて見守る姿勢
高槻 叶弥:「悪ぃ。まだ呑み込めねぇみたいなんだ・・・少し一人で考えたい。これからの事とか・・・」
比良坂 丈二:それな
榎原 千弦:「(本当に間が悪かった…)」
小鳥遊 探:「そう・・・だよな、すまん。また来るよ」
高槻 叶弥:「おう・・・ありがとな」
朝生 夕夜:「とにかく、何でも言ってくれよな。力になるからさ」
KP:では出ていく前に《聞き耳》をどうぞ
朝生 夕夜:CCB<=75 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=75) → 90 → 失敗

朝生 夕夜:おやおやぁ?
比良坂 丈二:CCB<=90 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=90) → 8 → スペシャル

朝生 夕夜:おややぁ?
小鳥遊 探:「これ・・・軽いものだけど、食ってくれ」といって持ってきてたお菓子を机に置く
小鳥遊 探:CCB<=50 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=50) → 18 → 成功

高槻 叶弥:「・・・おう」
比良坂 丈二:伏線回収早いよどどんとふ
榎原 千弦:CCB<=50 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=50) → 2 → 決定的成功/スペシャル

朝生 夕夜:ええ・・・
小鳥遊 探:こじろーーーーーーーーーーっっっ
比良坂 丈二:はやい、はやいよ!
小鳥遊 探:開幕二人スペシャルだぞーーーーーーーーっっっっ
榎原 千弦:こじろさん!
榎原 千弦:もう聴く事しかやることなかったからめっちゃ耳傾けてた
小鳥遊 探:しかも病人と繋がりない知り合いの知り合いがスペシャルだぞーーーーーーーーーっっっっ!!!
KP:あなた達が病室を出る間際、背後の高槻が押し殺した声で「死にたくねぇ・・・」と呟くのが聞こえる。
比良坂 丈二:「・・・うん」
榎原 千弦:「・・・そうよね」
小鳥遊 探:「・・・だよな」
朝生 夕夜:「?」
朝生 夕夜:「とりあえず、しばらくちょくちょく顔出そう。きっと一人じゃ不安で押しつぶれちまう」
比良坂 丈二:「・・・まあ、医療も発達している。僕が聞いた中では笑いが効果を出したケースもある」
小鳥遊 探:「想像してなかったとはいえ、関係ない二人まで重い空気にさせて悪かったな」
比良坂 丈二:「難しいとは思うが、明るい気持ちを持たせてあげることも重要だよ」
小鳥遊 探:「あまり頻繁に顔を出すのもよくはないと思うが・・・一人になりたいときもあるだろ」
朝生 夕夜:「まぁ・・・そのあたりは叶弥次第だろうけどさ」
KP:では皆さんは重い空気のまま帰路につき
KP:数日後、あなた達は再び高槻を見舞い病院へと足を運ぶ。
KP:病室へと向かうと、病院スタッフが慌てているところに出くわす。聞けば高槻が失踪したというのだ。
KP:病室の中にも彼の手荷物などは見当たらない。
朝生 夕夜:まじか
小鳥遊 探:よく動けたな
KP:慌てた様子の看護師が話しかけてきます
KP:看護師「あなた達は高槻さんのお知り合いの方ですか!?」
KP:看護師「彼がどこへ行ったか心当たりはないでしょうか?」
小鳥遊 探:「腐れえ・・・いや、友人ですが」
小鳥遊 探:「心当たりか・・・」
KP:看護師「体調がある程度落ち着いたとは言え、肺炎はまだ完治してないんです。あの状態で動き回ると最悪命に関わるかと・・・」
朝生 夕夜:「マジっすか・・・」
朝生 夕夜:いきそうな場所って思い当たるかな
榎原 千弦:「すこし元気になったころが一番危ないっていうからね…」
比良坂 丈二:「自棄になっていないといいが・・・さて」
比良坂 丈二:「どうかな、探くん?」
KP:では《アイデア》を夕夜さんと探さんどうぞ
朝生 夕夜:CCB<=55 アイデアロール
Cthulhu : (1D100<=55) → 82 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=85 《アイデア》
Cthulhu : (1D100<=85) → 98 → 致命的失敗

小鳥遊 探:お前ーーーーーッッッ
朝生 夕夜:「うーん・・・行きそうな場所・・・」
小鳥遊 探:SANチェックのときにやれよーーーーーーーーーー
KP:看護師「何でもいいから見つけたら連絡ください!」と病院の電話番号がかかれたメモを渡して慌ただしく去っていく
比良坂 丈二:「ううむ、我々も探そう。無関係ではないからな」
朝生 夕夜:「逃げ出したって状況が変わるわけじゃないのに・・・バカな奴め」
小鳥遊 探:「とりあえず・・・家に行ってみるか。いるとは思えないが、荷物とかを取りに戻ってるかもしれないしな」
榎原 千弦:「知り合いの知り合いとはいえ乗り掛かった舟よ」
朝生 夕夜:「そうだな。まずはそこからだ」
榎原 千弦:「流石にこのまま後は宜しくとはいえないなぁ」
KP:では皆さんは探さんの案内の元、高槻の家まで足を運ぶことにしました




KP:高槻の友人である探さんは、彼が一人暮らししているアパートを知っている。友人達の溜まり場になっているため合鍵の隠し場所は知っているだろう。
比良坂 丈二:またお洒落な部屋を
KP:部屋の中は酷く散らかっていてまるで物盗りが入った後のようだが、貴重品には触れられた形跡がない。箪笥などが開けられ服が持ち出されているようだ。机の上に置かれたパソコンの電源が入ったままになっている。
KP:机の横の壁にはコルクボードが掛けられ、何枚もの写真が貼られている。それは半年ほど前、高槻が探さんを誘いバイクでツーリングに出かけた時の物だ。
KP:見晴らしのいい高台で青空と緑の山々を背景に二人でカメラに向かって満面の笑みでピースサインを向けている。
KP:《心理学》か《精神分析》をどうぞ
小鳥遊 探:CCB<=95 《精神分析》
Cthulhu : (1D100<=95) → 97 → 致命的失敗

朝生 夕夜:ええーーー!?
小鳥遊 探:は???
榎原 千弦:?????
比良坂 丈二:は?
KP:【BGM:こじろさん勘弁してください】
小鳥遊 探:キレそう
小鳥遊 探:こじろゴラァ!!!!
榎原 千弦:これでファンブル以外はもう無いとはなんだったのか
朝生 夕夜:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 88 → 失敗

小鳥遊 探:さっきファンブルだしましたよね?
KP:連続ファンブルはちょっと・・・
比良坂 丈二:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 4 → 決定的成功

榎原 千弦:CCB<=75 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=75) → 40 → 成功

小鳥遊 探:は??
朝生 夕夜:ええーーー!??
榎原 千弦:えええええ
朝生 夕夜:こじろーーーー!
KP:やっぱこの部屋おかしいわ
朝生 夕夜:どうなってんだーーーー!
榎原 千弦:絶対おかしい…
小鳥遊 探:丈二さんボクのクリティカルとらないでください
小鳥遊 探:それボクのです。
比良坂 丈二:この部屋おかしくない?やっぱおかしくない?
小鳥遊 探:2回もとらないでください
比良坂 丈二:クリティカルしか出てない
榎原 千弦:この部屋だけだぞ!
KP:おかしい何かあったに違いない
KP:【BGM:晩翠】
KP:部屋の中の様子から高槻は酷く慌てて身支度を整えたのであろう事が分かる。
比良坂 丈二:「帰っては来ていたんだな。急いで何処へ・・・?」
KP:部屋の中を捜索する場合は《図書館》でお願いします。クリティカルした比良坂さんは+10でお願いします
比良坂 丈二:「急ぐ必要があったのか・・・?」
比良坂 丈二:CCB<=100 《図書館》
Cthulhu : (1D100<=100) → 77 → 成功

朝生 夕夜:「アイツのバイク、外になかったことを考えると バイクでどこかに行っちまったんだろうか」
榎原 千弦:CCB<=78 《図書館》
Cthulhu : (1D100<=78) → 97 → 致命的失敗

比良坂 丈二:振るだけ振るスタイル
朝生 夕夜:CCB<=60 《図書館》
Cthulhu : (1D100<=60) → 87 → 失敗

榎原 千弦:?
小鳥遊 探:CCB<=25 《図書館》
Cthulhu : (1D100<=25) → 71 → 失敗

KP:では情報を
比良坂 丈二:厳しいなこの部屋
朝生 夕夜:今日のダイスは今まで以上におかしいな?

パソコンの検索履歴、地図サイトに目的地の印と経路検索の結果が残っている。
どうやら富士付近にある樹海へと向かったようだということが分かる。
しかし高槻が目指したと思われる場所は人里離れた場所で、道こそあるものの付近に建物や住居などは一切見当たらない。

パソコンのフォルダ内に「富士山麓周辺に見られる自然崇拝について(資料)」と銘打たれたフォルダを発見する。
フォルダの中には、古めかしい本を撮影した画像データと、黄ばんでシミの付いた紙に描かれたスケッチの画像データが保存されているだけだった。
本の画像データには、一冊の古い和書が写っており「天露尋」という題が書かれている。
元は和綴じであったようだが綴じ紐がなく、本自体も表紙だけで中身を写したものは無い。
スケッチの画像データには、奇妙な鳥居が描かれている。それは普段神社で目にするようなものではなく、鳥居同士を三つ組み合わせ、恐らく真上から見れば正三角形を描くように組み合わされた奇妙なものだ。

比良坂 丈二:「すまないが、パソコンを見せてもらおう・・・なになに」
KP:この情報は《オカルト》で追加情報が出ます
小鳥遊 探:「こういう文学のことは僕はわからないな・・・」
朝生 夕夜:「こんなこと調べるような奴だったかな・・・」
小鳥遊 探:CCB<=5 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=5) → 27 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=30 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=30) → 40 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=7 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=7) → 99 → 致命的失敗

榎原 千弦:「天露…あま…てんろ…たずね、で良いのかな」
朝生 夕夜:????
朝生 夕夜:きょうはまだ80いじょうしかでてないな?
榎原 千弦:CCB<=88《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=88) → 51 → 成功

KP:夕夜さんは間違ってブックマークバーに入ってるエロサイトをクリックしてしまいました
朝生 夕夜:「うわ、うわわ」
朝生 夕夜:「アイツけっこうエグイ趣味してるな・・・」

スケッチに描かれているものは「三柱鳥居」と呼ばれるものであることが分かる。この鳥居は日本各地に点在しているが、しかしその来歴や意味について詳しいことは分かっていない。
そのため眉唾物の学説もいくつかあり、その中には鳥居は宇宙の中心を表している、あるいはユダヤのマーク「ダビデの星」を模しているなどというものがある。

小鳥遊 探:「なにやってんだ夕夜・・・」
比良坂 丈二:「三柱鳥居か。秦氏の話が有名だが・・・」
朝生 夕夜:「おっと、こんなことしてる場合じゃねぇ」
榎原 千弦:「パワースポット、なんて言われることもあるけど…」
比良坂 丈二:「この地図、印刷しておこう。行ってみるかい?」
朝生 夕夜:「アイツが行ってるかも知れないなら確かめてみないと」
榎原 千弦:「パワースポット巡り、神頼み、なんて」
小鳥遊 探:「まあ当然ガンで余命が2年なんていわれたらな・・・神頼みすらしたくなるかもしれないな」
榎原 千弦:「…ごめん、失言だったわね。とにかく向かった可能性があるなら行かなきゃね」
小鳥遊 探:「丈二さん、運転お願いできますか?」
朝生 夕夜:「でも普通の神様じゃなさそうだけどなぁ・・・」
比良坂 丈二:「ああ。青木ヶ原樹海か。少々遠いが、現地での足もいる。車で向かおう」
小鳥遊 探:「ありがとうございます」
榎原 千弦:「最近普通じゃない神様ばっかり関わってきてる気がする…」
KP:あなた達は高槻の後を追い地図に示された場所へと向かう。


比良坂 丈二:ぶうん
小鳥遊 探:キキーッ ドン
KP:陽は山の向うへ落ち辺りが暗くなってきた
KP:鬱蒼と茂る木々が辺りを暗く覆っている。草の上にはまだ雪が厚く残り、人の手がほとんど入ってない木々の間をアスファルトで舗装された道だけが続いている。
朝生 夕夜:うわー たいへんなことに!
比良坂 丈二:黒塗りの高級車で追突してしまう
KP:《目星》をお願いします
小鳥遊 探:CCB<=80 《目星》
Cthulhu : (1D100<=80) → 49 → 成功

朝生 夕夜:CCB<=75 《目星》
Cthulhu : (1D100<=75) → 23 → 成功

榎原 千弦:CCB<=65 《目星》
Cthulhu : (1D100<=65) → 85 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=25 《目星》
Cthulhu : (1D100<=25) → 41 → 失敗

KP:途中鮮やかなスカイブルーの大型バイクが横倒しになっているの気づく。路上には痛々しいタイヤ痕が残されており、横転したバイクの下になっている側面は大きく歪んでしまっている。
恐らく残雪に足を取られスリップしたのだろうと推測できる。

比良坂 丈二:「事故か。スリップに気を付けないとなぁ」
KP:このバイクに探さんと夕夜さんは見覚えがあるだろう。高槻の物だ
朝生 夕夜:見覚えのあるバイクかな
小鳥遊 探:「このバイクは・・・!!」
朝生 夕夜:「あ! 叶弥のじゃないか?」
比良坂 丈二:「なに!?」
小鳥遊 探:「色も形も同じ奴な上にここの魔法少女のステッカー・・・間違いない。叶弥のだ」
榎原 千弦:「高槻君の!?・・・ってことは」
KP:バイクを調べて見るとエンジンやマフラーはすっかり冷え切っており、高槻がやってきてからかなり時間が経過していることが分かる
朝生 夕夜:「やっぱりここまで来てたんだな・・・」
榎原 千弦:趣味は人それぞれだから
KP:バイクのすぐ脇には草木に覆い隠されるようにして細く舗装されていない獣道が伸び、その上に足跡が続いている。
KP:そして黒いアスファルトの上や白い雪の上には点々と血の跡が付いている。
小鳥遊 探:「あいつ怪我してまで・・・!!」
朝生 夕夜:「急いで追わないと・・・!」
KP:獣道に分け入って進んでいくと、足下は草木に覆い隠され、雪を乗せた葉が肌や服を擦り全身を冷たく濡らしていく。
KP:《目星》《追跡》《ナビゲート》のどれかをお願いします
小鳥遊 探:懐中電灯をつけるぞ
榎原 千弦:「もう夕暮れ、早く見つけないと」
KP:ピカー
朝生 夕夜:「クソ、それでも暗いな・・・ 血の跡を見つけるのが大変だ」
比良坂 丈二:CCB<=25 《目星》
Cthulhu : (1D100<=25) → 95 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=75 《目星》
Cthulhu : (1D100<=75) → 68 → 成功

小鳥遊 探:CCB<=55 《追跡》
Cthulhu : (1D100<=55) → 15 → 成功

榎原 千弦:CCB<=65 《目星》
Cthulhu : (1D100<=65) → 58 → 成功

KP:獣道から横に伸びる草木に覆われた道が続いているのを見つける。少し先にある枝が折れ、最近人が通ったような形跡がある事にも気付く。
榎原 千弦:「バイクの様子を見るに、怪我してたとしてそんなに遠くへはいけないはず…」
比良坂 丈二:「病身で怪我まで・・・心配だな」
比良坂 丈二:「一体、何処へ向かおうとしてるんだ・・・?」
朝生 夕夜:「こんな無茶しやがって・・・ 自棄になりすぎだ」


KP:しばらく進んでいくと斜面に2mほどの高さの洞窟の入り口があり、足跡と血痕はその中へ続いている。
小鳥遊 探:「出血で死んだら元も子もないぞ・・・」
KP:入り口は縦に細長く、体を縦にして一歩ずつゆっくりと進む必要がありそうだ。
榎原 千弦:「洞窟…なんでそんな所に…」
朝生 夕夜:「ここに何があるんだ・・・?」
小鳥遊 探:「狭そうだな・・・僕が先頭でいこう」
榎原 千弦:「蜘蛛とか出ないと良いけど」
朝生 夕夜:ビックー!
小鳥遊 探:「・・・嫌なことを言わないでくれ」
朝生 夕夜:「・・・あれから蜘蛛苦手になっちまったなぁ」
榎原 千弦:「・・・ごめん」
比良坂 丈二:「なに、あれは事故で焼け死んださ。先に進もう」
小鳥遊 探:「あれで苦手にならない奴はいないだろ・・・」
朝生 夕夜:「とりあえず気を付けていきましょう」
KP:洞窟の中へと少し進んでいくと、やがて大人二人が並んで歩ける程度の広さになる。
KP:洞窟内には生温い空気が澱んでいて、まるで粘性を帯びた液体の中に身を沈めているかのように感じる。
KP:その湿った土の匂いの中に時折、妙な生臭さが混ざっているような錯覚が起きる。
小鳥遊 探:「空気が気持ち悪いな・・・」
KP:なだらかに下へと傾斜した洞窟は更に奥へと続いており、その壁面はまるで生物の内臓のように脈打つような奇妙な形をしていることに気付く。
KP:《地質学》《博物学》《ナビゲート》のどれかをお願いします
小鳥遊 探:CCB<=85 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=85) → 69 → 成功

比良坂 丈二:CCB<=51 《地質学》
Cthulhu : (1D100<=51) → 22 → 成功

朝生 夕夜:CCB<=17 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=17) → 47 → 失敗

榎原 千弦:CCB<=18 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=18) → 41 → 失敗


この洞窟が「溶岩樹形」であることに気づく。
溶岩樹形とは、地質学上非常に珍しい洞窟で、これは火山から吹き出た溶岩が樹木を取り込みながら固まり、その後に中の樹木が朽ち落ちて洞窟化したものを指す。
富士山周辺にはこの溶岩樹型と呼ばれる溶岩洞穴が数多く集中しており、今いる場所はその中でも特に大きなものの一つであろうことが推察できる。
またこの溶岩樹形のうち、特に形状が生物の内臓を連想し、洞窟内が人の胎内であるように思わせるものは「胎内樹形」あるいは「御胎内」と呼ばれ、信仰の対象となっている事も分かる。

朝生 夕夜:「さっきまで寒かったのに洞窟の中は生暖かいっすね・・・ 地面の中ってそういうもんかな」
榎原 千弦:「本当にここを通って奥に行ったのかなぁ…なんだか気味が悪い」
小鳥遊 探:「図鑑でしか見たことがなかったか・・・これは溶岩樹形か・・・」
榎原 千弦:血痕とか足跡は続いてるのかな
小鳥遊 探:「分かれ道もないしこの先なのは間違いないだろう・・・」
比良坂 丈二:「胎内を巡ることで生まれ直す・・・そういう信仰がある場所だね」
小鳥遊 探:「信仰ねえ・・・なんだかそういう物は何一つ信用できなくなってきたな」
比良坂 丈二:「富士山にも有名な場所はあるが・・・ここは無名なところだろうかね」
朝生 夕夜:「なるほどなぁ・・・ 信仰って何かに見立てて風習作ること多いっすもんね」
小鳥遊 探:「そんな風習とはもう極力関わりたくないな」
小鳥遊 探:「なんだか既に巻き込まれてるような気がするけど」
KP:洞窟を歩き続けるとやがて行き止まりになるが高槻の姿は無い。
KP:しかし周囲の壁の下の方、穴のようになっているところから光とともに冷たい風が吹き込んでくる。
小鳥遊 探:「・・・行き止まり、か?」
朝生 夕夜:「あれ、行き止まり?」
KP:穴の付近には白い雪が散っている。そしてその雪の上には赤い血が落ちており、また這い進んだ跡がある。
榎原 千弦:「…この下を這っていった、のかな」
小鳥遊 探:「この先か・・・通れるかな・・・っつめたっ」
朝生 夕夜:「どんどん奥に進むな・・・いったい何があるんだか」
比良坂 丈二:「無茶を・・・」
朝生 夕夜:張って進んでみよう
比良坂 丈二:「ぐぬ、狭・・・」
榎原 千弦:「汚しても良い服着てきてよかった…」




KP:【BGM:白銀の世界】
KP:穴を潜り抜けると、そこには漆黒の空の下に一面を雪に覆われた景色が広がっている。
KP:君たちの眼前は少し開けてはいるが辺りは木々に囲まれており、どうやら森の中らしいことが分かる。
比良坂 丈二:白っ
KP:雪の上には暗闇へと伸びる足跡が残され、その先の少し離れた場所に灯りを点けたままの懐中電灯が転がっている。
朝生 夕夜:「うお・・・ まだ結構雪残ってるな」
KP:君たちが懐中電灯の方に足を進めると、そのすぐ傍に黒いぼんやりとした影のようなものが見える。


:「・・・」
小鳥遊 探:「あいつ・・・明かりまで捨てたのか・・・っ!?」
KP:そこにいたのは逞しくも美しい曲線を描いた角を生やした巨大な黒い雄鹿だった。
榎原 千弦:「……ここ、外?」
比良坂 丈二:「懐中電灯は拾っておこう」
朝生 夕夜:「!? でか・・・くないか?」
KP:まるで雄鹿の影が一人歩きしたかのように森の暗がり輪郭を溶かし、鈍く光る赤い瞳で君たちをじっと見つめている。
通常では考えられない存在に出会った君たちはSANチェックです0/1D4

小鳥遊 探:1d100<=49 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=49) → 38 → 成功

比良坂 丈二:「・・・鹿!?」
榎原 千弦:1d100<=59 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=59) → 21 → 成功

朝生 夕夜:1D100<=50 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=50) → 13 → 成功

榎原 千弦:しかでした
比良坂 丈二:1D100<=79 sanチェック
Cthulhu : (1D100<=79) → 33 → 成功

KP:続けて《クトゥルフ神話》をどうぞ
小鳥遊 探:CCB<=20 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=20) → 91 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=20 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=20) → 22 → 失敗

小鳥遊 探:なーんだ、ただのヘラジカか
榎原 千弦:CCB<=20 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=20) → 71 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=20 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=20) → 15 → 成功

比良坂 丈二:いえーい!!
朝生 夕夜:わぁお
KP:この黒い雄鹿は鹿の形こそしているものの、強い魔性を帯びたこの世のものではない存在だと理解する。
榎原 千弦:とうとう成功の目がある数値になってきた
比良坂 丈二:「この黒い雄鹿は鹿の形こそしているものの、強い魔性を帯びたこの世のものではない存在だ!!」
朝生 夕夜:「なんかすごい説明的!」
小鳥遊 探:そもそも5あればこの卓は成功する
榎原 千弦:「具体的すぎる」
KP:その雄鹿の足元、木にもたれかかるように倒れているライダーズジャケット姿の高槻がいる
小鳥遊 探:解説の丈二さん!
小鳥遊 探:「あれは・・・叶弥!」
朝生 夕夜:「身動きしてない・・・大丈夫なのか・・・?」近づくに近づけない
小鳥遊 探:一歩一歩近づこうとする
比良坂 丈二:足が竦む・・・ぐぬぬ
KP:あなた達が高槻の方へと向かおうとすると、黒い雄鹿は森の中へ影が溶けるように消えて言ってしまう
朝生 夕夜:「行ってくれたか・・・」
小鳥遊 探:「消えた・・・ッおい!叶弥!」
榎原 千弦:「…消え、た」
KP:しかし雄鹿の姿が見えなくなっても、黒い森の中のどこかから赤い双眸がじっとこちらを見ている様な気配がしてならない。
比良坂 丈二:「ぐ、ぬ・・・」
榎原 千弦:「…そうね、まずは高槻君を」
朝生 夕夜:「とりあえず警戒はしておこう・・・!」
小鳥遊 探:気にせず近寄って状態を確認するぞ
KP:あなた達が高槻を抱え起こすと彼の体は冷たく凍えてしまっている。呼吸は遅く、脈のリズムも安定していない
KP:《医学》か《応急手当》をどうぞ
榎原 千弦:CCB<=70 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=70) → 67 → 成功

小鳥遊 探:CCB<=5 《医学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 90 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=13 《医学》
Cthulhu : (1D100<=13) → 18 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 62 → 失敗

KP:高槻は低体温症を発症していると分かる。このままでは命に関わるため、速やかに温める必要がある。
小鳥遊 探:「なにか暖められそうなものはないか・・・!ライターならあるんだが燃えるものが・・・」
榎原 千弦:「怪我…はそこまで大きくはないね…低体温の方が重大だ」
榎原 千弦:「何しろ周りがこの有様だからね」
朝生 夕夜:「なにかあっためる物・・・」
比良坂 丈二:取り敢えずコートを着せてくるもう
榎原 千弦:「というかとてもデジャブなんだけど!」
榎原 千弦:「ここもまた異界というものじゃないかな!?」
朝生 夕夜:「そ、そんなまさか ははは・・・」
KP:あなた達がふと何かを感じて後ろを振り向くと、背後にあった岩壁の以上に気付く。
出てきたはずの洞窟の出口が忽然と消えてしまっているのだ。
もし出てきたはずの場所を叩くなどしても、それは周囲の岩肌と同じゴツゴツした感触のみを伝えてくる。

小鳥遊 探:とりあえずリュックの中からスケッチブックとかタオルとか燃えそうなものをだしてライターで火をつけるぞ
比良坂 丈二:「あれは・・・あの鹿は九尾やあの蜘蛛のような禍々しさがあった」
榎原 千弦:「あの樹の洞から繋がっている場所で…」
朝生 夕夜:「ん・・・俺たちが来た場所・・・どこだ?」
榎原 千弦:と振り向くとあるはずの道がない
小鳥遊 探:火をつける前に火をつける場所の地面の雪を払う
KP:帰り道を失った事に気づいたあなた達はSANチェックです0/1D2
比良坂 丈二:「またか! またなのか!?」
朝生 夕夜:1D100<=50 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=50) → 55 → 失敗

小鳥遊 探:帰り道なんて気にしてない
榎原 千弦:1d100<=59 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=59) → 39 → 成功

小鳥遊 探:燃えるものーーーっ
比良坂 丈二:1D100<=79 sanチェック
Cthulhu : (1D100<=79) → 16 → 成功

朝生 夕夜:1d2 SAN値減少
Cthulhu : (1D2) → 2

小鳥遊 探:1d100<=49 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=49) → 96 → 失敗

小鳥遊 探:1d2
Cthulhu : (1D2) → 1

比良坂 丈二:「ぐ、しかし、今は高槻君だ!」
小鳥遊 探:「皆どうしたんだ・・・あれ、洞窟の入り口が・・・ないのか?」
榎原 千弦:「温めるって言っても!」
朝生 夕夜:「このあたり…どこか暖をとれる場所ないのか?」あたりを見回す
小鳥遊 探:「そんな!!このままじゃ叶弥が・・・!」
KP:あなた達は辺りの森を見渡すと、木々の間から遠くに明かりを見つける
朝生 夕夜:「お、明かりがあるぞ!」
比良坂 丈二:「でかした!!」
榎原 千弦:「明り?」
小鳥遊 探:「本当か?行ってみよう!!」
小鳥遊 探:叶弥をかついでいく
朝生 夕夜:「ここに居るよりはマシだろう、行ってみよう」
KP:ざっと周りを見たという事で《生物学》か《博物学》を振ってください
朝生 夕夜:CCB<=17 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=17) → 91 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=85 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=85) → 79 → 成功

比良坂 丈二:CCB<=26 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=26) → 71 → 失敗

榎原 千弦:CCB<=18 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=18) → 65 → 失敗

KP:この森に生える木々の種類がちぐはぐだと気付く。
KP:ツンドラ地方に生えるものから温暖な土地にあるようなもの、低木や高木が入り乱れ、酷く歪な印象を受ける
小鳥遊 探:「・・・なんなんだ、ここは」
朝生 夕夜:「ん?なんか変なのか?」


KP:明かりに向かって森の中を進んでいくと、少し離れた所に着物の上に羽織を纏った18歳ほどに見える黒髪の少女がいるのに気付ける。
少女は手に枝を持ち、雪の上に何かを書いているようだった。

小鳥遊 探:「・・・こんな地域じゃ生えないような木まで生えている。混在してはいけないような木までだ。まるで天然の博物館みたいだな・・・」
榎原 千弦:「何でもありね・・・それ」
KP:少女はあなた達に気付くと遠目に見ても分かるほど驚き、明かりの見えた方へと走っていく。
朝生 夕夜:「おお?そういえば確かにいろいろ混ざってるな・・・」
朝生 夕夜:「てか人がいる・・・!」
小鳥遊 探:「誰だ今のは・・・明かりがあるってことは、人がいるとは思っていたが・・・」
比良坂 丈二:「雪の上に何か書いていたようだが・・・?」
朝生 夕夜:「待ってくれ・・・!何か温めるものを・・・!」
KP:少女が雪の上に書いていたものを確認すると、直線や曲線が入り混じった不思議な図形の羅列のように見える。
榎原 千弦:「明りの元が人の民家って事が分かっただけでもよかったけど・・・」
榎原 千弦:「これ、何だろうね。」
朝生 夕夜:「なんかの図形? でもよくわからないな・・・」
榎原 千弦:「意志の疎通が取れる人類だといいけど…」
比良坂 丈二:「後で本人に聞こうか。急ごう」
小鳥遊 探:「後ででいいだろう!」
朝生 夕夜:「とにかく後を追おう」
榎原 千弦:「明りの元までGOだ」




KP:木々の間に見える明かりの方へ向かうと赤黒いレンガで作られた西洋風の大きな建物が見えてくる。
外観は英国のカントリーハウスを模したかのようで、レンガ造りの煙突が印象的だ。
現代の日本に見られるような華やかな装飾などはなく、自然的で頑丈な造りをしている。

朝生 夕夜:「おお・・・こんなところに家が」
比良坂 丈二:「ドアを叩こう!」
小鳥遊 探:「すまない!誰かいないか!」
朝生 夕夜:ドンドン
KP:大きく分厚い扉を叩くと、しばらくして和服姿の初老の女性が扉を開く。
「どなたでしょうか?」と尋ねる女性の背後には華美さこそないが質素ながらも丁寧な作りのエントランスホールが広がっているのが見える。

小鳥遊 探:「夜分遅くにすみません。追いかけていた友人が寒さと怪我で危ないんです。一部屋だけでも借りられないでしょうか?」
朝生 夕夜:「早く温めてやらないと・・・」
KP:あなた達がそう事情を説明すると「それは大変です!すぐに旦那様に頼んで来ます」と中へ戻っていく
KP:エントランスホールには、先ほど森で見かけた少女が立っていた。黒檀のような艶のある長く美しい髪に雪のような白い肌の、右目は長い前髪に隠れて見えないが、清んだ水面のような瑠璃色の左目が君たちをじっと見つめている
KP:少女はあなた達を見て「さっきの・・・?もしかして稀人?」と呟く
朝生 夕夜:「きみは・・・?」
KP:《歴史》《人類学》《日本語》のどれかを振ってみてください
朝生 夕夜:CCB<=75 《日本語》
Cthulhu : (1D100<=75) → 78 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=80 《日本語》
Cthulhu : (1D100<=80) → 96 → 致命的失敗

比良坂 丈二:CCB<=90 《日本語》
Cthulhu : (1D100<=90) → 19 → 成功

小鳥遊 探:僕は・・・日本人じゃなかった・・・?
榎原 千弦:CCB<=100 《日本語》
Cthulhu : (1D100<=100) → 36 → 成功

KP:稀人とは地域やコミュニティの外から訪れた人物を指す言葉であるという事を知っている
KP:続けて《心理学》をどうぞ
比良坂 丈二:「マレビトときたか」
榎原 千弦:CCB<=75 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=75) → 7 → スペシャル

比良坂 丈二:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 56 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 44 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 9 → 失敗

KP:少女はどこか怯えているように見える。ただそれはあなた達や高槻といった個人に対してのものではないように感じる。何に対して怯えているかは分からない。
榎原 千弦:「オカルト的には他界からの来訪という意味も含んでいるよね」
朝生 夕夜:「異世界の人みたいな感じっすか」
KP:そうこうしているとエントランスホールの壁際にある緩やかにカーブした階段の上から和服姿の男が降りてくる
比良坂 丈二:「貴種流離譚ならまだいいが、旅の六部にされなければいいが・・・考えすぎか」


岩倉 八尋:「話は聞かせて頂きました、二階の客間が開いていますので早くそちらへ運びましょう」
小鳥遊 探:「すみません、ありがとうございます!」
朝生 夕夜:「助かります!」
榎原 千弦:「ありがとうございます」
岩倉 八尋:「今、お湯を用意させております。運ぶのは私も手伝いましょう」
小鳥遊 探:「助かります」
KP:【BGM:シャンバラ】
比良坂 丈二:取り敢えず解放しよう
KP:部屋は狭くはないが小さな暖炉とベッドだけの寂しい部屋だった。
男はベッドに高槻を横たえると暖炉に薪をくべ、火を起こす。ゆっくりと部屋は暖かくなっていき、寒さでかじかんだ四肢が解きほぐされていくような感覚を覚える。

比良坂 丈二:介抱
KP:《医学》か《応急手当》をお願いします
榎原 千弦:CCB<=70 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=70) → 49 → 成功

朝生 夕夜:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 82 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 91 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 33 → 失敗

KP:では榎原さんの的確な指示により手際よく手当を施すことができた
榎原 千弦:「とりあえずこれで一息つける・・・かな」
比良坂 丈二:「ふう・・・やれやれだ」
KP:高槻は徐々に体温を取り戻すだろう
朝生 夕夜:「後でなんでこんな事したのか問いただしてやらんと・・・」
KP:だが、事故の影響か胸を痛めているようだ、肋骨にひびが入ってるか折れているかしているだろう
小鳥遊 探:「説教しつくしてやる」
榎原 千弦:「何があったのかは聞かないとね、」
KP:先ほどの少女も手伝ってくれていたようで「湯を変えます」と言い立とうすると、ガクッと突然床に膝をつく
KP:意識がぼんやりとした様子の少女の体を男が咄嗟に支える
榎原 千弦:「何から何までありがとうね… っと、大丈夫?」
岩倉 八尋:「いつものことですので、お気になさらずに」
朝生 夕夜:「そうっすか・・・ でもほんと助かったっす」
比良坂 丈二:「あ、名乗りもせずに申し訳ない。誠に助かりました。命の恩人です」と自己紹介しよう
KP:そういうと男は女中に客人の手伝いを続けることと、後で客間に案内するように言う。そして男は弱った様子の少女を気遣いながら、彼女と共に部屋を出ていく。
榎原 千弦:丁寧に礼をしておこう
小鳥遊 探:頭をさげて礼をしとこう
KP:しばらく処置を続けると高槻は寝息を立て始める。低体温症に関してもう心配はないことが判断できる。
朝生 夕夜:「ふぅ・・・これでひと段落か」
比良坂 丈二:「しかし、怪我と肺炎が心配だな。早く病院に搬送したいところだが・・・彼の目的は、一体?」
KP:女中「皆様もお疲れになったでしょう。岩倉様に客間まで案内するように言われておりますので、どうぞこちらへ」
朝生 夕夜:「いろいろとありがとうございます・・・」
比良坂 丈二:「申し訳ありません。宜しくお願いします」
榎原 千弦:「疑問は尽きないけど、まずは助けてもらった礼をしなきゃね」
KP:女中に連れられて行くと、館はある種の気品すら漂わせるものではあるが、家具や家財は館の雰囲気と反して質素なものが使われており、また館の大きさに比べ数も少ないためちぐはぐな印象を受ける
KP:そしてあなた達が案内された部屋だが、非常に殺風景で違和感を覚える洋室だった。
KP:部屋は狭くないのだが、置かれているものは文机と小さな本棚ぐらいでほとんど何もないと言っていい
朝生 夕夜:(なんか変わった家だな・・・)
KP:女中は「こちらの部屋をお使いください」と言うと頭を下げて去っていく。
比良坂 丈二:「ふう・・・取り敢えず、ひとごこちつける、か。さて、一体ここは何処なんだろうなぁ」
朝生 夕夜:「・・・ここ、富士山の麓のはずっすよね」
榎原 千弦:「何処、なんだろうね…」
朝生 夕夜:「来る前に見た感じでは民家とかも無さそうだったし・・・」
比良坂 丈二:「あそこに帰り道があったのならね。富士なんだろうけど」
小鳥遊 探:「まあ、怪しくはあるが・・・親切にしてもらったからなあ」
榎原 千弦:「場所については目覚めた高槻君に期待するぐらい…だね」
朝生 夕夜:「たしかにな・・・」本だなの本を一個取ってみよう
榎原 千弦:「調べてたみたいだし」
朝生 夕夜:パラパラ・・・

本棚には明治時代に発行されたらしき和綴じの小説や図鑑、辞典がいくらか収められている。
よく見ると本の間に折られた紙が挟まっていることに気づく。
広げてみると「鹿野鳥瞰乃図」と書かれており、それはどうやら周辺の地図を描いたものらしい。
地図の中央には洋館が描かれ、館の周囲は森に囲まれている。
その森を南に抜けると小さな集落がある。森の北は、雪原を挟んだ先に「白珠の森」と書かれた巨大な森が鬱蒼と広がっている。
また館の西には森の中に神社があるらしく社殿が描かれ「月読」神社と小さく書かれている。

KP:【鹿野鳥瞰乃図】
KP:《オカルト》《人類学》《宗教》のどれかを振ってください
小鳥遊 探:CCB<=5 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=5) → 86 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=7 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=7) → 39 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=30 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=30) → 100 → 致命的失敗

榎原 千弦:CCB<=88 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=88) → 14 → スペシャル

比良坂 丈二:こじろ降臨!
朝生 夕夜:ちょくちょく来るなぁ
榎原 千弦:平均を取ろうとしてくる
榎原 千弦:均衡・・・・
朝生 夕夜:ブレ幅が大きすぎる
小鳥遊 探:どうなってるんだこの卓は
榎原 千弦:「この地図通りだと近くに神社があるんだね」
小鳥遊 探:「一応里もあるんだな」
比良坂 丈二:「ええと、つきどくじんじゃ?(ファンブル的感想」
比良坂 丈二:「げつどくかな?」
榎原 千弦:「先生は読めるでしょ」
榎原 千弦:「眼鏡曇ってない?」
朝生 夕夜:「変わった名前っすね」
比良坂 丈二:「老眼かな・・・ド忘れも」

神社に冠された月読と呼ばれる神について分かる。
月読命は記紀神話においてその名のとおり月の神であるとされている。
太陽を象徴する天照大神と対となって誕生し、日本列島を創造した伊弉諾尊の右目から生まれた神とされる。
月と暦、そして死と再生を司るとされるが、他の神に比べ逸話が非常に少なく、どのような神なのかもあまりわかっていない。
多くは男性神と描かれるが、正確な性別は不明であるため女性神とする説もある。

榎原 千弦:「月読神社っていって奉っている神社も各地にあるといえばあるけど」
朝生 夕夜:「ツクヨミかー なんか聞いたことあるような」
榎原 千弦:「きっとそれだけじゃないんだろうなぁ」
比良坂 丈二:「死と再生・・・? さっきの胎内巡りといい、富士山といい、符号するのは気味が悪いな」
榎原 千弦:「アマテラス、スサノオに続く有名な三神の一柱だからね…名前はいろんな所で聞いてるかもね」
榎原 千弦:手帳にメモをしておこう
榎原 千弦:地図とか
小鳥遊 探:こっちもスケッチブックとペンでもだして地図をかいておこうか
KP:では問題なくメモをとることができました
KP:【洋館見取り図1F】
KP:【洋館見取り図2F】
朝生 夕夜:「とりあえず落ち着いたし、一度岩倉さんに挨拶しておいた方がいいすよね」
朝生 夕夜:「個々も正直どこなのかもわからないし・・・」
比良坂 丈二:「ああ、そうしよう」
榎原 千弦:「じゃあ女中さんに声かけて案内してもらおっか」
小鳥遊 探:「自己紹介もしてないしな。改めてお礼も言わなくちゃな」
KP:ではドアを開けた先の女中さんに声をかけると「こちらです」と書斎へと案内される




比良坂 丈二:「失礼します」
KP:あなた達が部屋に入ると、あなた達の右手の壁には小さいながらも書架があり、いくつかの古めかしい洋書と和綴じの本が並んでいる。
洋書は西洋建築学や英語、ラテン語、ドイツ語といった外国語の辞書が主のようだ。

KP:和綴じの本には背表紙がなく、何の本なのかは判断できない。
左の壁には猟銃と刀の鞘だけがかけられている。
机に向かっていた岩倉は手にしていた本を引き出しに仕舞い、あなた達へと向き直ると

岩倉 八尋:「おや、ご友人のお加減はいかがですか」
KP:と訪ねてくるだろう
朝生 夕夜:「おかげさまでだいぶ良くなってきました」
岩倉 八尋:「それはよかった。おっと、申し遅れました。私は岩倉八尋と申します。この地で人々を取りまとめる役を担っております」
小鳥遊 探:「小鳥遊探です。本当に助かりました、ありがとうございます」
岩倉 八尋:「この地を訪れたばかりで、戸惑いや疑問に思うことも多いでしょう。私でよければ力になりますよ」と質問に答える姿勢を見せる
榎原 千弦:「この度はありがとうございます、榎原千弦です。」
朝生 夕夜:「あ、俺は朝生夕夜っていいます。」
朝生 夕夜:「・・・ぶしつけな質問かも知れないっすけど、ここってなんて致命なんですか?」
朝生 夕夜:しにいたる!
比良坂 丈二:「京都の大学で教員をしております比良坂というものです」と自己紹介とあいさつを済ませた
榎原 千弦:致命的な致命傷
岩倉 八尋:「この土地は鹿野と呼ばれる地でございます」
比良坂 丈二:「かのう、ですか」
朝生 夕夜:やっぱり聞き覚えのない地名だよなぁ
比良坂 丈二:「失礼ですが、どちらの県で? 静岡・・・山梨ですか?」
岩倉 八尋:「そのどちらでもございませんね」
榎原 千弦:「単刀直入に聞いてしまいますが、地図に無い場所…秘されている地だったりするのでしょうか」
岩倉 八尋:「はい、この鹿野の地はほぼ一年を通して大地は雪に空は雲に覆われ、夜が続き、日が昇ることはない。外界と隔絶されている、世の混乱や穢れさとは無縁の場所、安住の地、いわゆるシャンバラなのですよ」
朝生 夕夜:「年中雪で、夜のまま・・・?」
岩倉 八尋:「そうでございます」
榎原 千弦:「(だから月読かぁ)」
比良坂 丈二:「ここには、どれくらいの人が?」
小鳥遊 探:(また異界に巻き込まれたのか・・・)
比良坂 丈二:(ほんまそれ)
岩倉 八尋:「全体を含めてそんなに人はおりませんがそれ故、皆協力しあって生きております」
朝生 夕夜:「何だかすごい所だな・・・」
朝生 夕夜:「あ、そういえば外で大きな鹿を見たんですが あれはいったい・・・」
榎原 千弦:「友人を探して迷い込んで来てしまって、私達、ここに来るまでの道を見失ってしまっていまして」
岩倉 八尋:「鹿でございますか、まぁ鹿くらいはいるかと思いますが」
朝生 夕夜:「いや、普通の鹿じゃなくて・・・ なんて言ったらいいんだろうなあれは」
榎原 千弦:「帰り道はどこにあるんでしょうか」
岩倉 八尋:「大体十数年に一度くらいの頻度で迷い込む方がいらっしゃいます」
榎原 千弦:「ずっとここでご迷惑になるのは申し訳ないですし」
小鳥遊 探:「一命を取り留めたとはいえ、友人は怪我もしてますし病院まで連れ帰りたいので帰り道を教えていただけるとうれしいです」
岩倉 八尋:「この地の人々は日々安穏と暮らせているため外の世界への憧れはないのです。故にあなた方が帰る方法も私にはわからない・・・が、しかし稀人の一人が鹿野を出ると言ってある日突然いなくなるということがありました。あれは本当に外の世界へ行ってしまったのかもしれない。あぁ、里の者ならくわしく知っているかもしれませんね」
朝生 夕夜:「里の人か・・・」
榎原 千弦:「なるほどですね…ありがとうございます」
小鳥遊 探:「なるほど・・・明日にでも行ってみます」
比良坂 丈二:「失礼ですが、こちらで信仰されているのは・・・?」
岩倉 八尋:「そうでございますか、外に出る時は吹雪いていないような時がよろしいかと思います」
岩倉 八尋:「天候を確認してからお出かけくださいね」
朝生 夕夜:窓の外を見ると今は吹雪か
KP:今、外を確認すると吹雪いているのが見える
朝生 夕夜:「・・・確かに今外には出たくないな・・・」
岩倉 八尋:「信仰ですか、特には何かあるというものではないですね」
比良坂 丈二:「なるほど、ありがとうございます」
榎原 千弦:心理学だー!
榎原 千弦:信仰には敏感なんだ
榎原 千弦:心理学は75です
KP:シークレットダイス
KP:岩倉は何かを隠しているように感じる
比良坂 丈二:「なるほど?ありがとうございます」
岩倉 八尋:「えぇ、他には何かございませんか?」
朝生 夕夜:「そういえば あの刀、鞘しかないようですけれど・・・」
岩倉 八尋:「これですか?」と言い鞘をとり
岩倉 八尋:「ふふっ、見たいのでしたらどうぞ」と渡してくれる
朝生 夕夜:「あ、どもっす」受け取る
KP:鞘は茶色の革で出来ており、黄色い平糸が巻かれている
KP:《日本刀》を振ってください
朝生 夕夜:CCB<=80 《日本刀》
Cthulhu : (1D100<=80) → 19 → 成功

小鳥遊 探:CCB<=54 《日本刀》
Cthulhu : (1D100<=54) → 9 → スペシャル

榎原 千弦:CCB<=61 《日本刀》
Cthulhu : (1D100<=61) → 46 → 成功

比良坂 丈二:CCB<=59 《日本刀》
Cthulhu : (1D100<=59) → 31 → 成功

KP:この拵えの様式は「鬼丸拵え」と呼ばれている。これは天下五剣と呼ばれる名刀の内の一振り、鬼丸国綱がこの拵えをしていることに由来する。またこの鞘は数百年前の品であろうことも分かる。
朝生 夕夜:「・・・すごい年代物っすねコレ」
岩倉 八尋:「鹿野は江戸時代に加賀藩の前田家が拓いた里であると伝えられており、その者の佩刀の鞘だと伝え聞いております」
比良坂 丈二:「ほほう、革包太刀拵ですか!」
岩倉 八尋:「刀がどこへ失われたかは存じ上げません」
朝生 夕夜:「そうですか・・・ちょっともったいないなぁ」
朝生 夕夜:とりあえずこんなところかな
KP:ではここで《目星》をお願いします
小鳥遊 探:CCB<=80 《目星》
Cthulhu : (1D100<=80) → 81 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=75 《目星》
Cthulhu : (1D100<=75) → 10 → スペシャル

小鳥遊 探:今日失敗がオオイナー
比良坂 丈二:CCB<=25 《目星》
Cthulhu : (1D100<=25) → 21 → 成功

榎原 千弦:CCB<=65 《目星》
Cthulhu : (1D100<=65) → 2 → 決定的成功/スペシャル

KP:岩倉の手のひらに火傷のような痕があることに気づく。それは木が炭になったように黒く焦げていた。
朝生 夕夜:「・・・」
榎原 千弦:「!」びっくり
榎原 千弦:「失礼しました…古傷、ですかね」
小鳥遊 探:「今日は疲れたので休ませてもらいます。本当にありがとうございました・・・ん?皆どうしたんだ?」
岩倉 八尋:「これですか?生まれつきのものですよ」
榎原 千弦:「そうだったんですか、少し驚いてしまいました、申し訳ないです」
榎原 千弦:心理学!
KP:シークレットダイス
KP:岩倉は何かを隠しているように感じる
榎原 千弦:「しばらく吹雪そうですし、友人の様子を見ながら休ませていただきますね」
岩倉 八尋:「そうですね、ゆっくりお休みください。食事の準備が出来たらまたお呼びします」
比良坂 丈二:「ありがとうございます」
朝生 夕夜:「何から何までありがとうございます」
KP:では皆さんが部屋を退室した所で本日は中断とします
KP:【BGM:晩翠】



KP:【BGM:晩翠】
KP:前回の天露尋は岩倉さんに色々話を聞いた所で終わりましたね
KP:今回は部屋の退室したところからスタートとなります
KP:【BGM:シャンバラ】
KP:では再開していきましょう
KP:岩倉の部屋を出たあなた達は次にどこへ向かうのでしょうか
小鳥遊 探:食事になったら呼びにくるといわれたし、普通に借りている部屋に戻るか?
比良坂 丈二:「日が昇らない場所か・・・やっぱり、所謂異界なんだろうねぇ」
榎原 千弦:高槻君の容態も気になるしねー
朝生 夕夜:「一応 叶弥の様子、見ておこうかと思うっす」
朝生 夕夜:2階に上がって叶弥のいる部屋に行きたいぜ
比良坂 丈二:「満身創痍だったからね・・・」
小鳥遊 探:「そうだな。目を覚ましたときに誰もまわりにいなかったら不安だろうしな」
KP:では高槻が休んでる部屋までやってきました
小鳥遊 探:「というよりも目を覚ましていたら文句を言ってやる」
KP:暖炉がパチパチと音を立てながら赤い炎を揺らめかせている。
ベッドに横たわる高槻の顔を覗き込むと、うっすらと目を開ける。

高槻 叶弥:「よう・・・」と言って体を起こそうとする
高槻 叶弥:「・・・っ。あちこち痛いな・・・えーっと・・・ここはどこだ?」
朝生 夕夜:「お、目が覚めたか!」
小鳥遊 探:「叫弥!!・・・いやこのアホ!何がよう、だ!」
小鳥遊 探:叶
朝生 夕夜:「おま・・・まずここの説明の前に、病院を勝手に抜け出してどういうつもりだよ」
高槻 叶弥:「す、すまねぇ」
小鳥遊 探:「しかも抜け出した途中でバイクで事故って、そのまま一人で森の奥まで行って凍死しかけて、お前はアホだ!アホ!」
高槻 叶弥:「病院を抜け出したのはな」
高槻 叶弥:「わ、悪かったって。すまねぇな心配かけて」
高槻 叶弥:「それで、病院を抜け出したのは、昔な、大学の研究室で見つけた古い手稿に『天露』って不老不死の霊薬の伝説が書かれてたんだよ」
朝生 夕夜:「不老不死・・・?」
高槻 叶弥:「藁にもすがる思いでそいつを確かめに来た。何だっていい・・・俺はまだ死にたくねぇ・・・」
KP:高槻はベッドから体を起こそうとするがまだ上手く力が入らないようだった。
高槻 叶弥:「悪いけど俺の鞄からファイルを出してくれないか」
小鳥遊 探:「しょうがないな」カバンをあさる
KP:鞄を探ると、数枚の古い紙が収められたファイルが出てくる。幾何学的な模様が描かれた落書きのようなものが多いが、その中に長文で何かを研究、考察していたらしき紙が混ざっている。

【天露尋手稿】
この鹿野という土地では月読と呼ばれる神を祀る風習がある。
月読は変若水と呼ばれる霊水を持っているとされるが、これは月が満ち欠けを繰り返すことから、
死と再生を繰り返す不老不死の象徴でもあるからだ。
またインド神話においてはアムリタ、アメルタなどと呼ばれる乳白色をした不死の霊薬が登場する。
この霊薬はソーマとも呼ばれるが、ソーマは月の神でもあるとされる。

高槻 叶弥:「それはほんの一部なんだけどな・・・それでここはどこなんだ?教えてくれ」
朝生 夕夜:「これのために抜け出したってことか」
朝生 夕夜:「えーっと、ここはだな」
高槻 叶弥:「あぁそうさ、何だっていいから可能性にかけたかった」
朝生 夕夜:「鹿野って所みたいなんだが」
高槻 叶弥:「・・・そっかここが・・・鹿野」
朝生 夕夜:「富士の樹海を抜けてきて、なんだかよくわからんところに来たって感じなんだよな・・・」
朝生 夕夜:「ん、この資料にも鹿野って名前があるな・・・ つまりお前の目的地ってことか、ここは」
高槻 叶弥:「そうみたいだな・・・」
榎原 千弦:「この屋敷も鹿野の集落を取りまとめているっていう岩倉さんのお屋敷ね」
小鳥遊 探:「その資料に載ってる場所だったのか・・・ここは」
KP:そう言いまた横になり窓の外の吹雪を見つめる
KP:《聞き耳》をどうぞ
朝生 夕夜:CCB<=75 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=75) → 87 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=50 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=50) → 62 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=90 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=90) → 11 → スペシャル

榎原 千弦:CCB<=50 《聞き耳》
Cthulhu : (1D100<=50) → 13 → 成功

KP:「死にたくねぇなぁ・・・」と高槻が小さく呟くのが聞こえた。その後安らかな寝息が聞こえはじめ、高槻はまた眠ってしまったようだった。
榎原 千弦:「てっきりここが目的地なのかと思っていたんだけどねぇ…」
朝生 夕夜:「叶弥・・・? また寝ちまったか」
小鳥遊 探:「また寝たのか・・・まあ疲れてるだろうし、僕達も部屋にもどろうか」
比良坂 丈二:「ふむ、不死の霊薬か・・・」
朝生 夕夜:「やれやれ、無茶したのが不老不死の霊薬ね・・・ 普段ならおとぎ話だろうが、今ここに居るわけだしな・・・」


KP:ではあなた達は部屋から出て部屋へ戻ろうとする途中、近くの部屋の扉の向こうから微かに呻き声のようなものが聞こえる
KP:あなた達はそれが先ほど岩倉と一緒にいた少女のものだと分かる。
朝生 夕夜:「ん?なんだ?」
朝生 夕夜:「ここの部屋か?おーい、どうした?」 戸をノックする
KP:部屋の扉をノックしても返事はなく、扉に鍵はかかっていない。
朝生 夕夜:「ん、開いてるか・・・ おーい、大丈夫か?」 ドアを開ける
KP:あなた達が扉を開け中に入ると、そこは広い部屋の隅にベッドが置かれている程度の寂しい部屋だった。
KP:ベッドの横には華奢な椅子が寄り添い、その正面には壁に直接描かれたモノクロの絵が広がっている。
小鳥遊 探:「お、おい夕夜・・・勝手に入るのか・・・」
KP:ベッドの上には少女が横たわり、苦し気な表情を浮かべている。
KP:「また・・・この夢・・・」と呟きながら身を起こす


マリヤ:「あら、あなた達は?」
朝生 夕夜:「あ、勝手に入ってすまん。なんかうめき声が聞こえたからさ」
マリヤ:「あぁ、そう・・・ありがとう、いつものことなの」
榎原 千弦:「心配になっちゃって…ごめんなさいね」
朝生 夕夜:「女中さん呼んでくるか?」
マリヤ:「私はマリヤ、心配してくれてありがとう」
マリヤ:「人は呼ばなくていいわ、いつものことだもの」
小鳥遊 探:「いつものことなのか・・・」
榎原 千弦:「さっき、看病を手伝ってくれていた時も具合が悪そうだったわね」
朝生 夕夜:「そうか・・・あ、おれは朝生夕夜ってんだ」
マリヤ:「いつも同じ夢でうなされるの」
マリヤ:「深い深い雪の森を寒さに凍えながらずっと一人で歩き続ける夢。私を見下ろすような細い月が見えたところで夢は終わる。そんなの」
朝生 夕夜:「ううん・・・果てがなさそうで確かに怖いな」
榎原 千弦:「夢…ね…。あ、私は榎原千弦」
マリヤ:「そうね、まぁでも夢ってわかっているから・・・」
比良坂 丈二:「明晰夢なのか」
マリヤ:「めいせきむ・・・?ちょっとよくわからない」
榎原 千弦:「簡単に言うと夢の中でこれは夢だと気がついてる夢、みたいな?」
小鳥遊 探:「僕は小鳥遊探だ。その夢は見なくなる方法とかは調べたりしたのか?」
マリヤ:「あぁそうなんだ、じゃあそうなのかな?」
マリヤ:「調べると言ってもそういったものが無いの」
マリヤ:「稀人が来た時に色々教えてもらうって感じなの、今みたいに」
小鳥遊 探:「一般的なことだと眠りの浅いときに夢は見るものだから、深く眠るくらい疲れてから眠ってみる、とか」
朝生 夕夜:「生憎だけど 夢とかには詳しくないからなぁ・・・」
マリヤ:「そうなの?詳しいのね」
小鳥遊 探:「そうか、そのくらいじゃないと外からの知識は流れてこないか・・・」
比良坂 丈二:「稀人はどれくらいの頻度で訪れる感じだい?」
マリヤ:「稀人って言う事だからほんとに稀ね」
比良坂 丈二:「前は何年前くらいかな?」
マリヤ:「さぁ・・・?ここはあまり時間の感覚ないからわからないの」
比良坂 丈二:「そうか・・・いや、ありがとう」
朝生 夕夜:「ずっと夜だもんなぁ」
KP:ここで《アイデア》を振ってください
朝生 夕夜:CCB<=55 アイデアロール
Cthulhu : (1D100<=55) → 71 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=85 《アイデア》
Cthulhu : (1D100<=85) → 37 → 成功

榎原 千弦:CCB<=55 アイデアロール
Cthulhu : (1D100<=55) → 26 → 成功

比良坂 丈二:CCB<=80 《アイデア》
Cthulhu : (1D100<=80) → 78 → 成功

KP:マリヤはあなた達を意図的に目を合わせないようにしている事が分かる。
KP:続けて《心理学》を振ってください
朝生 夕夜:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 21 → 失敗

榎原 千弦:CCB<=75 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=75) → 14 → スペシャル

比良坂 丈二:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 4 → 決定的成功

小鳥遊 探:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 100 → 致命的失敗

小鳥遊 探:ハイ
朝生 夕夜:きょうもぜっこうちょうだなぁ!
榎原 千弦:い つ も の
KP:マリヤはどこかよそよそしい気配がある事が分かる。
KP:探さんは少女の事がよくわからない
小鳥遊 探:ワカラナイ・・・
榎原 千弦:(やっぱりよそ者ってことで警戒されているのかなぁ)
小鳥遊 探:マリヤのことがよくわからないので部屋の中でも見渡してようかな 絵とか
朝生 夕夜:「あ、そういえば 俺たちがここに来た時に外にいたよな。あのとき雪に何か書いてたみたいだけど 何かいてたんだ?」
マリヤ:「えっ、あー・・・ごめんなさい、言えないの」
朝生 夕夜:「言えない?」
マリヤ:「えぇ、ごめんなさい」と俯く
KP:部屋の壁の情報ですが
部屋の木壁には、壁を直接キャンバスにして絵が描かれている。
木炭で描かれており、色付けはされていない。
そこには雪原に悲嘆に暮れるような表情を浮かべる裸の男女と、羽の生えた天使が小さな花を差し出している様子が描かれている。

朝生 夕夜:「ふぅん、まぁ秘密なら仕方ないな」
KP:それを見ていた探さんにマリヤは声をかけてくる
マリヤ:「いいでしょこの絵、私もこの絵が大好きなの。昔ここを訪れた画家の稀人が描いてくれたものなのよ」と微笑む
マリヤ:「この世で最初に生まれた男女がそれまで幸せに暮らしていた常春の楽園から追放されてしまう」
マリヤ:「彼らは楽園とは正反対の雪に覆われた世界に絶望する」
マリヤ:「しかし二人を哀れんだ天使が舞い落ちるひとひらの雪に息を吹きかけると、雪は地に落ちて春の兆しである待雪草となり小さな白い花をつけた」
マリヤ:「それは楽園で目にしたどんな花よりも美しく見えたという・・・そんな逸話があるとその稀人は言ったわ」
KP:待雪草について《博物学》か《日本語》の半分で振ってください
朝生 夕夜:「ストーリーまであるんだな」
小鳥遊 探:「君がかいたわけじゃなかったのか。へええ。変わった話だな」
小鳥遊 探:CCB<=85 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=85) → 44 → 成功

朝生 夕夜:CCB<=17 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=17) → 76 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=26 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=26) → 71 → 失敗

榎原 千弦:CCB<=18 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=18) → 33 → 失敗

KP:待雪草はスノードロップとも呼ばれ、雪が解けるのをじっと待っているため春を告げる花として知られている。
KP:スノードロップの学名であるガランサスは、ギリシア語で「乳の花」を意味する合成語であり白い花を表現している。
花言葉は「逆境の中の希望」または聖母マリアの象徴とも知られることを知っている。

小鳥遊 探:「待雪草・・・スノードロップだな。春を告げる花だ」
マリヤ:「そう、これはスノードロップとも言うのね。一度でいいからこんな花、見てみたいなぁ・・・」と呟く
小鳥遊 探:「たしか白い花だな。ギリシア語でガランサス・・・乳の花を意味する学名がつけられている。花言葉は逆境の中の希望、だな」
比良坂 丈二:「ほう、探君は博学だな。流石」
マリヤ:「へぇ、物知りなのねあなた」
小鳥遊 探:「聖母マリアの象徴とも知られているな。その逸話とも合ってる」
朝生 夕夜:「バードウォッチングとかもしてるしなぁ」
榎原 千弦:「フィールドワークの賜物だねぇ」
小鳥遊 探:「まあ野草も少しは知ってるよ。本分は鳥だけど」
マリヤ:「実物とか見れたらいいんだけど」
朝生 夕夜:「この辺でも群生してるといいな」
榎原 千弦:「外、色んな種類の植物がそこらかしこに生えているらしいし」
マリヤ:「この辺りでは一度も見た事ないわね」
小鳥遊 探:「雪が解けるのをじっとまつ花だったはずだからな・・・生えているかは知らないが、この雪は解けないのか?」
小鳥遊 探:溶ける
マリヤ:「地面が雪で埋まっちゃってるから・・・」
マリヤ:「ここはずっとこんな感じなの」
小鳥遊 探:「そうか・・・」
朝生 夕夜:「見たところ電気もないしな・・・ この寒さがずっと続くのは堪えるな」
比良坂 丈二:「その絵を描いた稀人は今は?」
KP:マリヤは目を伏せ、首を横に振る
比良坂 丈二:「いない、か」
朝生 夕夜:「ふぅむ・・・帰ったのかな。俺たちも帰る手段を知りたいところだけど」
小鳥遊 探:「そういえば、その稀人はどういう服装をしてたんだ?僕達みたいな服か?」
マリヤ:「服装は、そうですね似てたような気がします」
マリヤ:「それで帰る方法はあると思うんだけど・・・ごめんなさい私にはわからないの」
マリヤ:「昔、ここを出ると言ってそのままいなくなった稀人が居たから・・・多分だけど」
朝生 夕夜:「そっか・・・」
小鳥遊 探:「なるほどなあ」
朝生 夕夜:「っと、寝起きなのにいろいろ話しちゃったな」
KP:女中「あら皆様もここにいらしたのですね、夕食の準備が整いましたので食堂へお越しください」
KP:と女中が呼びに来る
朝生 夕夜:「お、夕食か」
小鳥遊 探:「もうそんな時間だったのか」
比良坂 丈二:「うん、申し訳ないけど、呼ばれようか」
榎原 千弦:「ありがとうございます」
朝生 夕夜:食堂に行こう
榎原 千弦:「マリヤちゃんも一緒に行く?」
マリヤ:「はい、私も行きます」
小鳥遊 探:「じゃあ一緒にいくか」


KP:あなた達が案内された食堂は薄暗く、長いテーブルの上に等間隔で置かれた燭台の炎が仄かに食堂の中を照らしていた。
暖炉は赤々と燃え、部屋は柔らかな温もりで包んでいる。
壁には女中が立ち、その背後にある窓の外ではビュウビュウと吹雪が窓を揺らしている。

KP:岩倉や高槻、マリヤもあなた達と同様に席に着くと、料理が運ばれてくる。
出てきた食事は質素そのもので、蒸した芋を潰したものとライ麦で作られたパンとスープ、そしてぶどう酒である。

高槻 叶弥:「こんなものしか用意できませんが、召し上がってください」
KP:ここへん
小鳥遊 探:!?
岩倉 八尋:「こんなものしか用意できませんが、召し上がってください」
朝生 夕夜:「暖どころか食事まで頂いちゃって、なんとお礼を言ったものか」
榎原 千弦:おまえ!
比良坂 丈二:「やあ、美味しそうだ。申し訳ない。有難く頂戴します」
小鳥遊 探:「ありがとうございます。戴きます」
KP:あなた達が口をつけると、そのパンは石のように硬く、スープは水のように味が薄く、ぶどう酒はただひたすらに渋い。
朝生 夕夜:(ううん・・・まぁ贅沢は言うまい) 顔には出る
小鳥遊 探:(今時の非常食でもこんなまずくないぞ)顔にはださない
岩倉 八尋:「お口に合いませんでしたか?」
朝生 夕夜:「あ、いや・・・ははは」
比良坂 丈二:「いや、おいしいですよ?(はむっはふっ」
榎原 千弦:「いえいえ、そんな…食事を出してもらえるだけでありがたいぐらいで…ンンっ」
榎原 千弦:喉に芋を詰まらせる
KP:あなた達がそんな会話をしている最中も、高槻は料理に口をつけずに俯いたまま黙っている。
高槻 叶弥:「・・・岩倉さん、でしたっけ。助けて頂いてありがとうございました」
岩倉 八尋:「いえいえ、当然のことをしたまでですよ」
高槻 叶弥:「あの・・・ここには不老不死の伝承があるって聞いたんですが」と神妙な面持ちで切り出す。途端に、場の空気が張り詰めるのを感じる。
岩倉 八尋:「・・・確かに、そのような伝承はありますね。月読様を祀る風習がありますから。月読様は変若水(おちみず)を持つと言われている。ですが、あくまで神話ですよ」
朝生 夕夜:「・・・」
高槻 叶弥:「最初はほとんど信じちゃいなかったんですよ。そりゃそうでしょう、神話ですもんね。でも現にここはおとぎ話みてぇなずっと冬の土地がある。なら神話も嘘じゃないかも知れない・・・不老不死の霊薬、天露ってやつも」
岩倉 八尋:「ははは、おとぎ話ですか。なら私はおとぎ話の住人かな?」
高槻 叶弥:「俺、もう病で長く生きられないんです。何だっていい。俺はまだ死にたくねぇ・・・」
岩倉 八尋:「天露。天の露か。ふむ・・・」と呟き、岩倉は押し黙る。そしてちらりと窓の外を見やる。
朝生 夕夜:「叶弥・・・」
KP:そこには依然として闇が湛えられている。
KP:《アイデア》を振ってください
小鳥遊 探:CCB<=85 《アイデア》
Cthulhu : (1D100<=85) → 92 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=55 アイデアロール
Cthulhu : (1D100<=55) → 86 → 失敗

榎原 千弦:CCB<=55 アイデアロール
Cthulhu : (1D100<=55) → 58 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=80 《アイデア》
Cthulhu : (1D100<=80) → 66 → 成功

比良坂 丈二:ふう・・・
KP:窓の外にオレンジ色の光が複数見え、揺らめいている事に気付く。
岩倉 八尋:「あなた達も不老不死の霊薬を求めに来たのですか?」と四人に尋ねる。
比良坂 丈二:(おや、あの光は・・・?)
小鳥遊 探:「いや、僕達はただこっそり病院を抜け出したコイツを追いかけてきただけです」
朝生 夕夜:「その話を知ったのもついさっきですし」
榎原 千弦:「そうですね、成り行きで迷い込んだって感じです」
岩倉 八尋:「質問を変えましょう。もし本当にあったら欲しいと願いますか?」
小鳥遊 探:「僕は必要ないな。そういう胡散臭い物は関わりたくない・・・性分なんだ」
朝生 夕夜:叶弥のほうをみる
小鳥遊 探:「まあ、叶弥がほしがるのはわかるが・・・僕は遠慮願いたいな」
高槻 叶弥:俯いて聞いている
榎原 千弦:「魅力的なものではあるかもですが…代償か何かを考えちゃいますね」
朝生 夕夜:「不老不死ほどではなくても、叶弥が少しでも生きていられるものがあるなら、欲しいとは思います」
榎原 千弦:「昔話や神話にはそういうのがつきものだから。そういう仕事をしてるのでつい」
岩倉 八尋:「貴方自身は欲しいと思うかね?」
朝生 夕夜:「俺は・・・正直ほしいとは思っては無いです。死ぬのも怖いけど、死なないのも怖い」
比良坂 丈二:「死にかけたことも、死にたくないと思ったこともありますが。死ねない、となると僕は必要ないかなぁ」
岩倉 八尋:「そうですか・・・」と何かを考え込むような仕草を見せる
榎原 千弦:「だから…私は要らないです…ね。事情があれば変わるものだと思いますが」高槻君を見つつ
KP:欲しくないと言った方はマリヤに対して《心理学》をどうぞ
榎原 千弦:CCB<=75 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=75) → 99 → 致命的失敗

朝生 夕夜:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 15 → 失敗

榎原 千弦:はい
小鳥遊 探:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 81 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=5 《心理学》
Cthulhu : (1D100<=5) → 98 → 致命的失敗

比良坂 丈二:おう
朝生 夕夜:そういうこともあるよね★
榎原 千弦:同じ確率のはずなんだけどなーーーー
小鳥遊 探:あるある
KP:では岩倉の質問に動揺したのか渋いぶどう酒でむせてしまう
KP:ファンブルした人ね
比良坂 丈二:「ごほっごっは!?」
比良坂 丈二:「あ、喀血みたい」
榎原 千弦:「えっふ!」
小鳥遊 探:「二人とも、大丈夫か?」
岩倉 八尋:「おやおや、大丈夫ですか?」
榎原 千弦:「これ思った以上に喉に来ますね…」
岩倉 八尋:「いやはや、なるほどなるほど、そこまで言うのならば見せたいものがあります。・・・丁度良い時間にもなった事ですし」と言い、席を立つ
KP:館の戸口が叩かれ、女中が向かう。しばらくして戻ってきた女中がマリヤと岩倉に何か耳打ちをすると、マリヤはびくりと体を震わせ、小さく溜息をついて席から立ち上がる。
岩倉 八尋:「では、どうぞこちらへ」
KP:高槻も自ら岩倉の後についていく。
朝生 夕夜:「・・・?」マリヤのほうをみつつ ついていく
小鳥遊 探:ついてく
榎原 千弦:ついていきますね
比良坂 丈二:「ごっほげほ、はて・・・?」てくてく
KP:岩倉は自分の書斎に先頭を切って入ると、絨毯をめくって床にある跳ね扉を開く。
そこには地下へと続く階段があり、岩倉はマリヤと高槻を先導して薄暗い地下へと降りていく。
あなた達の背後で書斎のドアを再び開く音が聞こえ、女中と共に館内で見かけていない黒いフードを被った男女が書斎になだれ込んでくる。



KP:【BGM:黒衣聖母】
KP:地下への階段を降りる。岩倉が燭台に火を灯していくと、そこは寒く冷たい石壁で出来た礼拝堂のようだった。
天井に十字が彫られ、正面の祭壇には黒壇のように艶めく法衣を纏い、赤子を抱いた観音像が鎮座する。
《歴史》か《オカルト》を振ってください

小鳥遊 探:CCB<=28 《歴史》
Cthulhu : (1D100<=28) → 5 → 決定的成功/スペシャル

朝生 夕夜:「え・・・え?」
榎原 千弦:CCB<=88 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=88) → 62 → 成功

小鳥遊 探:「なんだ!?」
朝生 夕夜:CCB<=28 《歴史》
Cthulhu : (1D100<=28) → 37 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=30 《オカルト》
Cthulhu : (1D100<=30) → 9 → 成功

榎原 千弦:「え、ええと?」
KP:この観音像は俗にマリア観音と呼ばれ、諸説あるが隠れキリシタンが偽装のために用いたものであるという事が分かる。
比良坂 丈二:「は? え?」
高槻 叶弥:「なんだよここは・・・」
KP:燭台を点し終えた岩倉が振り返り、高槻に話しかける。
岩倉 八尋:「この集落には神の奇跡という物が存在するのです。それを今から貴方達に分け与えましょう。さすれば君の命も救われるはずです」
高槻 叶弥:「・・・本当に・・・本当に治るのか?」
岩倉 八尋:「私は明治時代の生まれでしてね。不治の病といわれていた結核を患っていた・・・だが私は奇跡の力で不治の病を治し、老いることも病むこともなく今日まで生き延びている」
朝生 夕夜:「明治・・・?」
小鳥遊 探:「老いることも病むこともなく・・・だと?」
比良坂 丈二:「まさか、変若水とは・・・?」
KP:岩倉が視線を向けたのを合図に幾人かがマリヤへと歩み寄る。彼らに誘導されマリヤは祭壇前に置かれた石のベッドへとゆっくり体を横たえた。


マリヤ:「・・・」
榎原 千弦:「本当に不死の…え?」
KP:少女を大の大人が取り囲み黙礼すると、その細い手足を押さえつける。
比良坂 丈二:「おい、何をする!」
朝生 夕夜:「おいおいおい、まさか・・・」
小鳥遊 探:「何をする気だ」
比良坂 丈二:「彼女を放せ!」
KP:止めようとした比良坂さんは黒い外套の者達、数人がかりで押さえつけられる
KP:「落ち着きなさい。これは必要なこのなのだ。君達も私達とともに“ぱらいぞ”へ行こうじゃないか」と言う
小鳥遊 探:「丈二さん!」
朝生 夕夜:「先生!おい、離せよ!」食ってかかる
比良坂 丈二:「ぐ、なんだお前ら! ぱらいそ? 隠れキリシタンか!!」
KP:同じように取り押さえられる
榎原 千弦:「ちょっと!やめてよ!」
朝生 夕夜:「ぐお・・・ クソ、離せよ!」
KP:他の二人も暴れないように肩を掴まれる
KP:マリヤの表情はどこか諦観しているようにも見えた。
榎原 千弦:「マリヤちゃん…!もしかして知ってて…」
KP:岩倉もマリヤへと歩み寄ると一礼し、マリヤの着物の胸元を押し開く。
小鳥遊 探:「くそ、なんなんだ一体!」
KP:そして懐から抜かれた短刀を振り上げられ、燭台の火に照らされた闇の中に白く閃く。


マリヤ:「あっ・・・ぐぅっ……ああぁっ・・・!!」
KP:絶叫と共に飛び散る鮮血が辺りを赤く染め、岩倉はそれに構わず刃で強引にこじ開けるように胸元を割り開いてゆく。
KP:彼の手が動く度に苦悶の悲鳴が地下に響くが、それは徐々に力を失ってゆき、やがて聞こえなくなった。
朝生 夕夜:「おい・・・!」
小鳥遊 探:「マリヤ・・・!」
KP:岩倉は動かなくなった少女の体内から両手で捧げるように、血に濡れた心臓を取り出す。
比良坂 丈二:「馬鹿・・・な!!」
KP:掲げられた肉塊は生々しく脈打ち、止めどなく流れ続ける鮮血はその下で待ち構える銀の杯に注がれる。
KP:この異常は儀式を目撃したあなた達はSANチェックです0/1D6
榎原 千弦:「もう…やめてよ…」
小鳥遊 探:1d100<=48 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=48) → 11 → 成功

榎原 千弦:1d100<=59 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=59) → 23 → 成功

小鳥遊 探:なーんだ、マジックショーか。
朝生 夕夜:1D100<=48 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=48) → 93 → 失敗

比良坂 丈二:1D100<=79 san
Cthulhu : (1D100<=79) → 35 → 成功

榎原 千弦:儀式かーなるほどですねー
朝生 夕夜:1d6 SAN値減少
Cthulhu : (1D6) → 3

比良坂 丈二:よく見るわーよくやるわー知ってる知ってるー
KP:目の前で繰り広げられた惨劇に高槻は愕然として言葉を失っている。茫然自失といった状態だ。
朝生 夕夜:「お、おい なんで殺すんだよ!」
KP:やがて杯が赤い液体で満たされると、横から差し出されたまるで宝石箱か或いは豪奢な棺のようにも見える、蒔絵の施された漆塗りの箱へ岩倉は手にした心臓を恭しく収めた。
そして高槻の方に向き直ると杯を差し出した。

高槻 叶弥:「お、お前ら・・・何をする気だよ!!や、やめろ!来るなぁ!」と躊躇うように後ずさる
岩倉 八尋:「貴方は生きたくないのですか?」と怪しげに嗤う
小鳥遊 探:「叶弥!!」
高槻 叶弥:「そ、それは・・・でも・・・」
KP:その刹那、杯を持った岩倉の手が強引に高槻の口元へ延び、赤い液体を容赦なく注いだ。
高槻 叶弥:「うっ!うぐぁっ、あ、がぁあっ!」とえずくような声を上げ苦しみ出し、床を転げまわる。
朝生 夕夜:「叶弥ぁ!」
岩倉 八尋:「うんうん。でも苦しいのは最初だけですから。薬とは苦いものです。さて・・・」とあなた達の方を見る。
KP:ゆっくりと歩み寄り
岩倉 八尋:「これは必要なことなのです。最初は辛いかもしれませんが、貴方達はきっと私に感謝する日が来ますよ」
比良坂 丈二:「稀人は、みんなこうしてきたのか!?」
小鳥遊 探:「クソッ!この野郎・・・!!」
KP:と言うとあなた達の口に強引に赤い液体を注ぎ込む。
朝生 夕夜:「そんなことあるわけないだろう! おい・・・はなせ・・!」
KP:POT12の抵抗表ロールを行なう
異物の効果は即座に現れ、抵抗表ロールの成否により1D3/1D6のSANチェックです。また成否にかかわらず《クトゥルフ神話》技能が2%上昇する

比良坂 丈二:「ぐ・・・む・・・ごぼ」
榎原 千弦:「そんなもの…んむ…グ…」
小鳥遊 探:「ごぼっ・・・ぐ・・・おえ・・・」
朝生 夕夜:CCB<=35 CON9での対抗
Cthulhu : (1D100<=35) → 65 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=25 《抵抗》
Cthulhu : (1D100<=25) → 42 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=50 抵抗表ロール
Cthulhu : (1D100<=50) → 34 → 成功

榎原 千弦:CCB<=50 POT12抵抗表ロール CON12
Cthulhu : (1D100<=50) → 28 → 成功

小鳥遊 探:1d3
Cthulhu : (1D3) → 2

朝生 夕夜:1d6 SAN値減少
Cthulhu : (1D6) → 3

比良坂 丈二:1d6
Cthulhu : (1D6) → 5

榎原 千弦:1d3
Cthulhu : (1D3) → 3

KP:では比良坂さんは《アイデア》をどうぞ
比良坂 丈二:CCB<=80 《アイデア》
Cthulhu : (1D100<=80) → 12 → スペシャル

KP:では一時的狂気です、1D10を振ってください
比良坂 丈二:1d10
Cthulhu : (1D10) → 4

KP:早口でぶつぶつ言う意味不明の会話あるいは多弁症
比良坂 丈二:多弁症で!
朝生 夕夜:「グ・・・グゥゥゥ・・ウウウゥゥゥゥ・・・・!」
比良坂 丈二:「ぐお、が、ぐ・・・! 黒い聖母・・・マリア観音、が・・・?」
榎原 千弦:「え”っほ、、、ごほっ、、、う、うぅ・・・」
KP:あなた達は体調変化を自覚し、体が脱力し意識が遠のいていくのがわかる。
小鳥遊 探:「うぇ・・・おぇえええええ・・・」出ないけど吐く
KP:視界の端で高槻の溺れるように喘ぐ苦悶の声と、肉が引き裂かれるような湿った音が聞こえる
岩倉 八尋:「おぉ・・・ハレルヤ。なんと喜ばしい事か。貴方は『でうす』に選ばれた。天の扉は開かれる」
KP:里の人々に静かなどよめきが起こり、皆一様に跪き祈りを捧げる。
KP:意識が途切れる直前、あなた達を見下ろす岩倉の顔が今までの彼とはまるで異なる見下すような侮蔑と喜悦の混ざった醜い嘲笑を湛えているのを見届ける。
KP: 
KP: 
KP: 
KP: 
比良坂 丈二:悦べ少年。君の願いは漸く叶う(ジョウジだけに)
榎原 千弦:教会で愉悦している…なるほどな
KP:【BGM:ストップ】
朝生 夕夜:きょうは聖杯戦争かぁ!
KP:意識を失ったあなた達は曖昧な思考の中、不思議な夢を見る。
KP:しんしんと降りしきる雪の中、無音の森が目の前に広がっている。
何かを探すように辺りを見回しているが、視界は妙に狭く、ぼんやりと左目しか見えていないのだと気付く。
森の静けさを破るように、さくりさくりと重たい足で雪を踏んでいく。
服と呼べない薄汚れた布を纏い、凍える指先を温めようと、はぁ、と吐息を手に吹きかける。
寒さに皮が裂けてあかぎれた指先は細くしなやかな少女のものだ。
ふと水の流れる音が聞こえ、歩みを進めると川辺へ出る。
並び立つ木の隙間から、閉じられた目のような弧を描く月が夜空から少女を見下ろしていた。




KP:【BGM:天牢雪獄】
KP:あなた達が目覚めると、そこは冷たい石に囲まれた牢の中だった。
小鳥遊 探:「・・・う・・・ここは・・・?」
朝生 夕夜:「うう・・・」
KP:しかし意識は朦朧としていて、体も上手く動かすことができない。
榎原 千弦:「ここ・・・どこ・・・?」
比良坂 丈二:「なにここなにここ!?牢屋じゃん!?牢獄とか聞いてないんだけどっていうかあいつらどこ行きやがったここどこ!?」
KP:浅い眠りと覚醒を何度も繰り返し、どれほど時間が経過したかもわからなくなった頃、ようやくあなた達ははっきりとした意識と身体の自由を取り戻す。
比良坂 丈二:とおもったら多弁症治ってた
比良坂 丈二:「く・・・牢屋、か・・・?」
榎原 千弦:「あの後・・・捕まったのね…」
小鳥遊 探:「どうなってるんだほんと・・・」体の自由を確かめる
朝生 夕夜:「あれを飲んで・・・俺たちはどうなったんだ・・・?」
比良坂 丈二:「あれは・・・本当にあったこと、だよね」
KP:牢の壁は堅固で力でどうにかできるものではない。通路には小さな蝋燭が掲げられていて、辛うじで牢内の様子が分かる。
KP:目の前にある太い鉄格子は一部が何かで叩き潰したようにひしゃげているが、これを行なった怪力の持ち主でさえ力づくでこの牢を出れはしなかっただろうという事が一目で分かる。
KP:その鉄格子のひしゃげている部分に黒いタールのようなものがこびりついているのを見つける。
朝生 夕夜:「ここ出ること出来ないか・・・?」
榎原 千弦:「出れな・・・さそうね」
KP:《博物学》か《生物学》で触れます
榎原 千弦:「この黒いの何かしら」
比良坂 丈二:「だが、なにか方法を探さねば・・・」
小鳥遊 探:CCB<=85 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=85) → 83 → 成功

小鳥遊 探:あまり触りたくないが触ろう
朝生 夕夜:CCB<=17 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=17) → 72 → 失敗

比良坂 丈二:CCB<=26 《博物学》
Cthulhu : (1D100<=26) → 36 → 失敗

榎原 千弦:さわりたくなーい
KP:これは何らかの生物の体組織であることが分かる。しかしゼリー状の組織は知っているどの生物のものとも異なっている。
KP:続けて《クトゥルフ神話》技能を振ってみてください
小鳥遊 探:「これは・・・何かの生物の一部か・・・?」
小鳥遊 探:CCB<=22 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=22) → 65 → 失敗

朝生 夕夜:CCB<=22 《クトゥルフ神話技能》
Cthulhu : (1D100<=22) → 21 → 成功

榎原 千弦:CCB<=22 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=22) → 15 → 成功

朝生 夕夜:お、わかっちゃったぞ
比良坂 丈二:CCB<=22 《クトゥルフ神話》
Cthulhu : (1D100<=22) → 97 → 致命的失敗

榎原 千弦:出すぎでは?
比良坂 丈二:わっかんないなー
榎原 千弦:サングラスかけてるから~
比良坂 丈二:くろいのどこー?みえなーい
比良坂 丈二:みねなーい
小鳥遊 探:ココココ
KP:これは豊穣を司る宇宙の中心で渦巻く強大な神格に連なる存在のものだということが分かる。
朝生 夕夜:はて・・・
榎原 千弦:ふむ・・・
朝生 夕夜:「・・・??? なんだこれ。こんなものが・・・? 」
朝生 夕夜:「なんか・・・よくわかんないけどヤバいもの…な気がする」
KP:さて、あなた達は少なくとも丸一日よりも長い間、石の床に転がり飲まず食わずだった。
榎原 千弦:「ええ・・・なんでこんなものがここに・・・?」
KP:にも関わらず、だ。飢えも渇きも覚えていないし寒さを感じていない。
小鳥遊 探:「気持ち悪いな。本当に・・・クチの中もまだ味が残ってる感じがして嫌だな・・・うがいがしたい」
KP:また起き上がった直後は違和感こそあったものの、体が痛むこともない。また手のひらに焼けて炭のようになった痕ができている。
朝生 夕夜:「ん・・・なんだこの痕・・・」
比良坂 丈二:「あいつにもあったよね。聖痕だとでもいうのかね、これ」
朝生 夕夜:「岩倉・・・のやつの手に合ったものと一緒っぽく見えるっすね」
榎原 千弦:「岩倉さんの手にあったものと同じね…」
比良坂 丈二:手をひらひらさせながら。
KP:《医学》か《応急手当》を振ってください
小鳥遊 探:「うえ・・・本当に僕達飲まされたんだな」
朝生 夕夜:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 36 → 失敗

小鳥遊 探:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 97 → 致命的失敗

榎原 千弦:CCB<=70 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=70) → 11 → スペシャル

比良坂 丈二:CCB<=30 《応急手当》
Cthulhu : (1D100<=30) → 43 → 失敗

榎原 千弦:振り子ダイス
朝生 夕夜:やっぱり何かがあるに違いない・・・!
KP:四人の体調は極めて健康的で活力にあふれている事がわかる。しかし手のひらの痕については分からない
小鳥遊 探:この卓呪われてるよーー
榎原 千弦:「何か隠してるような感じはしたんだけどこんな答え合わせが来るとは思わなかったわ…」
KP:さて全員5D6を振ってみてください
榎原 千弦:5D6
Cthulhu : (5D6) → 20[5,3,6,1,5] → 20

朝生 夕夜:5d6 なにか
Cthulhu : (5D6) → 24[4,2,6,6,6] → 24

比良坂 丈二:四人のダイスは極めて異常で活力にあふれていることが分かる。
比良坂 丈二:5d6
Cthulhu : (5D6) → 19[5,4,4,1,5] → 19

小鳥遊 探:5d6
Cthulhu : (5D6) → 13[4,6,1,1,1] → 13

KP:ではその値だけCONが上昇します。
朝生 夕夜:「なんか・・・体の調子がいいような・・・あの血を飲んだ影響なのかな」
朝生 夕夜:「でも普通じゃないよなこれ・・・気持ち悪いくらいだ」
比良坂 丈二:「・・・異常だな。破裂しそうだ。・・・高槻君のことも気になる」
榎原 千弦:「身体は健康そのもの…前より活力があふれるぐらい…しばらく飲まず食わずのはずなのに」
朝生 夕夜:「あ!そういえば叶弥は・・・!」
KP:あなた達が途方に暮れていると、通路の奥から何者かの足音が聞こえてくる。
KP:高槻は同じところには見当たらない
小鳥遊 探:「誰か来るな」
榎原 千弦:「何かしら。看守とか?」
比良坂 丈二:「あの老害じゃないか?」
榎原 千弦:「寝たふりでもしとく?」
朝生 夕夜:「そうっすね・・・とりあえず様子を見てみるっす」
小鳥遊 探:「うーん・・それもありだが、どうしようか?」
比良坂 丈二:「情報が欲しいからな。話を聞こうじゃないか」
比良坂 丈二:「もう捕まってるんだから、口も軽かろうさ」


KP:古めかしいランタンを手に姿を見せたのはマリヤだった。矢絣模様の和服に赤いリボンで髪をまとめ、編上げのブーツを履いている。
まるで大正時代の女学生といった風である。

榎原 千弦:「それもそうか。…おや」
KP:心臓を抜き出されたはずのマリヤが生きている様子を目の当たりにしたあなた達はSANチェックです1/1D6
榎原 千弦:1d100<=56 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=56) → 31 → 成功

比良坂 丈二:1D100<=74 san
Cthulhu : (1D100<=74) → 61 → 成功

朝生 夕夜:1D100<=42 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=42) → 22 → 成功

小鳥遊 探:1d100<=46 SAN値チェック
Cthulhu : (1D100<=46) → 8 → 成功

小鳥遊 探:[]
朝生 夕夜:「マリヤ!? おまえ・・・生きてるのか・・・?」
小鳥遊 探:「マリヤ・・・か?」
比良坂 丈二:「生きて・・・いたのか。本当に不死、なのかい?」
マリヤ:「えぇ、生きてるわ」
マリヤ:「私は老いることも死ぬこともできない、不老不死なの」
朝生 夕夜:「本当に・・・不老不死が・・・」
比良坂 丈二:「八百比丘尼みたいだね、どうも」
榎原 千弦:「不老不死…本当に…ねえ」
榎原 千弦:「人魚の肉を食べたってあれか」
マリヤ:「私が不老不死なのかは私にもわからない・・・ただ、私の血を飲んだ人間は不老長寿になる」
比良坂 丈二:「不老長寿・・・不死ではないんだね?」
小鳥遊 探:「なんで・・・君はそうやって普通にしていられるんだ」
マリヤ:「えぇ、殺されたりすれば死ぬわね」
マリヤ:「・・・慣れてるから」
榎原 千弦:「一体いつからこんなことを…?」
小鳥遊 探:「いくら不老不死でも血を取るためだけに殺されるなんて、おかしいとは思わないのか?」
小鳥遊 探:「そもそも君は協力したくてしてるのか?」
マリヤ:「だって・・・逆らったら何されるかわからないし・・・」
マリヤ:「不老不死ってね、たとえば炎で焼かれればずっと苦しみ続けるの。皮膚や肉が焼かれ、焦げ付いて息絶えてもすぐに蘇生し、そしてまた焼かれる」
マリヤ:「ちゃんと死ねないってすごく恐ろしいことなのよ」
朝生 夕夜:「・・・」
榎原 千弦:「それでずっと、あんなやつの言いなりに…あの儀式を」
マリヤ:「あなた達はまだ不老長寿とは呼べないものなの。身体に異変が起きてるでしょう?それは僅かな期間で元に戻るわ」
比良坂 丈二:「仮初のドーピングか」
朝生 夕夜:「一応は戻るのか・・・それはよかった、かな」
榎原 千弦:「このまま飲まなければじきに元に戻る、ってことか」
榎原 千弦:「ああ、だから捕まえて定期的に飲ませるつもりなのかな」
小鳥遊 探:「・・・君はどうするつもりなんだ?」
マリヤ:「それは・・・」
マリヤ:「・・・質問に答えてくれますか?」
マリヤ:「実際に不老長寿を得た感想はどうですか?やっぱり、あなた達も不老長寿を求め続けるの?ずっと・・・生きていたい?」
小鳥遊 探:「なんだ?」
朝生 夕夜:「・・・なんだ?」
榎原 千弦:「なんというか…怖い、かな」
朝生 夕夜:「・・・最初から欲しいと思ってなかったからな・・・確かに体の調子はいいけれど、普通じゃないしな」
榎原 千弦:「実際なった感想としては」
小鳥遊 探:「そんなものはゴメンだ。長すぎる生とか退屈じゃないのか?僕はおじいちゃんのように老いて死ぬ」
比良坂 丈二:「つまり停滞ってことだろ? 学者としてはごめんだね」
榎原 千弦:先生はまだ生きてる
朝生 夕夜:「人間は人間らしく年取ってかなきゃな」
小鳥遊 探:「まあ、おじいちゃんはまだ生きてるし、僕も死にたいわけじゃないけどな」
マリヤ:「なら・・・私をここから連れて行って!」
マリヤ:「この白に閉ざされた世界に縛られ続けて、ただ血を啜られるだけの家畜のような毎日を送るのはもう嫌なの」
小鳥遊 探:「連れて行くのはいいが・・・逃げ場所なんてあるのか?」
マリヤ:「私は今までただそこにあるだけの存在だった。頬に当たるひとひらの雪が、白い花びらであればと願うだけの存在」
マリヤ:「でも今は違う。冷たい雪を割って、暖かな光をこの身に受けてみたい。春の訪れを待つのではなく、自分の足で見に行きたい。お願い、私に力を貸して。この世界から連れ出して」
KP:そう言い牢の鍵を開けてくれる
マリヤ:「今回の儀式は何かがおかしかった、私の胸に心臓がないままだから」
朝生 夕夜:「心臓が・・・ない?」
小鳥遊 探:「そうなのか・・・?」
榎原 千弦:「血を取るのにわざわざ心臓を…と思ったけど普段と違ったのか」
マリヤ:「えぇ、だから何かあると思うの」
比良坂 丈二:「あいつらは何がしたいんだ・・・?」
榎原 千弦:「最後に見たままだとすれば心臓はあの箱の中、かぁ」
マリヤ:「あの箱・・・?」
朝生 夕夜:「心臓がないままで 平気なのか?ってきくのも変だけどさ」
榎原 千弦:「そっか…あのあと蒔絵のついた豪華な箱に入れてたのをみたんだ」
マリヤ:「よくわからないわ、私もこんな事初めてだから」
比良坂 丈二:どっ
小鳥遊 探:「ほんと、不思議な体だな・・・生まれてからずっとそうなのか?」
榎原 千弦:大体の人は初めて
朝生 夕夜:感想を言う暇もないな
榎原 千弦:大体最初で最期だ
比良坂 丈二:不老不死ギャグ
マリヤ:「そうねずっと死ぬことが出来ない身体なの」
朝生 夕夜:「ううん・・・可能なら心臓も取り戻した方がいい気がするけども・・・」
小鳥遊 探:「今まであったものがなくなってたら流石に体に異常がでるんじゃないか?」
榎原 千弦:「心臓無いまま外に出るのは危なそうだよね」
朝生 夕夜:「ああ・・・この世界にいる間だけ、って可能性もあるかもしれないのか」
榎原 千弦:「健康診断で脈が図れないぐらいならいいけどね…」
比良坂 丈二:「成程な」
比良坂 丈二:「そういえば、稀人はみんな同じ末路を辿っていたのかな?」
マリヤ:「・・・そうね受け入れなかった人たちは牢で死んでいったわ。受け入れた人は血を啜って生きているわ」
朝生 夕夜:「じゃあこの里にその人たちもまだいるんだな・・・」
榎原 千弦:「なんだか吸血鬼みたいだ」
小鳥遊 探:「そういえば、見当たらないのだが叶弥・・・ここにいないもう一人の奴は?」
朝生 夕夜:「あと、叶弥・・・あ、名前知らないか。不老不死のこと聞いてた金髪のヤツなんだけど」
マリヤ:「ごめんなさい、私もさっき目覚めたばかりなの。でもこの館の中にはいなかったわ。」
マリヤ:「おそらく三日くらい経過してるはず。いつも身体が再生するのがそれくらいだから」
朝生 夕夜:「そんなに・・・」
小鳥遊 探:「そんなに寝てたのか僕達は」
朝生 夕夜:「叶弥だけ別扱いか。 最後に聞いた音が関係してるのか・・・?」
朝生 夕夜:「とりあえず、ここを出たとして、行く先のあては今のところあるか?」
マリヤ:「それは・・・ないわね」
マリヤ:「ただ岩倉が私の心臓で何かするだろうから、岩倉の部屋に何かあるかも知れないわね」
榎原 千弦:「部屋…そうだ、館の人たちはみんなこの事を知ってるのかい?」
マリヤ:「館の人間は今出払っているわ、何かするつもりなのかも」
比良坂 丈二:「この世界から出る方法については・・・あてがあるのかい? 閉ざされたイメージがあるがそうでもないのかな?」
マリヤ:「わからない・・・けど出て行ったとされる稀人が居るから何かあると思うの」
比良坂 丈二:「我々も、目的は一致しているな」
榎原 千弦:「場合によってはあの鹿の居る森の中を探したりしなきゃならないね…」
マリヤ:「鹿って・・・あの黒いのですか?」
朝生 夕夜:「マリヤも見たことあるのか」
比良坂 丈二:「知っているのか!? あの尋常じゃない鹿を」
榎原 千弦:「そうそう、あの黒いの…この世界に来た時に見かけたんだ」
マリヤ:「えぇ、何度か見た事があるけど。何なのかまではわからないわ」
小鳥遊 探:「あの怪しい生き物な・・・」
比良坂 丈二:「あれは邪悪な何かだった・・・」
榎原 千弦:「…そういや、初めて出会ったときに描いてたあの図形って、今は聞いても良い…かな?」
マリヤ:「あ、あれは・・・」とちょっと恥ずかしそうにしながら
マリヤ:「も、文字の練習を・・・」
朝生 夕夜:「文字?」
小鳥遊 探:「かけないのか?」
マリヤ:「私・・・字がかけないし、読めないの」
榎原 千弦:「もしかして、生まれた時からこの世界に居たから…?」
マリヤ:コクリと頷く
朝生 夕夜:(・・・本当に扱いが奴隷みたいだな)
榎原 千弦:「地図には学校とか無かったしね」
比良坂 丈二:「なんか腹立ってきたな。本当に家畜だったわけだ」
小鳥遊 探:「胸糞悪いな・・」
マリヤ:「そんなに怒ってくれるなんて、ありがとう。もっと早くあなた達を信用して打ち明けていればこんなことには」
榎原 千弦:「…よし、絶対この世界を一緒に出ようね!」
朝生 夕夜:「そりゃぁそんな目にあってればな・・・」
朝生 夕夜:「あ、ところでこの火傷みたいなあとって何かわかるか?」手を見せながら
マリヤ:「それは血を飲んだ人間の手のひらや脇腹に現れるものなの。人はそれを『聖痕』と呼んでるわ」
比良坂 丈二:「あー聖釘とか聖槍とか?」
マリヤ:「聖痕は血を飲み続けて長い時を生きると少しずつ身体に広がっていき、やがて全身を焦がすように黒く染め上げる」
朝生 夕夜:「全身に至るのか・・・もはや人じゃないなそりゃ・・・」
榎原 千弦:「その後は…どうなっちゃうの?」
マリヤ:「それは、よくわからないわ」
朝生 夕夜:「とにかく、そんな目には会いたくはないな・・・」
比良坂 丈二:では、心臓と高槻君の場所を突き止めて、外に逃げる方針かね
朝生 夕夜:そうっすね。簡単にはいかなそうだけども・・・
小鳥遊 探:「とりあえず、ここから出ようか・・・見つかるとまずいし外に一旦逃げた方がいい気がする」
榎原 千弦:とりあえずの方針はそこですね
榎原 千弦:「館から人が出払っていると聞いたけど、いつまでかは分からないし早い方がいいね」
榎原 千弦:「そうそう、ここって屋敷の中…だよね?」
マリヤ:「ここは礼拝堂の横ね、屋敷の中よ」
朝生 夕夜:「なら善は急げだな。戻ってくる前に探してしまおう」
マリヤ:「えぇ、そうしましょ」
榎原 千弦:「なるほど。遠くに運ばれてなくって良かった」
榎原 千弦:「さーて、脱獄だ!」
榎原 千弦:「この土地からもね!」
KP:では皆さんはマリヤに続いて牢を出たところで今日は中断となります。
KP:【BGM:晩翠】



後編
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