クトゥルフ神話TRPG「手を伸ばすには遠すぎて」前編





笹島 遥:じゃじゃーん!
有栖川 紗月:ばばーん
笹島 遥:あ、先輩! ちーっす!
久瀬 圭司:てすと
KP
笹島 遥:あらやだ、しっとり
笹島 遥:テニス!
KP:はい、皆さん準備はよろしいですかね
笹島 遥:は~い!
有栖川 紗月:はーい!
有栖川 紗月:ざっつらい
笹島 遥:イエー!
KP:はい、では皆様本日はお集まりいただきありがとうございます。
KP:クトゥルフ神話TRPG「手を伸ばすには遠すぎて」、本日より開始でございます。
KP:まずは皆様、自己紹介でもお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。


笹島 遥:ではウチから!
笹島 遥:まかせとけー!
KP:元気系だ!
笹島 遥:「ウチは笹島遥! 今年入った新入生です!」
笹島 遥:「なにやら『君元気で美人だね! 演劇部に入らない?』 という甘い勧誘に誘われ…」
笹島 遥:「演劇部の期待のホープとして入部しました!」
KP:誰だこんな勧誘の仕方したやつ
久瀬 圭司:私ではない
笹島 遥:久瀬てんてーだよ!
笹島 遥:(嘘)
笹島 遥:「得意技能は当然演劇!」
久瀬 圭司:ま き こ む な
笹島 遥:「あとはすばしっこいから回避も得意、後カンはいいほうだから目星と聞き耳も!」
笹島 遥:「あと相談に乗るも得意だよー! 精神分析は任せてねっ!」
KP:演劇技能は65ですか。1年生としてはかなり高いのではないでしょうか。
KP:期待のホープというのも納得ですね。
笹島 遥:ノリノリでやるのは好きだからね!
KP:あ、すみません技能値は70でした。
KP:全体的にはスタンダードな探索者といった感じですね。
KP:安心感があります。
笹島 遥:アホアホ言われるけど、そこは割としっかりだよ!
笹島 遥:(出目次第だけど)
KP:まあ、EDUが、ね・・・。
笹島 遥:INTはそこそこだぞー!
笹島 遥:座学は… うん…
KP:仕方ないね。
KP:はい、遥さん、ありがとうございました。
KP:ではお次は・・・


有栖川 紗月:「そんじゃあ、次は私だね」
有栖川 紗月:「有栖川 紗月(ありすがわ さつき)。高校二年生だよ」
有栖川 紗月:「演劇部で・・・まあ、一応役者の方をやらせて貰ってるわ」
有栖川 紗月:「実家は書道とかでちょっと有名な旧家でね」
有栖川 紗月:「お前も芸事をやれ、なんて言われてやってるけど・・・まあ、嫌いじゃないわ」
KP:落ち着いた先輩感あって良いですねえ・・・遥さんとはいいコンビになるのではないでしょうか。
笹島 遥:せんぱーい! ジュース買って下さーい!!
有栖川 紗月:「これで二人分お願いね」
有栖川 紗月:「特技は、そうね。母が看護系の経験があって、応急手当くらいなら少しは」
有栖川 紗月:「あとは目星と・・・信用?」
有栖川 紗月:「うん、まあ、この辺りでは旧家だからね」
有栖川 紗月:「乗馬もちょっとだけ」
KP:乗馬ですか・・・お嬢様ですねえ
有栖川 紗月:「あと、実家が実家だから、オカルト方面もちょっと詳しいわ。うん、実家のせい。私の個人的興味じゃない。うん」
笹島 遥:すごいんだよー先輩んち!
KP:ほんとぉ?
有栖川 紗月:「わ、私の興味じゃないんだけらね!」
笹島 遥:めっちゃでかい! お馬さんも10頭ぐらいいる!
笹島 遥:なにっ! 表情差分だと~!? 描かねば
有栖川 紗月:「演劇は・・・まあ、まだ遥には負けないかな!」
KP:技能85・・・流石の風格ですね。
笹島 遥:先輩の演技…スゴイしっとりしてて… きれいなんだよねぇ
KP:90だった
有栖川 紗月:「まあ、宜しくね。うん、適度にさ。宜しく」
KP:はい、ありがとうございます。女子二人、華やかで良いですねえ
KP:さて、では3人目の方、準備できていましたら、どうぞ


久瀬 圭司:黒一点になってしまったな
笹島 遥:てんてー!
有栖川 紗月:白では!?
有栖川 紗月:へー黒ともいうんだ
久瀬 圭司:こんなところで勉強するとは思わなかったよ
笹島 遥:緑一点もあるらしいね!
笹島 遥:(教科書をものすごい勢いでめくりつつ)
有栖川 紗月:先生の授業は為になります
KP:なるほどなあ
KP:…とと。紹介に戻りましょう。
久瀬 圭司:では
久瀬 圭司:「名前は久瀬圭司、元役者で今は学生向けの演技指導をやってる」
久瀬 圭司:「まあ、便宜上先生と呼ばれることが多いがな」
笹島 遥:てんてー!
KP:なるほど、所謂コーチとか、そういう立場なんですねえ
有栖川 紗月:演劇に力を入れている学校なんですね
笹島 遥:そうだったんだー
有栖川 紗月:久瀬P
笹島 遥:くぜぴー!
久瀬 圭司:「歳は29、25までは役者をやっていたが、けがで色々あってな。今は指導や脚本がメインだ。」
KP:雨月学園は部活動に力を入れている学園のようですね。
笹島 遥:全寮制で結構厳しいしねー
有栖川 紗月:ミッション系だしね
久瀬 圭司:「この学校に呼ばれたのは役者時代のつてでな。社宅に間借りさせてもらってるよ」
KP:辺鄙なところにあるので、通いの先生もいますが少数派ですね。
久瀬 圭司:技能は演劇、あとは最近は脚本のためにオカルトや歴史の勉強をしてるな。
久瀬 圭司:後は役者時代に鍛えたから跳躍や忍び歩きなどか
久瀬 圭司:アクションで格闘技の心得も少し、本当に最低限だが。
久瀬 圭司:こんなところか
笹島 遥:アクション系演技もっと教えてほしいな!
笹島 遥:キル・ビルしたい!
KP:はい、ありがとうございます。生徒たちを導く良き指導者として頑張って下さい。
有栖川 紗月:頼れる人です。この人に教えてもらうようになってから演劇が楽しくなりました
久瀬 圭司:演劇とアクション映画は違うぞー
笹島 遥:仮面ライダーの変身はマスターしてるよ!
有栖川 紗月:子供用の演劇の時に取り入れましょうか・・・
KP:以上3名の皆さんが、今回の事件に巻き込まれる探索者となるわけですね。
笹島 遥:巻き込まれ体質は探索者故いたしかたないね!
KP:ちなみに皆さんには、共通の知り合いとして、有宮 茜というNPCの友人/後輩/生徒がいます。
笹島 遥:同期入部だよ!
有宮 茜:「有宮 茜です。はるかちゃんと同学年、になるのかな。演劇部所属です!」
KP:仲良くしてあげてね。
笹島 遥:もち!
有栖川 紗月:「遥の暴走をもう少し抑えてくれればいいんだけどね」
久瀬 圭司:どちらかというと暴走に乗るタイプだからな、こいつら
久瀬 圭司:ちなみに演劇部は人数何人くらいだ?
笹島 遥:「えー したことないですよー?」 目をそらしつつ
有栖川 紗月:ま、色んなキャラクター性があってこその演劇ですしね
笹島 遥:確か20人ぐらいでしたっけー?
KP:うーん、そうですね。普通の舞台劇をやるのに十分な人数を想定していたので、20人くらいですね。
KP:当たり前ですが、裏方のほうが若干多い印象ですね。
久瀬 圭司:了解した
KP:ちなみに、茜は役者側です。
有栖川 紗月:裏方さんにはいつもお世話になってます
笹島 遥:ウチはどっちもやってるよー!
笹島 遥:アクションは裏方での鍛え方も重要!
KP:アクションやる気満々じゃないですか
笹島 遥:18になったら大型二輪とりたいねー
笹島 遥:イエーイ! アクションサイコー!
久瀬 圭司:舞台で乗り回すなよ…
有栖川 紗月:もう、怪我だけは気を付けてよ?
笹島 遥:柔軟はしっかりやってるからダイジョブっス!
KP:さて、元気が有り余っているようですし、
KP:シナリオ開始・・・の前に、トレーラーを流しましょう。
笹島 遥:トレーラー… なるほどぼくはしにましぇんですね


KP:山間に位置する全寮制高校 雨月学園。
KP: 
KP:来月に迫る学園祭に向け、熱気高まる学園で、
KP:演劇部の舞台で主演を務めるはずだった女生徒が消えた。
KP: 
KP:少女はどうして消えたのか
KP:行方を探す探索者達に突きつけられたのは、箱庭の裏側に潜んでいた真実だった。
KP: 
KP:CoCシナリオ「手を伸ばすには遠すぎて」
KP: 


有栖川 紗月:あ、有宮ーー!!
笹島 遥:アカーン!!
KP:まだわかんないでしょ!!
有栖川 紗月:いい奴だったよ
笹島 遥:ウチの素晴らしい好敵手だったのに…
笹島 遥:おのれあんこ!!!
久瀬 圭司:殺してやるな、まだ生きてる(たぶんきっとおそらく)
有栖川 紗月:手を伸ばすには遠すぎるんだよなぁ・・・
笹島 遥:タイトル回収速いって!
KP:まあ、そんなこんなで、自己紹介と前提条件の説明は終わりです。
久瀬 圭司:手を伸ばせないのが早すぎる
笹島 遥:はーい
KP:さて、それでは皆さん戻られたようですし、「手を伸ばすには遠すぎて」本編を始めていきましょう。
KP:オープニングは演劇部の練習風景から始まります。
KP:全員登場ですので、適当なタイミングで入ってきてくださいな。
笹島 遥:よろしくお願いします!
KP:はい、ではよろしくお願いします。


KP
KP:___多くの人々が見守る壇上、
KP:小柄ながら、眼に強い意志を宿した少女が、目の前に立つ男に、力強く問いかける。
有宮 茜:「我が身、我が心を望むのであれば、今から述べる3つの謎、その全てに答えなければなりません」
有宮 茜:「もしひとつでも間違えたならば、貴方の首は明日の月の出とともに広場に晒されることとなるでしょう」
KP:もうひとり、男物の衣装を着た影が、それに答えます。
KP:「ええ、承知のうえです」
有宮 茜:「___」
有宮 茜:「___では、問いましょう。勇猛にして無謀なる求婚者よ!」
有栖川 紗月:謎掛け姫のトゥーランドットかな
有宮 茜:「1つ目の問いです___毎夜生まれ出ては、明けの朝日とともに消え去るもの、その名は何か?」
KP:男は恭しく傅くと、少女の目を見据え、ハッキリとした声で答えた。
KP:「___お答えしましょう。美しき皇女殿下。それは___」
KP: 
KP:暗転
KP:BGM:Graceful Day
KP:3週間後に控えた文化祭に向け、熱気溢れる雨月学園。
KP:その体育館の舞台上では、皆さんを含めた演劇部員たちが、通し稽古に励んでいます。
KP:舞台袖では、演出担当や小道具、照明、音響などの担当の部員たちも、真剣な表情でタイミングの確認をしています。
KP:皆、本番である文化祭での舞台のため、練習や当日の手順確認に余念がありません。
笹島 遥:「このキャタツここ置いたのだれよー!! 片付けないと勝手にアクション練習するぞ!!」
久瀬 圭司:「ふむ、有宮もだいぶ仕上がってきたな」
久瀬 圭司:「笹島は誰か縛って転がしておけ」
笹島 遥:「ひっどーい!!」
有栖川 紗月:「大分はまり役ですねー。嫉妬しちゃいます」
有宮 茜:「わっ、本当ですか、先生!」
有栖川 紗月:「はるか、脚立あっちで必要だって」
笹島 遥:「たしかに同期の花ねぇ、ウチも鼻が高いわ…」 誇らしげにあり宮の方に手を置く
有宮 茜:「おおっ、先輩からもお墨付きが!」
笹島 遥:「えっ、マジっすか~? しょうがないな~」
久瀬 圭司:「とは言えまだまだだ。セリフの間の溜をを意識するように。」
笹島 遥:「頑張ってねー茜っち~ アタシも殺陣シーン頑張るよ!」
有栖川 紗月:あ、でもいてくれないと困るw
笹島 遥:キャタツをてくてく運んでいく
有宮 茜:「殺陣シーンなんてあったっけ!?」
笹島 遥:「バレたか…」
笹島 遥:運んでにゅっと戻っておこうw
有栖川 紗月:「指先で感情を表現する辺りとか、すっごく上手くなったよね。さっきのとか、ちょっと身震いしちゃった」
笹島 遥:「凛としてて、制服が女王様のドレスに見えたよウチ!」
有宮 茜:「うーん、でも先生の言う通り、ちょっと緊張しちゃって早口になってるみたい・・・気をつけます」
笹島 遥:「ダイジョブだって! 堂々としてれば間違いじゃないのよ! ねってんてー?」
久瀬 圭司:「まあ、基礎はおおむね身についた。あとは最後まで調整していけ。ここからは自分の解釈の部分だ。」
久瀬 圭司:「お前は堂々とし過ぎだ、笹島。というかお前は単なる素だ」
有宮 茜:「解釈・・・うーん、やっぱりあの1つ目の問の部分、あんまり自分で飲み込めてないんですよねえ・・・」
笹島 遥:「えへへ… そんなに褒められられると照れちゃうなあ」
有栖川 紗月:「まあ、素で演じられるところが、自然体というか、はるかの強みよね」
有栖川 紗月:「ああ、あの問いの解釈は難しいよね」
笹島 遥:「なぞなぞ難しいよね」
KP:今回の演目は「トゥーランドット」。東洋の美しき謎掛け姫を題材とした、プッチーニの歌劇です。
有栖川 紗月:誰も寝てはならぬ、で有名な。
笹島 遥:解けない謎を解けか解けない謎もってこいかにパターン合ってお得よね
KP:はい。とはいえ今回はそこまで演劇そのものの内容を深く掘り下げたりはしませんので、前提知識がなくても大丈夫です。
有宮 茜:「夜に生まれて、朝に消えるものが希望っていうのが・・・他の問はまあ、納得できるんですけど・・・」
有栖川 紗月:「うーん、そうだなぁ。変な先入観が入っちゃうからあんまり助言とかしないほうがいいかな?」
笹島 遥:「寝るときは気持ちよく寝れて、起きるときは起きたくない… からだと思ってた」
有宮 茜:「あ、いえ!聴きたいです先輩のアドバイス!」
笹島 遥:「センパイは果たしてどう解くか… ふふふ見ものですな!」
有宮 茜:「遥ちゃん、たまに凄い事言うよね・・・ちょっと納得しちゃったよ!」
有栖川 紗月:「私はアレ、訳し方の問題だと思ってるんだ。本当のニュアンスでの問いの答えは『夢』」
有栖川 紗月:「『夢』が『希望』っていうのは、そうおかしい話じゃないでしょう?」
笹島 遥:「あ、確かに 起きてるときは見れないもんね!」
有宮 茜:「・・・ああ。夢と、希望。言われてみれば確かに!」
有栖川 紗月:「夢があるから望みがある、展望が見える。そう解釈して、私は演ったなー去年」
笹島 遥:「でもセンパイ… 夢と希望は常に私達のハートにあるんですよ…!」クウガの変身ポーズ取りながら
有宮 茜:「なるほど・・・」
久瀬 圭司:「正直、有栖川のあの時の演技は完璧すぎて怖いくらいだ」
有栖川 紗月:「うん。赤く、炎の如く熱いハートね」
有宮 茜:「あはは、遥ちゃんは朝になっても夢と希望が消え去りそうにはないね・・・」
有栖川 紗月:「ま、これは私の解釈。有宮は有宮の答えを見つけなさいな。おんなじ場所でもいいからさ」
久瀬 圭司:「まあ、有宮には有宮の解釈があるはずだ。台本や時代背景を見直してみればしっくりくるかもな。」
久瀬 圭司:「夢の中にいるのはいいが、練習への遅刻は厳禁だからな」
笹島 遥:「そだねー、茜っちならやれるよ! ガンバ!」
有宮 茜:「__ラジャー!です!」
笹島 遥:「ふふふ、この学校全寮制なので…」
笹島 遥:「遅刻しそうになっても誰か起こしてくれるのですよ!」
KP:さて、そんな話をしていると、
KP:皆さんの耳に、観客席側から近づく足音と、声がかかります。
笹島 遥:「んあ?」
笹島 遥:振り向くよ
理事長:「・・・ふふ、面白い話をしているのね」
KP:声をかけてきたのは、皆さんも少しは見覚えのある顔でした。
有栖川 紗月:「理事長先生・・・」
笹島 遥:「あ、りじちょー! こんちわです!」
KP:この雨月学園の理事長ですね。
久瀬 圭司:女性でおk?
理事長:「ええ、こんにちは。元気がいいのね」
有栖川 紗月:スピーチは長くなさそうですね
KP:女性ですね。
KP:校長じゃないので・・・
笹島 遥:校長じゃない校長じゃないので…
理事長:「さっきの練習、後ろの方で見させてもらったわ」
笹島 遥:「元気とパワーが取り柄ですから!」
笹島 遥:「今日はどうしたんですか?」
理事長:「良い演技だったわ。来月の本番が楽しみね」
笹島 遥:「やったぜ茜っち、見ててくれたって!」
有宮 茜:「__きょ、恐縮です・・・」
有栖川 紗月:「ええ、雨月期待の新星女優の晴れ舞台ですもの。楽しみにしていてくださいね」
理事長:「少し時間ができたから、準備をしてる皆の様子を見たくなってね」
理事長:「やっぱりこの時期の学園は良いわ。熱気に満ちていて」
久瀬 圭司:「本番はもっと仕上げるつもりなので、当日を楽しみに」
理事長:「この歳になると、どうしても若い人の熱意って眩しくなってしまうののだから・・・」
理事長:「ええ、私も演劇は好きよ。特にこの話は。だから楽しみにしているわ」
笹島 遥:「はい! ぜひお楽しみに!」
理事長:「ええ、それじゃ。他のところも見に行きたいから、この辺りで失礼するわね」
KP:そう言うと、理事長は踵を返します。
笹島 遥:「はーい、あ、オカ研のお化け屋敷もかなりのクオリティなんで見に行くといいですよー!」
有栖川 紗月:「(う、行きたい)」
有宮 茜:「うう、緊張した・・・」
久瀬 圭司:「慣れておけよ、本番はもっと人が多いからな」
笹島 遥:「そう? りじちょー凄い優しい人なのに てんてーと違って」
有栖川 紗月:「ふふ、舞台の上ではあんなに度胸があるのにね?」
有宮 茜:「うう、それは言いっこなしですよぉ」
有宮 茜:「あと先生は優しいと思うよ?だからきっとこのあとジュースを奢ってくれるはず!」
有栖川 紗月:「ですって、センセイ? どうします?」
笹島 遥:「あ、てんてー私MAXコーヒーで!」
久瀬 圭司:「はいはい、もう一度通し練習が終わったらな」
笹島 遥:「うえっ、もう一回!? 学祭前となると量がえげつないなあ」
久瀬 圭司:「2幕の頭からもう一度行くぞ!」
有宮 茜:「ひえ~」
笹島 遥:「兵士の鎧ハリボテのくせに重たいのに~!」
KP:皆軽口をたたきながらも、舞台に向かう姿勢自体はキビキビとしています。
KP:やはり、来月に迫った本番に向け、皆やる気満々なのでしょう。
KP:慌ただしくも楽しい
KP:雨月学園演劇部の部活風景は、そんなふうに過ぎていくのでした。
KP:暗転
KP:そして、時刻は部活終わり、下校時間へと移ります。
笹島 遥:「んあ~ くったくた~…」
有宮 茜:「うう、もう声出ない・・・」
笹島 遥:「どうせ寮だし… もう学校で寝たい…」
有栖川 紗月:「こういう時、全寮制は楽よね。家まですぐそこだもの」
笹島 遥:「龍角散なめる~?」
有宮 茜:「もらう~」
有栖川 紗月:「トゥーランドットは声張るからねぇ」
笹島 遥:「でも最期まで声出てたよ~」龍角散のど飴を有宮にプレゼントしつつ
有宮 茜:「ありがと・・・あれは先生や先輩がしっかり発声練習付き合ってくれたから・・・」
有栖川 紗月:「『私は彼女に成り代わり、全ての男どもに復讐を!』叫び方も気を付けないとねー」
有栖川 紗月:「後で喉に良いお茶でも淹れてあげるわ」
笹島 遥:「おちゃ…? あ、てんてー!! ジュース!!」
有宮 茜:「ありがとうございますぅ・・・」
有栖川 紗月:「あ、そうね。ジュース、すっかり忘れてたわ・・・流石先生」
久瀬 圭司:「はいはい、飲んだら早く帰れよ」
笹島 遥:「え~… おぶって?」
有栖川 紗月:「いつの間に。流石は先生」
笹島 遥:「一日中か弱い女の子が20キロある鎧きてたんですよ?」
有宮 茜:「先生、本当にこういう気配り上手ですよね・・・」
笹島 遥:「若い頃はさぞかし…」
有栖川 紗月:「・・・」
久瀬 圭司:「それだけ喋れるなら歩いて帰れるだろ」
久瀬 圭司:「それとも、もう1本通しやるか?」
笹島 遥:「」
笹島 遥:「うえっ! キョーハクは犯罪ですよ!」
笹島 遥:ガバっと立ち上がる
有栖川 紗月:「はるかには一番肉体的に疲れる役を押し付けちゃったからねぇ」
有宮 茜:「よし!遥ちゃん、先輩、帰りましょう!筋肉痛は演劇と美容の敵です!」
有栖川 紗月:「はるかじゃないと出来ない、とも言えるけど」
笹島 遥:「ん~でもアタシ夏休みは怪獣のきぐるみのバイトとかしてるしね~」
笹島 遥:「鎧カッコいいし」
笹島 遥:「楽しいよ!! めっちゃ!!」
有宮 茜:「ほんと、遥ちゃんの元気は凄い取り柄だと思うよ・・・」
笹島 遥:「はっ、確かにすべすべたまご肌が荒れてしまう前にお風呂入らなきゃ」
有栖川 紗月:「そうねー。シャワー浴びましょ。湯舟にもつかりましょ。疲れは取っておかないとね」
久瀬 圭司:「まあ早く帰って休みな。当日動けないなんてなったら、シャレにならんからな」
笹島 遥:「は~い てんてーも風邪とかひかないでね!」
有栖川 紗月:「はーい、先生もあまり根詰めないでくださいね? いつも寝不足なんじゃないですか?」
有栖川 紗月:「少しは休んでくださいね」
久瀬 圭司:「はいはい、善処するよ。」
久瀬 圭司:「それじゃあまた明日な」
有宮 茜:「そうですよー。先生が倒れたら皆困るんですからー」
有栖川 紗月:「うーっす、おつかれさまでしたー!」
有宮 茜:「あ___」
有宮 茜:「えと、そうですね。先生、ありがとうございました!」
有栖川 紗月:「・・・」
笹島 遥:「おつしたー!!!」
KP:そうして、皆さんは荷物をまとめ、家路につきます・・・といっても、全員寮なわけですが。
笹島 遥:帰り道一緒だいえーい
有栖川 紗月:「有宮ー。あとでお前たちの部屋行っていい? お茶持ってくついでにマッサージしちゃるよん」
笹島 遥:「コンビニとかないの以外はイタリアつくせりでいいよね~この学校…」
KP:全寮制の構内だけあって、皆さんが使っている講堂から寮までは比較的すぐです。



有栖川 紗月:「イタリアを尽くすな」
笹島 遥:「マジっすかセンパイ、お菓子用意しときます!」
笹島 遥:「じゃあスペインづくしを…」
久瀬 圭司:サイゼでもあるのかな>イタリア尽くす
笹島 遥:カトリックだしヴァチカンづくしかもしれない
有栖川 紗月:「そんでもって?女子会とか?寝不足にならない程度にしよーぜぃ」
有宮 茜:「え!?いえ、部屋に来てもらうのは大丈夫なんですけど、マッサージまでは悪いと言うか・・・!」
有栖川 紗月:「ヨーロッパにあやまれ」
笹島 遥:「HAHAHA」
有栖川 紗月:「筋肉痛は美容の敵だって言ってたのはどの口だったかな? ん?」
笹島 遥:「センパイの指使いは凄いぞ~ 茜っち~」
笹島 遥:「あられもない声がでちゃうぞ」
有宮 茜:「う、うぐぅ・・・!」
有宮 茜:「ちょっとそれは危ないんじゃないかなぁ!?」
有栖川 紗月:「それにマッサージは相手を拘束できて逃がさないのに適してなんでもない」
有宮 茜:「なんか今不穏な言葉が!?」
笹島 遥:「邪悪な本音が見え隠れしている気がする」
有栖川 紗月:「有宮にはインタビューとか?してみたいし? うんうん」
KP:茜は少し躊躇していたようですが、最終的には押し切られたようです。
有栖川 紗月:「女子会なんだしコイバナとかしよーぜ!」
笹島 遥:「今夜が楽しみでございますな~!!」
有宮 茜:「うう、わかりました・・・でも明日もありますから、夜更かしはダメですからね!」
有栖川 紗月:「おっけー!じゃあ、あとで行くからなー。覚えとけよー!」
笹島 遥:「とけよー!」(同室)
有栖川 紗月:といいつつ上の階へ上がっていこう
有宮 茜:「りょ、了解です!」
久瀬 圭司:元気なやつらだ
KP:では、茜と遥も部屋に戻ることになりますね。
笹島 遥:そうなるね
有宮 茜:「さて、部屋に戻って、シャワー浴びて、あとお菓子とか用意しないと・・・ストックあったかな」
笹島 遥:「お代官様…ここに…」
笹島 遥:(大量のチップスを出す)
有宮 茜:「ほほう・・・お主もワルよのぅ越後屋」
笹島 遥:「ふはは、実家が問屋だと仕送りがお菓子なのだ!! 栄養偏るわ!!」
笹島 遥:「いえいえ、お代官様ほどでは…」
有宮 茜:「・・・栄養の偏る方向おかしくない?(ボソッ」
笹島 遥:「んにゃ? なんか言った?」
笹島 遥:平たい胸族の悲哀が見える
有宮 茜:「んーん!何でもありませんーだ!」
笹島 遥:「???」
笹島 遥:「お、センパイそろそろくるかな?」
笹島 遥:と思ったが風呂とかまだやん
笹島 遥:上のセリフなしなし
笹島 遥:「んじゃあとりあえずお風呂入ってこよーぜィ!」
有宮 茜:「流石にまだだと思うけど。」
有宮 茜:「そうだね、お風呂入って、少し部屋片付けなきゃ」
笹島 遥:「え~? そんなよごれ… 誰だよこの洗濯物畳んでないやつ」
有宮 茜:「犯人は・・・あなたです!」
笹島 遥:「ぐっはぁ!「はるか」と名前が書かれているッ! 証拠が十分すぎた…!」
笹島 遥:「はい、片付けます… センパイにキャメル・クラッチされてしまう…」
笹島 遥:「この惨状を見られたら…」
有宮 茜:「・・・あれ、痛いもんね・・・」
KP:そんな風に、姦しくも探索者達の夜は更けていきます。
久瀬 圭司:姦しいですなぁ
有栖川 紗月:文字通りだね
KP:女3人寄れば・・・というやつで
KP:さて、このまま女子会の風景も描写したい、ところですが・・・今回は時間の都合上、断腸の思いでカットさせていただき・・・ますッ!
有栖川 紗月:センセー出れないしねw
笹島 遥:うむ
久瀬 圭司:w
KP:というわけで、女子会も終わり、皆さんはそれぞれ自分の部屋、自分のベッドに向かうことでしょう。
有栖川 紗月:マッサージしつつ、拘束してくすぐり、コイバナとかしました。
久瀬 圭司:そこだけ垂れ流してもそれはそれで面白いだろうけどw
笹島 遥:先生がチャラ造だったらついてきてた可能性があるが久瀬さんいい人だからな
有栖川 紗月:二人の部屋に入った時の第一声「『今夜は誰も寝てはならぬ!』」
KP:面白そうですが多分それやると、今日それで終わっちゃう!
久瀬 圭司:どんなチャラくても女子寮までは来ないでしょw
笹島 遥:ちょっとくっちゃべらせるだけで30分過ぎている! コワイ!
有宮 茜:「名前は白状しますので眠らせて下さい」
有栖川 紗月:「もちろんジョークだよ(目は笑ってない」
有栖川 紗月:さあさ、部屋に戻りましょーかw
笹島 遥:「愛と希望に打ち震える星見てきま~ス」(洗濯物を抱えながら)
KP:というわけで女子組も解散ですね。
有宮 茜:「それじゃ、先輩。おやすみなさい」
有栖川 紗月:「おやすみー。ちょっと拘束したりくすぐったりしたけど、ちゃんと筋肉はほぐれてるはずだからさ」
有栖川 紗月:「おめーらゆっくり寝ろよー」
笹島 遥:「いやぁ、茜っちの聞いたことない声を聞いてしまった」
笹島 遥:「はーい、センパイもいい夢を~」
有宮 茜:「うう・・・もうお嫁に行けない・・・」
有宮 茜:「・・・じゃ、私達も寝よっか。もう遅いし」
笹島 遥:「うん、英気を養わねば! 明日の戦いに向けて!」
笹島 遥:「おやすみ~ ぐぅ」演技が買ったポーズして速攻でドサッと寝る
有宮 茜:「__そうだね。おやすみ、って早!?」
笹島 遥:「zzz…」
有宮 茜:「___おやすみ。遥ちゃん」
KP:暗転
KP:さて、次の場面です。
KP:BGM:ナミダ
笹島 遥:ナミダ…!?
KP:皆さんは授業やらの午前中の活動を終え、今日も部活に来ています。
笹島 遥:不穏!
有栖川 紗月:う、嬉し涙とかあるし!
KP:まあ、ただのBGMタイトルですよ。お気になさらず
久瀬 圭司:ホントにござるかー?
笹島 遥:「っしゃーい! 今日も元気にトゥーランドット!」
KP:ほんとほんと
笹島 遥:「私の鎧は磨かれているかッ!?」
有栖川 紗月:「照明ずれてるぞー。立ち位置確認してー」
KP:さて、部活に到着した皆さんですが、あれこれと作業をしていると、少し違和感を覚えます。
KP:茜の姿がないのです。
笹島 遥:「ぐっはぁ! 接着剤取れそう! ………?」
笹島 遥:「あれ? 茜っちどこだろ?」
笹島 遥:遥は今朝は一緒だったんだろうか
久瀬 圭司:「あれ、有宮はどうした?俺の方には何も連絡が来てないが」
KP:今朝は一緒ではなかったような気がします。
笹島 遥:曖昧なのか
有栖川 紗月:「主役が遅刻か? 責任感ある子だから心配だな・・・」
笹島 遥:「そういえば… 今朝、『先に行ってて』って言われてそのまま出てきちゃったんだよね」
演劇部員:「あれ、そうですね。おかしいなあ・・・」
KP:本番の練習の時間になっても茜は来ません。
有栖川 紗月:「はるか、携帯鳴らしてみて」
KP:なるほど
笹島 遥:「あ! そうですね!!」
笹島 遥:彼女のスマホにTELしよう
KP:では遥さんは茜にかけようと、スマホを取り出すでしょう。
KP:・・・ですが
笹島 遥:「めっずらしいなあ、茜っちなら連絡の一つぐらいよこすのに」
KP:あなたのスマホに、有宮茜という番号はありません。
笹島 遥:「…………あれっ?」
有栖川 紗月:「どしたの?」
久瀬 圭司:「ん?どうかしたか?」
笹島 遥:「いや、茜っちの電話番号が無くなってて…」
笹島 遥:「あっ、ウチったらLINEしか登録してなかったとか~ てへへ…」
笹島 遥:LINEの方を確認してみよう
久瀬 圭司:「操作ミスで消したか?」
有栖川 紗月:「ちょっと待ってて。私もスマホ取ってくる」
KP:LINEにも、茜の名前はありませんね。通話履歴もです
笹島 遥:「そうかもです~? しばらく誰の番号も消したこと無いんだけど…」
有栖川 紗月:「うそ・・・私のにも、無い? え、ハッキング?」
久瀬 圭司:一応ほかの部員にも声をかけてみよう
笹島 遥:「LINEもない!? うっそ、ウチ2日前に新しく買ったスタンプ爆撃したのに!」
KP:ふむ
KP:では他の部員にも声を掛けると
久瀬 圭司:「お前ら、他に有宮の連絡先知ってる奴いないか?」
笹島 遥:「センパイもっすか! なんですかこれ…」
笹島 遥:「なんか消えちゃっててさ~」
演劇部員:「え?有宮さん?そういえば・・・」
演劇部員:「・・・あれ?」
演劇部員:「・・・あの」
KP:問われた演劇部員は、少し頭をかしげて、
笹島 遥:「うえっ、もしかしてみんなも!?」
KP:困ったように聴きます。
演劇部員:「いや、あの・・・すみません、有宮って・・・誰、でしたっけ・・・?」
有栖川 紗月:「・・・!」
久瀬 圭司:「は?」
笹島 遥:「えっ…?」
笹島 遥:「いやいやいや今度やるトゥーランドットの主役様だよ~!?」
演劇部員:「何か、覚えはあるような気はするんですけど・・・その、思い出せなくって」
笹島 遥:「みんなしてそんな趣味悪いドッキリ仕掛けないでよ~…」
久瀬 圭司:「待て待て、昨日まで一緒に練習してたろ。今回の主演だぞ?」
演劇部員:「トゥーランドット役・・・あれ?でも・・・」
演劇部員:「トゥーランドットの役は、有栖川さんじゃ・・・?」
KP:部員たちは、一様に不思議そうな顔をします。
久瀬 圭司:「いや、有栖川は去年の主演だ、今年のだ今年の」
有栖川 紗月:「冗談言ってるなら笑えないよ・・・?」
笹島 遥:「ど、どういうこと…?」
有栖川 紗月:「本当、なの? 覚えてないの?」
久瀬 圭司:「そうだ写真。笹島、いっしょに取った写真とかあるだろ」
演劇部員:「いえ、でも有栖川さんが2年連続で・・・ほら、衣装のサイズも合わせてて、台本にも・・・」
笹島 遥:「はっ! モチですとも!」
笹島 遥:「部室に死ぬほど私が撮って現像したのが…」
笹島 遥:「スマホは信用ならないから取ってきます!」
KP:では、遥さんが部室・・・講堂の裏辺りにあることにしましょうか。そこに向かうと
有栖川 紗月:自分の台本を捲ります
笹島 遥:ダーッシュ!
笹島 遥:「はぁ、はぁ… この引き出し…いやなんならコルクボードにもたくさん…!」
KP:部室に並んだ演劇部の写真。遥が入部してから、様々あった楽しいこと、嬉しいことを切り取ったそれ。
KP:その中の、どれ一つにも、求めていた姿は写っていません。
笹島 遥:「………そ、そんな…?」
KP:それどころか、何処に写っていたのかを、貴方は思い出せないでしょう。
KP:台本の方も同様です。
有栖川 紗月:「私は今年は父親の皇帝役だよ! ちゃんと台本にも・・・!」ペラペラ
笹島 遥:「あ、茜っち!? な、なんで… ウチのとな…いや、どこだっけ…」
KP:台本には、トゥーランドット役:有栖川 沙月、と印刷されています。前からそうだった、と言わんばかりに
久瀬 圭司:「どういうことだ…?」
KP:そして、
久瀬 圭司:「あー…」
有栖川 紗月:「うそ、これ、私の台本だよ・・・? さっきまて、普通に、使って、た」
KP:あなた達も、ふと考えて、気づいてしまいます。
KP:茜に関する、記憶が、
笹島 遥:「み、みんなぁ…」 ナミダをこぼしそうになりながら戻ってこよう
有栖川 紗月:「あれ・・・?」
KP:断片的にしか思い出せなくなっていることを。
有栖川 紗月:「今、私たちは、なに、を」
KP:自分たちの記憶の齟齬、そして演劇部の皆の様子に、何か異常なものを感じ、
KP:そして、自分たちの記憶からも茜が消えてしまうのではという考えに囚われます。
KP:探索者は全員、0/1d3のSANチェックです。
有栖川 紗月:キター!
笹島 遥:「茜っち… 嫌だ、忘れたくない…!」
笹島 遥:ウヒョー!!!
久瀬 圭司:早速ー
笹島 遥:CCB<=70 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=70) → 37 → 成功

有栖川 紗月:「茜・・・? そう、有宮、だ。まだ、私は」
久瀬 圭司:CCB<=70 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=70) → 47 → 成功

有栖川 紗月:CCB<=60 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=60) → 23 → 成功

KP:では、皆さんは何とか、こぼれ落ちていく記憶が、まだ実際にあったことだと信じることができます。
KP:有宮茜は、本当にいたのだと。
有栖川 紗月:「な、んなの、これ」
久瀬 圭司:「笹島と、有栖川、二人はまだ覚えてるな?」
笹島 遥:「写真…グスッ 私の隣…きっと隣に…いたのに… いないの…ヒック…センパイ…先生…なんですかこれぇ…!」
有栖川 紗月:「有宮茜。私の可愛い後輩で、可愛いライバル、です・・・!」
久瀬 圭司:「よし」
久瀬 圭司:「あー、今日は各自で個別練習だ。本番までの詰めをしておくように。」
演劇部員:「え、あ、はい。わかりました・・・」
久瀬 圭司:「笹島と、有栖川は部室まで来い」
KP:部員たちは、不思議そうな顔をしながら、それぞれの準備に戻っていきます。
久瀬 圭司:「ほら、行くぞお前ら」
有栖川 紗月:はるかにハンカチを渡して先生についていこう
笹島 遥:「はい…」ハンカチで涙を拭いながらついていくよ
KP:はい、では皆さんは講堂から離れ、3人で部室までやってきます。
KP:そこには、部員たちの私物や、これまでの部活の記録、そして遥さんの撮った写真が並んでいます。
KP:そう、茜のいない、これまでの部活の写真が。
有栖川 紗月:「先生、これは一体・・・」改めて愕然とする
笹島 遥:「なんなんですかこれ…! まるで茜っちがいなかったみたいじゃないですか…!」
久瀬 圭司:「わからん、俺にも何が起きてるのかさっぱりだ」
有栖川 紗月:「記憶からも、記録からもすり抜けて消えて・・・でも、私たちはまだ、覚えてる」
久瀬 圭司:「奴ら(部員)の顔を見るに、質の悪い冗談じゃなさそうだ。写真もあるしな。」
笹島 遥:「うう…ウチ達だけしか覚えてないのかな…」
久瀬 圭司:「何故俺達だけが」
有栖川 紗月:「これには、きっと意味がある。と、私は思いたい」
笹島 遥:「意味…?」
有栖川 紗月:「何かが起きてるなら、有宮に何かが起こってるなら」
有栖川 紗月:「なんとかできるのは、覚えてる私たちだけだってこと」
笹島 遥:「…! うん…! 茜っちを救ってあげなきゃ…!」
久瀬 圭司:「とにかく部活どころじゃねぇな。」
笹島 遥:「というか茜っち今どこに…?」
有栖川 紗月:「探そう」
久瀬 圭司:「だな。」
笹島 遥:「うん…! まずは寮かなぁ…」
久瀬 圭司:「笹島、朝は有宮と会ったんだな?」
笹島 遥:「はい、朝起きたときはいた…はず…」
KP:話している間に、遥さんは、
KP:今朝、有宮と話をしていないことを『思い出し』ました。
笹島 遥:「…!! 違う!今朝は茜っちと話してない!」
笹島 遥:「朝からもう… いなかったのかもしれないです…」
久瀬 圭司:「そうか。。。となるととりあえずは寮の部屋だな。」
久瀬 圭司:「何か手がかりが残っているかもしれん」
有栖川 紗月:「行こう」
笹島 遥:「はい! 急ぎましょう!」
KP:では、皆さんは茜を探すため、まずは寮に向かうことになりました__というところで、
KP:本日はお時間のようですね。
KP:~瑠璃の鳥~
有栖川 紗月:いやあ、いいところで!
久瀬 圭司:お疲れ様でした
笹島 遥:き、気になるわ!
久瀬 圭司:懐かしい曲がかかった
笹島 遥:この続きを見せて頂戴!
笹島 遥:あら素敵なメロディ
KP:はい、ではまた次回、この窓でお会いしましょう。
笹島 遥:お疲れ様でした~
久瀬 圭司:お疲れ様でしたー
有栖川 紗月:お疲れ様でしたー!





笹島 遥:にぱーっ
有栖川 紗月:笑顔だ!
笹島 遥:あんまり使わ無さそうだけど可愛く描けたので
有栖川 紗月:シリアスになったからねぇ
笹島 遥:うん…
有栖川 紗月:笑顔を使えるように頑張りましょう
笹島 遥:…うん!
KP:くっ、見逃した・・・!
有栖川 紗月:笑顔と泣き顔、可愛かったよ?(にこっ
KP:くっ・・・まあ、シナリオ内で見られることを期待しましょう。
KP:BGM:花天月地
KP:いやあ、お待たせしました。
有栖川 紗月:待った!
笹島 遥:コノシュンカンヲマッテイタンダー!
KP:KPの準備もだいたい済みましたので、再開していきましょう。
KP:BGM:ナミダ
久瀬 圭司:よろしくお願いしますー
笹島 遥:よろしくお願いします!
笹島 遥:な、ナミダだ!
有栖川 紗月:よろしくおねがいしまーっす
KP:よろしくお願いしますね
笹島 遥:上を向いて歩かなきゃ…
KP:さて、前回皆さんは周囲の人間の記憶から、茜が消え、自分の記憶も曖昧になっていくという状況を体験し、
笹島 遥:前回までのテニスは…
有栖川 紗月:部屋に行こうって話になったんだよね
久瀬 圭司:まずは寮の部屋からだな
笹島 遥:うん… なにか残ってればいいんだけど
KP:ええ、彼女の足跡を追って、寮の遥の部屋に向かったところでしたね。
久瀬 圭司:ちなみに男だけど入っていいの?
笹島 遥:ウチと茜っちの部屋ですぅ!
有栖川 紗月:手がかりがあればいいけど・・・
KP:まあ、教員ですし、寮長の許可があれば入ることは可能でしょう。
笹島 遥:きゃーてんてーのえっちー
有栖川 紗月:ああ、緊急事態だけど、それを認識してるのはうちらだけだもんね
久瀬 圭司:おーけい、まあ適当に理由をつけて入るか
笹島 遥:とは言ってる場合じゃないね、もちろん入っていいですよ!
KP:折角ですし、信用とか説得とか振ってみてもいいですが、まあ振らなくても大丈夫です。
有栖川 紗月:昨日のうちに片付けられてて良かったわね
笹島 遥:いやぁ、ぱんちーとかぶらじゃーとかほっぽりっぱなしだからね! いつもは!
久瀬 圭司:どっちも技能持ってないから振りたくないんだよなぁw
笹島 遥:危うく乙女の生活が白日のもとにさらされるところだった
久瀬 圭司:というわけで上手いこと突入
笹島 遥:ほう?
笹島 遥:CCB<=56 【説得】
Cthulhu : (1D100<=56) → 58 → 失敗

有栖川 紗月:CCB<=80 【信用】
Cthulhu : (1D100<=80) → 26 → 成功

笹島 遥:やるじゃない
KP:さすがはお嬢様ですね。
久瀬 圭司:流石有栖川は頼りになるな
有栖川 紗月:名士の娘なめんじゃないわよー
笹島 遥:一方アホの子は先生がウチの部屋見たいんだって! とかそのまま言って誤解を招くところだったとさ
KP:では、寮長は有栖川さんのことを信用しているらしく、快く許可を出してくれます。
久瀬 圭司:早めに口をふさぐか…(パンチの構え)
KP:鉄拳指導!
笹島 遥:ぎゃー! 暴力へんたーい!
有栖川 紗月:はるかが余計なこと言う前に部屋に行きましょ
KP:はい。では皆さんは寮長の許可を得て、学生寮の遥たちの部屋にやってきました。
KP:部屋は一般的な学生部屋で、通常二人一組で使用することになっています。
笹島 遥:「ここが、ウチらの部屋です 一応昨日片付けたから歩けるはず…」
KP:偶に幸運な生徒は、一人部屋をもらえたりもするわけですが。
有栖川 紗月:私はその口ねー
笹島 遥:ウチは寂しいから二人部屋がすきだな~
久瀬 圭司:ちょっと名士ー
笹島 遥:お嬢様だ!
KP:まあ、その場合も二人部屋を一人で使うケースになるわけですが。
有栖川 紗月:パパが口きいたかどうかは知らないけどねー
有栖川 紗月:「昨日来ておいて良かったわ。昨日・・・えーと、何しに来たんだっけ」
笹島 遥:「え、えーと… そうだ、3人で…」
笹島 遥:「マッサージとか… 恋バナとか… 誰も寝てはならぬとか…」
有栖川 紗月:「ええと、そう、女子会と・・・マッサー、ジ?」
笹島 遥:「えっ、センパイかなりノリノリで茜っちを喘がせていたような…」
有栖川 紗月:「記憶違いよ」
有栖川 紗月:「・・・痕跡はあるかしら」
久瀬 圭司:「あー、あんまり口は出さんが、ほどほどにしとけよ…」
笹島 遥:「えっ… えぇ~?」
笹島 遥:「あ、とりあえず中にどうぞ…」
KP:さて、では部屋の戸を開けると
久瀬 圭司:「そもそも有宮の荷物はあるのか」
KP:部屋はシンプルな二人部屋で、ベッドが二人分。周囲には荷物がいくつか転がっています。
有栖川 紗月:「本人がいれば一番いいんだけど」
笹島 遥:「見てみます!」
笹島 遥:「うん… 昨日は… いつもと同じならウチが先に寝ちゃったはず…だと思うんだけど…」
KP:そうですね、では遥さんが部屋を確認すると
KP:部屋には荷物が溢れています。
KP:笹島遥の荷物が。
笹島 遥:「…あれぇ? 昨日片付けたのに…」
KP:いくつかの荷物はベッドの上にも置かれていますね。
笹島 遥:「茜っちのは~ これは…違う、クウガのアークルだ」
有栖川 紗月:「・・・これは、はるかのジャージ。これははるかのバッグ。これははるかのシューズ」
笹島 遥:「えーとこれは… あっ、どっかに言ってたライトセイバーだ」
KP:2つあるベッドのうちの片方は、荷物が積まれ、荷物置き場のようになっています。
久瀬 圭司:「有宮の荷物は?ないか・・・?」
KP:二つというか、二段ベッドか。
有栖川 紗月:「昨日、こんなだったっけ?」
笹島 遥:「さ、流石にウチでも茜っちのベッドまでは荷物置きませんよ!」
KP:有宮の荷物はありません。
KP:では、そうですね。
笹島 遥:「…うぅ… まさかここまで徹底してるとは…」
KP:遥さんはそう言った瞬間、あることを思い出します。
有栖川 紗月:「人為的なもの・・・なのかな?」
久瀬 圭司:「それにしたって徹底してるな。昨日の今日だぞ。」
KP:貴方は、何故か、確かに自分でこの荷物を置いた記憶がある。
笹島 遥:「キオクショリってやつ…とか…?」
笹島 遥:「…………!」
KP:そう、あれは確か
KP:あのときは、こう考えていたはずだ。
KP:「__このベッドは誰も使っていないから」と。
笹島 遥:「そんな… 違う…!」
有栖川 紗月:「はるか?」
笹島 遥:「そんなわけないじゃん…! 私が部屋に入って一番最初に上のベッド取ったもん…!」
久瀬 圭司:「どうした笹島?」
笹島 遥:「茜っちがふくれっ面で下のベットに入ったのだって覚えて……覚え… ひっく…」
笹島 遥:「ウチ、ウチの思い出が…! 違うのになって…!」
笹島 遥:「茜っちがほんとに居なかったみたいな思い出に書き換わってきて…!!」
笹島 遥:たどたどしく、ナミダをにじませながら二人に伝えるよ
有栖川 紗月:「うん、うん」
KP:では、その話を聞いて、二人も気づきます。
久瀬 圭司:「ああ、わかってる。」
KP:自分の中に、遥と同じ様に、茜のいない生活の記憶が顕れていることに。
KP:二つの異なる記憶が自分の中に同居しているという奇妙な感覚。
KP:皆さんはどちらが真実なのか、そもそも自身の記憶は正しいものなのか、それすらも疑わしくなってくるかもしれません。
KP:0/1d2のSANチェックです。
有栖川 紗月:「私も、昨日、マッサージしたのははるかだって記憶が」
有栖川 紗月:CCB<=60 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=60) → 33 → 成功

久瀬 圭司:「くそ、こっちも有栖川が2年連続で主役やってる気がしてきた。いかんいかん。」
久瀬 圭司:CCB<={SAN値} 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100) → 43

笹島 遥:CCB<=70 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=70) → 65 → 成功

久瀬 圭司:おっと、SAN値70なので成功です
KP:ふむ、皆さんお強いですね。
KP:では、あなた達は記憶の混濁にも取り乱さずに済みました。
有栖川 紗月:「記憶が、塗り替えられていく。まるで、居なかったことが真実で、私たちだけがおかしいんじゃないかって」
久瀬 圭司:「だが、確かに有宮はいたはずだ。主役をやってるときの記憶も確かにある。」
笹島 遥:「ひどい…茜っちが一体何をしたっての…!? 一体何でこんな事に…!」
KP:さて、ここで皆さん、【幸運】ロールをお願いします。
有栖川 紗月:「何か、何かが・・・」
笹島 遥:「うん、昨日のトゥーランドットだって… カッコよく…!」
笹島 遥:CCB<=70 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=70) → 84 → 失敗

有栖川 紗月:CCB<=60 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=60) → 17 → 成功

久瀬 圭司:CCB<=70 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=70) → 12 → スペシャル

笹島 遥:ゲッ
KP:なるほど
笹島 遥:ふぅ…
久瀬 圭司:おっスペシャル
有栖川 紗月:せんせーすごーい
笹島 遥:さすがてんてー!
KP:遥さんは失敗、他二人は成功で、久瀬先生はスペシャルですか・・・
KP:では
笹島 遥:ゴクリ…
KP:遥さんが、話を続けようとした時
KP:興奮して振り回した手が、ベッドに当たります。
KP:そして、その衝撃で、不安定になっていたベッドの上の荷物が、
KP:貴方の、上に___。
笹島 遥:「痛っ…! …はっ、この感じ…!」
笹島 遥:「にゃあああああ!!! もっと片付けときゃよかったー!!」
笹島 遥:慌ててカリスマガードします
KP:久瀬先生は、とっさに荷物に気づき、払い除けることができます。なので、遙さんに怪我はありません。
笹島 遥:「…? あれ…? 痛くなーい…?」
久瀬 圭司:「あぶねっ」
久瀬 圭司:と手で払いのける感じで
KP:はい、それでほとんどの荷物は払いのけることができました。
笹島 遥:「あ…てんてー!! ありがとうございます!!」
KP:ですが、それで油断したのか、ひときは重そうな荷物が一つ、遥さんの頭上に迫り、
久瀬 圭司:「全く、ちゃんと片づけておけって…」
有栖川 紗月:「だからいつも積んだら崩れるっていってるのに」
KP:ガタッ
久瀬 圭司:「あっ」
笹島 遥:「ギャン!?」
有栖川 紗月:「あ」
笹島 遥:「…て、てんてー… 裏切ったな…!」
久瀬 圭司:色気のない悲鳴
KP:バサッ、バサバサバサツ
KP:__ゴン
久瀬 圭司:「うっせ、自業自得だ」
笹島 遥:おいwwwwww
笹島 遥:痛いぞこの音wwww
KP:ええ、痛いでしょうね。
KP:あまりの痛さに、貴方の視界はぐるぐると回転し、
笹島 遥:「なんなのー!!!? ウチこんなにプリントしまってたっけ…?」
笹島 遥:「はりゃ…?」
KP:目の前がチカチカと点滅する。
有栖川 紗月:「はるか!?」
笹島 遥:「おぉう… ひよこがダンスを踊り始めた… なにこれアリス? 不思議の国の有栖川センパイ?」
KP:ぐにゃりと歪む視界の先、遠い遠い、その向こうに、彼女の___有宮茜の姿が一瞬見えた・・・気がした。
KP:そして
久瀬 圭司:「おーい、これ以上馬鹿になるとどうしようもなくなるぞー」
笹島 遥:「…!? あ、茜っち…!?」
KP:次の瞬間、景色は反転する。
有栖川 紗月:「誰が部屋いっぱいに広がるか・・・って、え? 有宮?どこ?」
久瀬 圭司:「おい、どうした?」
笹島 遥:「…………………」 驚愕の表情のままストップする
KP:視界を覆い尽くすのは暗く澱んだ霞。



KP:その霞の向こうから、青白い仮面が君を見つめている。
KP:不鮮明な視界にもかかわらず、君はその目がしっかりと君を見据えていることを理解してしまう。
KP:霞の向こうで光を纏う黄色の布が翻り、あなたの心に抗うことのできない恐怖と、ひれ伏したいという渇望を呼び起こす。
笹島 遥:「う、霧…? もや…!? 仮面…!? 青白…い……… こっち 見て…!」
有栖川 紗月:「はるか? 先生、はるか頭打った衝撃で・・・」
KP:遥さんは1/1d5のSANチェックです。
笹島 遥:「黄色… マント…?」
笹島 遥:CCB<=70【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=70) → 7 → スペシャル

久瀬 圭司:おお
笹島 遥:ふぅ…
KP:では、貴方はその抗いがたい恐怖にも気丈に耐える。
笹島 遥:「…怖…い でも…茜っち… そんな場 所に…?」 
有栖川 紗月:「はるか? え、本当に大丈夫? ねえ、はるか!?」
KP:しかし、視線は近づき、やがて靄の向こうからその姿を顕さんとして
KP:___が、その一瞬後、目の前には奇妙な老人が立っている。
笹島 遥:「!!」 
笹島 遥:「…こ、こんにちは…?」



老人:「___ん?」
KP:どうにも、印象に残らない老人だった。
久瀬 圭司:「おい、ほんとに大丈夫か笹島?」
有栖川 紗月:こわっ
KP:にこやかに笑う姿は好々爺然としているが、
笹島 遥:「えと… あ… ウチ、私は笹島遥っていいます!」
KP:その目は何か深いものを見通している様にも見える。
KP:しかし、一瞬後にはその顔立ちすら思い出せない。
KP:そんな雰囲気の老人だった。
笹島 遥:「(わけわかんないけど… かまうもんか!)」
笹島 遥:「有宮茜って子を探してるんですが、どこにいるか… 知りませんか!」
老人:「ふむ・・・」
笹島 遥:二人にはまるで突然お芝居をはじめたように見えるだろう
KP:老人は、貴方の方をしげしげと見つめると、
老人:「___ほぅほぅ・・・なるほど」
KP:一人納得したように頷く。
笹島 遥:「う…私の顔…何か…?」
老人:「君は、探しものの途中かね」
笹島 遥:「! はい! 友達を… 本当に大事な友だちを探しています!」
老人: 「成る程・・・」
老人:「君はまだ、捜し物を続ける気はあるかね?」
笹島 遥:「何も言わず、霧に隠れるように消えてしまって… 小さなことでもいい、何か…!?」
笹島 遥:「勿論です!!」
老人:「そうか。なら、しっかりと記憶の欠片を掴んで離さないことだ」
老人:「記憶は繋がりの証明」
笹島 遥:「記憶の欠片… つながり… はい! わかりました!!」
老人:「上手くすれば、友達にも会えるだろう」
笹島 遥:「…はい、絶対見つけてみせます!」
老人:「__ふむ。まあ、精々頑張るといい」
笹島 遥:「いろいろ教えてもらって… えと、ありがとうございます!」
老人:「別に私は何もしておらんよ」
老人: 「__そうだな、最後に一つ。助言でもしてやろうか」
老人:「境界への道は、存外簡単な方法で開くことができるものだ。それに気づきさえすれば」
笹島 遥:「!」
老人:「私から言えるのはそんなところだ」
笹島 遥:「簡単な方法…… か、考えてみます…!」
老人:「ふむ。そろそろ目も覚める頃だろう」
老人:「早く帰りなさい」
笹島 遥:「あ…! センパイとてんてー… すっかり忘れてた… ってえっ、ウチ…私寝てるんですか…」
笹島 遥:「はい、お邪魔しました!」
KP:老人がそう言うと、貴方の意識は急速に、現実を取り戻していきます。
有栖川 紗月:「・・・るか! はるか!!」
KP:ぼんやりとした視界は徐々にハッキリと、
久瀬 圭司:「・・おい、ダイジョブか笹島?」
笹島 遥:「…………せん ぱい…?」
KP:自分が、寮の部屋で、天井を仰いでいることを認識させてくれるでしょう。
笹島 遥:「はっ!! てんてー! センパイ!!」 勢いよく跳ね起きよう
有栖川 紗月:「よかった。目、覚ました・・・」
笹島 遥:「なんか凄い体験してきました私! いやウチ!」
久瀬 圭司:「凄い体験?なんじゃそりゃ」
KP:他の探索者には、ベッドの上から落ちてきた荷物で、頭を打って倒れたようにしか見えなかったでしょうね。
笹島 遥:情報共有いいですかね?
KP:はい、構いませんよ。
KP:先程の光景は、ハッキリと覚えています。
笹島 遥:では、二人に興奮した口調で今見た夢ともつかぬ体験を話すよ
有栖川 紗月:「白昼夢・・・? でも、この異常な状況を考えると無視は・・・。先生はどう思います?」
久瀬 圭司:「こんな状況だからな、正直手掛かりになるなら藁にでもすがりたい気分だ」
笹島 遥:「多分… 茜っちは異世界とか平行世界とか結界の先とか境界の先にいるとおもうんですよ!」
久瀬 圭司:「何だったか、記憶を手放さないことと、境界はすぐ近くにあるだったか」
笹島 遥:「ですです」
久瀬 圭司:簡単な方法で開く、か
有栖川 紗月:「普段なら非現実的だと切って捨てるけど、こんな状況じゃ信じるしかないわね」
笹島 遥:「それに…一瞬だけど… 茜っちが見えた気がするんです」
有栖川 紗月:「有宮はその方法をやっちゃって取り込まれたのかな・・・?」
有栖川 紗月:「有宮が・・・」
KP:では、遥の白昼夢ともつかぬ体験の話をしているところで、皆さん【アイデア】ロールをどうぞ。
有栖川 紗月:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 82 → 失敗

笹島 遥:「一瞬見えた世界の先に… きっと…」
笹島 遥:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 79 → 失敗

久瀬 圭司:CCB<=75 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=75) → 61 → 成功

有栖川 紗月:ぐぬ
笹島 遥:あっぶねえw
久瀬 圭司:何とかなった
有栖川 紗月:さっすがせんせー!
KP:あらら、成功は久瀬先生だけですか。
笹島 遥:てんてー!!!
久瀬 圭司:話聞いてたらなんかひらめいちゃったよ
KP:では、久瀬先生は、あの夜、自分に電話がかかってきた記憶を『思い出し』ます。
久瀬 圭司:おおぉ、このシナリオの思い出す、は怖いな
久瀬 圭司:本当にあったことなのか、上書きなのか
笹島 遥:記憶の欠片だ!
久瀬 圭司:とりま、聞きましょう
KP:確か、あれはかなり夜も深まってきた頃、何か変なスイッチが入ったのか、互いの演劇論について熱い議論を交わし始めた生徒たち・・・要するに、遥や茜、紗月から電話がかかってきた記憶。
KP:まあ、夜中テンションだったんでしょう。
笹島 遥:つまり… 正義とはッ! 悪とはっ! イチメンテキに表せないものなのですよてんてー!
笹島 遥:とか熱く語ったらしい
久瀬 圭司:演劇論・・・?
有栖川 紗月:演劇論じゃなくない・・・?
KP:そんな迷惑な電話に辟易しながら、電話を切るタイミングを図っていた時に、流れてきた会話。
有宮 茜:「台本の読み合わせって、やっぱり舞台の上でやったほうが良いと思うんですよ!」
有宮 茜: 「ほら、記憶って、場所に紐付いて思い出すことも多いらしいから」
有宮 茜:「私も、舞台に立つと忘れしてた台詞思い出したりするもん」
KP:そんな話があったなあ、と、先程の話を聞きながら思い出しました。
久瀬 圭司:ふむふむ
笹島 遥:次は… 演劇の舞台に欠片かっ
笹島 遥:「てんてー? どうしました?」
久瀬 圭司:じゃあ、思い出したことを話しつつ
KP:ちなみに、今後もこういった『思い出す』シーンが挟まる場合がありますが、
有栖川 紗月:「そういえば、そんなことを・・・?うーん」
KP:それぞれの思い出のシーンでは、好きにロールしていただいて構いません。
KP:皆さんの思い出ですからね。
久瀬 圭司:「記憶の断片を手放すな、ってことは有宮のことをよく思い出せってことじゃねーかな」
笹島 遥:「確かに…言われてみれば正義論とアクションの関係性について語った気が…」
有栖川 紗月:「記憶が場所に紐付いて・・・? つまり、有宮の記憶を思い出すために、その場所を探して回ろうってことですか?」
久瀬 圭司:「そいうこったな」
笹島 遥:「はっ、なるほど! 舞台の上は毎日登ってましたもんね!」
久瀬 圭司:「この部屋も有宮のことが色濃く残ってるし」
久瀬 圭司:「何より、ここにいる3人が一番有宮を見てたのが舞台上だろ」
笹島 遥:うんうんと顔をブンブンさせながら頷く
久瀬 圭司:「あと、舞台ってのも一種の境界だからな。見る側と演じる側、役と自分自身。それらが入り混じってる場所だ。」
有栖川 紗月:「なるほど・・・まずは舞台、ですか」
笹島 遥:「なるほど… さっすがてんてー!」
久瀬 圭司:「まあ正直なところ当てずっぽうだ、しかし他に手がかりもないからな。」
有栖川 紗月:「でも本当に、先生が覚えててくれてよかったです。私とはるかだけだったら、きっとあたふたして終わってました」
有栖川 紗月:「ありがとうございます」
笹島 遥:「うん、私達もちゃんと『思い出せる』といいなあ…」
KP:ふむ、皆さん次は舞台・・・講堂の方に向かう、ということですね?
KP:では講堂のシーンを描写する前に、学校の地図を一応出しておきましょう。
KP:【学園地図】



笹島 遥:「…ハッ、ともかく行ってみましょう! この部屋からするにブッテキショーコって奴は多分あてになりませんぜ!」
笹島 遥:いいとこの学校だなあ
KP:ちなみに校舎には各学年の教室のほか、職員室や特別教室などがあります。
久瀬 圭司:森があまりに怪しい
有栖川 紗月:寮の他は講堂、校舎、体育館、礼拝堂、裏の森、か
笹島 遥:礼拝堂のベルを鳴らすと裏ボスがでてきそうだ
笹島 遥:特別教室…
有栖川 紗月:礼拝堂はなんか、イベントポイントっぽい
笹島 遥:美術室とか理科室とかかな
KP:そうですね。
KP:まあ、全ての場所に情報があるとは限りませんが、記憶探し以外でも情報収集をしたい場合は言ってもらえれば調べられるでしょう。
笹島 遥:ふむふむ…
有栖川 紗月:まずは講堂ね
笹島 遥:ですね!
有栖川 紗月:迷ってても仕方ないわ。行きましょ
KP:はい、では皆さんは寮を出て、再び講堂に戻ってきます。
久瀬 圭司:とりあえず、舞台から見ていこうぜ
笹島 遥:「帰り来たぞ! 者ども! 姫君がここに帰ったのだ!」
KP:舞台は、講堂の中央にあり、舞台の周辺では久瀬先生に言われて自主練中の部員たちがいます。
笹島 遥:「我が鎧は無論磨かれているなッ!?」 と勢いよく舞台まで走っていこう
KP:「あ、先生たち戻ってきた」「笹島テンション戻ってきた?」「もう大丈夫なのかな?」と、戻ってきた皆さんを見て口々に言いますね。
有栖川 紗月:「こういう時、はるかの行動力は正直、羨ましいわね」
久瀬 圭司:「目標が明確になったとたん、一直線だからな」
久瀬 圭司:「単純ともいうが」
笹島 遥:「さーおどき! 三大臣のグーチョキパーの練習はとりあえず後々!!」
有栖川 紗月:「はるかの一番かわいいところ、ですね」
有栖川 紗月:「(ピン、ポン、パンね)」
笹島 遥:「…タカ! トラ! バッタ! だっけ、まあいいや てんてー! センパイ! 場所空けましたよ!!」
笹島 遥:「はやくはやく!!」
有栖川 紗月:「・・・場所が肝要、ってことだったもんね。ありがと」
久瀬 圭司:「はいはい、ちょっと待てって」
久瀬 圭司:「どの場面にするかな・・・」
笹島 遥:「茜っち、一番気合はいってたのってやっぱ問いかけのとこじゃないかなあ」
久瀬 圭司:有宮が演じてるシーンってプロローグの2幕のところが一番印象に残ってるけど、そこにする?
有栖川 紗月:まあ、そこがいいでしょうねー。
笹島 遥:だねえ」
KP:では、舞台に戻ってきた遥さんとお二方、早速ですが【アイデア】ロールをどうぞ。
笹島 遥:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 28 → 成功

久瀬 圭司:「じゃあ、2人で問いかけのシーンからスタート!」
有栖川 紗月:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 23 → 成功

笹島 遥:「えーと、震えるほど心燃え尽きるほど熱いモノとはなにか…?」
有栖川 紗月:「我が身、我が心を望むのであれば、今から述べる3つの謎、その全てに答えなければなりません」
有栖川 紗月:「もしひとつでも間違えたならば、貴方の首は明日の月の出とともに広場に晒されることとなるでしょう」
笹島 遥:「…望むところにございます」
有栖川 紗月:「___では、問いましょう。勇猛にして無謀なる求婚者よ!」
有栖川 紗月:「1つ目の問いです___毎夜生まれ出ては、明けの朝日とともに消え去るもの、その名は何か?」
笹島 遥:「それは<希望>!」
笹島 遥:「………長いセリフカットで!」
笹島 遥:「もしくはカンペください!!」
KP:では、その問いかけに合わせて、お二人はある日の光景を思い出します。
有栖川 紗月:「久し振り、だけど覚えてるものね」
有宮 茜:「__やっぱりカッコいいなあ。先輩の演技」
笹島 遥:「いやぁ、そうそう流石センパイ…急に始まったのに…」
KP:それは、ある日の練習風景。
笹島 遥:「…あ…」
有栖川 紗月:「ありがと。トゥーランドットはね。やっぱり緩急が大切だと思うの」
有栖川 紗月:「要はギャップ萌えよ」
KP:今と同じ様に、有栖川が、新入生である皆さんに演技のレクチャーをするために、通し稽古をしていたときのこと
久瀬 圭司:「こら、萌えとか言わない」
有宮 茜:「ぎゃ、ギャップ萌え・・・・」
久瀬 圭司:「まあ、緩急が重要なのは事実だ。」
有栖川 紗月:「そ。最後のセリフ、知ってるでしょ? あれは最高のデレね」
笹島 遥:「ビシッと! ゆるっと…なるほど…」
笹島 遥:「それは故意!」
有栖川 紗月:「ツンが強ければ強いほど、最後が際立つんだ」
笹島 遥:「…でも、リューが死んじゃうの、納得行かないんですよねえ」
有宮 茜:「あ、でも緩急っていうのは判る気がします。何ていうか、氷と炎、ってトゥーランドットのイメージですし」
有栖川 紗月:「だから格好良さは意識してるわ。伏線はっとかなきゃね」
有栖川 紗月:「リューが死んじゃうのも緩急よね」
有宮 茜:「あ、私トゥーランドットも好きだけど、リューも大好きだよ」
笹島 遥:「かたるしす ってやつですよね! 分かるけど!わかるけどさぁ~!って」
笹島 遥:「いやぁイイ女だよね、ほんとリュー… ウチだったらぜったい娶ってるわ…」
有宮 茜:「新歓の演劇見て、体育館の裏でずっと台詞繰り返してたもん」
笹島 遥:「『その名を秘密にすることは、私の喜びです』」
笹島 遥:『この愛は、拷問も甘く感じさせます』
笹島 遥:「だったね、茜っちの練習見てたから覚えちった」
有栖川 紗月:「(・・・先生、はるかってばこういう役もいけるんじゃないですか?)」
有宮 茜:「・・・まあ、まさかコッソリやってた練習を誰かに見られるなんて思ってなかったけどね・・・」
久瀬 圭司:「(この雰囲気が続けばな…まあちょっとずつ慣らしていくしかねーが)」
有宮 茜:「あのときは心臓止まるかと思ったよ・・・」
笹島 遥:「いやぁ、まさか私が2000の技を練習してる場所に人が来るとは思わなくて…」
笹島 遥:「つい隠れてたら凄い演技始めたから『ぶらーゔぉーーーー!!!』と飛び出してしまってね…」
笹島 遥:「いやぁまさか同室になるとは夢にも…」
KP:___舞台上での、他愛ないやり取り。
KP:ですが、その時間は、確かに自分たちにあったものだと、皆さんは確信できるでしょう。
有栖川 紗月:「確かに。ここにも合った。有宮の記憶」
有栖川 紗月:「失ってなんかいない。消えてなんかいない。無くなってなんかいないんだ」
笹島 遥:「…うん、演劇部に入って…少したった時のだ」
久瀬 圭司:「ああ、確かにこの舞台で有宮演じていた」
笹島 遥:「茜っちもどんどん成長してって… すごかったなあ…」
笹島 遥:「いやぁセリフ合わせで、トゥーランドットの冷たいセリフ言われたときは背筋凍ったもの…」
笹島 遥:「…欠片、また一つ戻ってきましたね」
有栖川 紗月:「あんなかわいい顔して、凄いよねあの子はさ」
有栖川 紗月:「折角射止めた主演女優。晴れの舞台の学園祭。それを前にしていなくなるなんて、許すもんですか」
有栖川 紗月:「絶対に、連れ戻しちゃる」
久瀬 圭司:「主演にそうそう降りられちゃたまらんからな」
笹島 遥:「そうですとも、茜っちの第一ファンのウチがそんなの認めません!」
笹島 遥:「頑張って習得しつつある鎧兵士の動きの練習もぱぁだしね!!」
笹島 遥:「だから帰ってこーい!! どこに居る茜っちー!」
久瀬 圭司:「元気なのはいいがとりあえず叫ぶなって」
演劇部員:「笹島さん、相変わらず元気だねえ・・・」
笹島 遥:「いやぁ舞台の上ってやっぱ声が響くし… 大きい声のほうが境界開くんじゃないかなあって」
演劇部員:「教会?」
KP:周りの演劇部員たちも苦笑いしながらも、またか、と言うふうに生暖かい顔で見ているようです。
有栖川 紗月:「そうだ、はるか」
笹島 遥:「はい、なんでしょう!」
有栖川 紗月:「さっき頭打った時さ。有宮が見えたって言ってたよね」
笹島 遥:「はい、茜っちが多分ですが一瞬見えました!」
有栖川 紗月:「顔・・・っていうか、表情、見えた・・・?」
笹島 遥:「え? うーん…」
笹島 遥:どうなんでしょうKP
笹島 遥:見えましたかね?
KP:そうですね。ぼんやりとは見えていました。
笹島 遥:マジすか
KP:少し驚いたような表情に見えました。
笹島 遥:一体どんな表情を…
笹島 遥:「あ…!」
笹島 遥:「って顔してました」
有栖川 紗月:「そっか。・・・まあ、泣いてなかったんならいいわ」
KP:さて、舞台での記憶を思い出した皆さんですが、次はどうします?
有栖川 紗月:「先生、次は・・・どこがいいでしょう?」
有栖川 紗月:きっとそれぞれになんらかの思い出はあるんだろうなぁ
久瀬 圭司:「うーん、記憶は出てきたがこれといった手掛かりはなしか」
久瀬 圭司:「ちなみに有宮に礼拝の習慣とかはあったか?」
笹島 遥:「ちょーっと待ってくださいね… 思い起こします…」
久瀬 圭司:「通ってる場所があるならそこから潰して行った方がいいと思うが」
笹島 遥:KP、茜に礼拝の習慣ってありましたかね
KP:ありませんね。彼女は特に信心深いわけではなかったようです。
KP:むしろ、神様とかの話をすると微妙な顔をされる感じでした。
笹島 遥:「いやー茜っちは特にお祈りをしに行くタイプじゃありませんでしたね」
笹島 遥:「むしろ神様とか嫌いだったタイプですね」
有栖川 紗月:「ふむ」
久瀬 圭司:「そうか、じゃあ礼拝堂は後回しだな」
笹島 遥:「ウチは時々お昼寝しに行くんですけどねえ」
笹島 遥:会話に出てきたのは体育館裏だったけど…
笹島 遥:アレは会話の流れかなあ
演劇部員:一応、もう一度地図を出しておきましょうか
久瀬 圭司:となると森か体育館か、校舎か
有栖川 紗月:「校舎・・・校舎か。まあ、日常の象徴よねぇ・・・」
笹島 遥:「あ、そうだ、さっき思い出した時に茜っちの秘密の練習場のことも言ってました」
有栖川 紗月:「ああ、はるかの秘密特訓場の」
笹島 遥:「校舎のちょっと裏手のとこです」
笹島 遥:「いやぁ、タイヤとかぶら下げといたら誰か使ってるな…とは思ってましたが」
久瀬 圭司:「体育館裏か、行ってみるか?」
KP:学校の備品でそんなことしてたの
笹島 遥:ジャッキーチェンは基本でしょう!
有栖川 紗月:「行動あるのみ、ですね」
笹島 遥:「ともかく茜っちが行きそうな場所は全部行っちゃいましょう!」
有栖川 紗月:では校舎へ向かいましょうか!
KP:はい、では体育館裏、茜の秘密の練習場所へ向かう、ということで。
笹島 遥:はいー
久瀬 圭司:了解
有栖川 紗月:ごーごー
KP:・・・ですが
KP:それは次回になりそうですね。
笹島 遥:わぁ小奇麗
笹島 遥:何っ
笹島 遥:0:06!?
久瀬 圭司:日付の変更をお知らせいたします
KP:~瑠璃の鳥~
有栖川 紗月:いいところですね
久瀬 圭司:今夜もお疲れ様でした
KP:はい、ではキリが良いので本日はここまでとしましょう。お疲れ様でした。
有栖川 紗月:おつかれさまでしたー





有宮 茜:BGM:花天月地
有栖川 紗月:体育館裏に呼び出された我々は・・・
笹島 遥:謎の老師にベスト・キッド的修行を施されることになった…
KP:さて、前回は講堂を飛び出し、体育館裏に向かおうとしていたところでしたね。
笹島 遥:茜っちの(公然の)秘密練習場だー!
KP:ちなみに、各所を訪ねて【アイデア】判定を行う以外にも、もちろんその辺りの生徒に話を聞いたり、資料を調べたりといった調査方法も考えられますからね。
KP:いろいろと探してみて下さい。
笹島 遥:なるほど… 残ってるのかなー
有栖川 紗月:体育館裏にはたくさんの木人が・・・
笹島 遥:手当たり次第! いい言葉だねっ!!
笹島 遥:こつこつ作ったよ!
KP:では、始めていきましょう。
有栖川 紗月:話を聞いてみましょう
有栖川 紗月:はーい
笹島 遥:はーい
久瀬 圭司:よろしくお願いします
KP:さて、前回、皆さんは体育館裏に行こうと講堂を飛び出したところでしたが、
笹島 遥:はい! 遥は脚が速いぞ!
KP:講堂を出たところで、危うく人にぶつかりそうになります。
有栖川 紗月:はるか気絶チャンス!
久瀬 圭司:どうした?どっか爆発でもする?
笹島 遥:「ひゃっ! ごめんなさーい!」
有栖川 紗月:大丈夫?はるかのおなかに包丁とか刺さってない?
久瀬 圭司:「こら、急ぐのはいいが、走らない。」
笹島 遥:ピピーッ これはDX3ではありません!
理事長:「あら、いいえ。こちらも注意していなかったからおあいこね」
笹島 遥:オーヴァードにならずに死んじゃうよ!
笹島 遥:「あ、りじちょー! こんちはです!」
KP:講堂前にいたのは理事長先生でした。
理事長:「ええ、こんにちは」
有栖川 紗月:「ぶつかったら危ないからね。気を付けましょう」
笹島 遥:「今日も演劇練習見に来てくれたんですか?」
久瀬 圭司:「ああ、理事長。こんにちは。」
笹島 遥:「う、すみません」
理事長:「ええ、そのつもりだったのだけれど」
理事長:「もう今日の練習は終わりかしら?」
有栖川 紗月:「ちょっと主演女優の体調が悪くてですね・・・」
理事長:「あら、そうなの。本番も近いのに心配ね」
笹島 遥:「……(あっぶない、茜っちのこと聞いちゃうところだった)」
笹島 遥:「…? あれっ」
久瀬 圭司:んー、一応有栖川が主演と認識されているはずだが
理事長:「それじゃ、私は他の部活を見て回ることにするわ」
笹島 遥:うむ、どう見てもセンパイいるのに反応がちがうねえ
有栖川 紗月:「どこかで見かけませんでした? 具合悪そうにしてる姿とか」
笹島 遥:「あ、まってください!」
理事長:「ん、何かしら?」
理事長:「主演の娘?いいえ、特に見かけた覚えはないけれど」
有栖川 紗月:「そうですか。ありがとうございます」
笹島 遥:「……… あ、ありがとうございます」
理事長:「もう良いの?それじゃ、本番楽しみにしているわ。主演の娘の体調戻ると良いわね」
有栖川 紗月:(覚えてる人はいるんだ・・・。うーん、打ち明けるべきか迷うなぁ)
久瀬 圭司:「すいません、有宮のこと見かけたら、声を掛けるくれますか?」
笹島 遥:「あ、はい… りじちょーももし茜っちどこかで見かけたら、教えてくださいね!「」
久瀬 圭司:打ち明けるところまで行くのは微妙だな
笹島 遥:うむ
理事長:「?ええ。わかったわ」
久瀬 圭司:せめてこのメンバがなぜ覚えてるのかがわかればなぁ
KP:そう言うと、理事長は校舎の方へ歩き去っていきます。
有栖川 紗月:怪しい、とかではなく、今わかったことは我々の他にも覚えてる人はいるということと・・・
有栖川 紗月:校舎に行けばまた会えるかも、ってとこかな
笹島 遥:「あ、あの…り、りじちょー… 茜っちの事覚えてましたよ!?」
久瀬 圭司:「ああ、そうっぽかったな…」
笹島 遥:「一体どういうことでしょうね…?」
有栖川 紗月:「うん、全員が忘れてる訳じゃないのかも・・・混乱させないようにとりあえず伏せておいたけど」
久瀬 圭司:「それを言ったらそもそも俺らが覚えてる理由も謎だからな。」
有栖川 紗月:「そういうところも含めて探っていきましょう」
久瀬 圭司:「偶然なのか、何か意味があるのか。」
笹島 遥:「うーん… なんかセンパイが言わないようにしてたから聞かないようにしましたが…」
笹島 遥:「きになるよ~~~」
笹島 遥:「でもとりあえず、どうやらまだキオクしてる人もいたし これからはキキコミとかもしっかりする必要がありそうですね」
有栖川 紗月:「誰にあってもああいう微妙な言い回しで確認しようとは思ってたのよ。いきなり当たるとは思わなかったけどね」
久瀬 圭司:「とにかく今は情報収集だな。何が起こってるのか掴まないと誰が信頼できるのかもわっからん
有栖川 紗月:「じゃ、体育館裏に行きましょうか!」
笹島 遥:「はい! こっちです!」 また先導して走り出そう
有栖川 紗月:「はしるなっての!」
笹島 遥:100m14秒の俊足だ!
KP:はい、ではシーンを体育館裏に移しましょう。
KP:体育館裏は、体育館と学園の敷地外縁の間に位置し、ちょっとした隠れ家のようになっています。
笹島 遥:「ここだーっ! 我が血と涙の虎の穴はッ!」
有栖川 紗月:「あんたは虎子か」
久瀬 圭司:「はいはい」
久瀬 圭司:で、だれか居る?
有栖川 紗月:「落ち着いたらエチュードで山月記でもやりましょうかね」
KP:体育館からバレー部やバスケ部などの体育系部員の声は響いてくるため、ある程度大声を出してもバレないと言う意味で、色んな生徒が隠れ家的に使っているようですね。
笹島 遥:「虎形拳! 猿拳! 水鳥拳をここで体得いたしました!」
KP:そうですねえ。居てほしいですか?
笹島 遥:ほう…?
笹島 遥:キキコミできるならそれはそれでありだが、思い起こしに支障はでるかなあ
久瀬 圭司:なんか意味深な問いかけだ
有栖川 紗月:どちらでも支障がない、ということでしょう多分
笹島 遥:よっし、じゃあだれか居てほしいです!
有栖川 紗月:カオナシNPCの希望があれば出せるよ、くらいの
久瀬 圭司:どうだろうな。特別この場で聞きたいことがあるかというと微妙な気もするが
KP:そうですね。思い出しに支障は出ないです。聞き込みをしたければ、ということですね。
久瀬 圭司:とりあえず、思い出しをやってからだれか登場してもらうかな?
有栖川 紗月:うん、それがいいと思います
笹島 遥:そうですね
KP:分かりました。ではこの場所を見て、何か思い出せるかどうか、【アイデア】ロールをどうぞ。
有栖川 紗月:「何か思い出せる? ここで、有宮のこと」
久瀬 圭司:CCB<=75 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=75) → 7 → スペシャル

笹島 遥:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 90 → 失敗

有栖川 紗月:ふり幅ひれーな
笹島 遥:「む、むむむ…」
有栖川 紗月:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 88 → 失敗

有栖川 紗月:ほらこんなもん
KP:久瀬P思い出し力高いですね。
有栖川 紗月:さっすがプロデューサー!
笹島 遥:「出てこない… うーん! セリフ練習いっぱい付き合ってもらったはずなのに~!!」
笹島 遥:やるぅ! 久瀬P!
久瀬 圭司:なぜ秘密特訓乃ことを教師側が覚えてるのか、これがわからない。
有栖川 紗月:「私はあんまり来なかったからなぁ・・・はるか捕まえに来てたくらいだから・・・」
有栖川 紗月:バレバレだったんでしょうねぇ
久瀬 圭司:まあ、内容を見て上手いこと辻妻合わせようw
笹島 遥:声がどう考えてもデカイからな遥…>バレバレ
KP:そうですね。では
KP:思い出すのは、入学式から少し立った頃、各部活の新歓イベントが終わってすぐの記憶です。
KP:学期始まってすぐの一大イベントが一段落つき、各々がブラブラと構内をうろついていたとき、
KP:体育館裏の方から、誰かの声が聞こえてくることに気づきます。
KP:なお、これは久瀬先生の記憶ということになりますが、他のPCも登場して大丈夫です。
笹島 遥:なるほーど
久瀬 圭司:じゃあ、部活が始まる前にちょっとぶらぶらしてて立ち寄ったことに使用
有栖川 紗月:タイミングを見てチラチラします
KP:では、体育館の近くをぶらついていた久瀬先生の耳に、女性の鬼気迫る様子の声が漏れ聞こえてきました。
笹島 遥:「ちがーう、茜っち! ペガサス流星拳はもっと腕を天空に!」
有栖川 紗月:酷い
久瀬 圭司:なんだろう、鬼気というより嬉々というか
有宮 茜:「いや、何でペガサス流星拳の練習になってるの!?演技練習じゃなかったっけ!?」
久瀬 圭司:頭の痛くなりそうな声の方へ行ってみます
笹島 遥:「あ、そうだったそうだった」
笹島 遥:「で、何の劇だったっけ 台本台本…」
久瀬 圭司:「お前ら何やってんだ…
久瀬 圭司:と声を掛けます
笹島 遥:「あ、久瀬てんてー! こんちはっす!」
笹島 遥:「茜っちと演技練習中なんですよ! 見てってみてって!」
久瀬 圭司:「頭の痛くなる大声が聞こえてくると思ったら、やっぱりお前か¥
久瀬 圭司:「演技練習?」
有宮 茜:「遥ちゃん!?」
笹島 遥:「はい、あの入学式の演劇でやってた… ………トランドル婦人? のを!」
久瀬 圭司:「というかペガサス流星っていくつだおまえ」
笹島 遥:「小宇宙は誰の心にもあるんですよてんてー!」
久瀬 圭司:「トゥーランドットな。有宮もあまりこいつに付き合い過ぎるなよ。アタマ壊すぞ。」
笹島 遥:「それよりも茜っちの演技見てくださいよー! すごいんですよ!」
有宮 茜:「もう壊してる気がします・・・」
笹島 遥:「失礼なー!?」
久瀬 圭司:「まあ、笹島は置いておいて。やってみろ有宮。」
有宮 茜:「え、ええっ!?本当にやるんですか!?」
有栖川 紗月:(二階の校舎の窓からニヤニヤして見守っていよう)
笹島 遥:「イエス! 見せて見せて!」
笹島 遥:「いつものホワホワ感が打って変わってカッコいいんだから!」
有宮 茜:「うう・・・もう、ちょっとだけですよ」
有宮 茜:すぅーはぁー、すぅはぁ
笹島 遥:(目をキラキラさせている)
有宮 茜:「今より幾千年もの昔、この宮殿の中で、絶望の叫びが響き渡ったのです!」
有宮 茜:「その叫びは!子孫から子孫を通じて、
久瀬 圭司:(おっ)
有宮 茜:この私の魂のうちに宿ったのです!
有宮 茜:プリンセス ルー・リン
有栖川 紗月:(!)
有宮 茜:優しく、清らかなかの姫は、
有宮 茜:厳しい沈黙の中、清らかな喜びで、屈することなく決然と、
有宮 茜:支配し、抵抗してきたのです!
有宮 茜:今、私の中で彼女はよみがえる!」
KP:と、一節を演じ終えると、有宮はふにゃりと表情を崩して
有宮 茜:「・・・こ、これくらいで勘弁してください・・・」
有栖川 紗月:「(トゥーランドットが何故男たちに謎掛けをして殺すのかの理由を歌い上げる鬼気迫る場面ーー)」
久瀬 圭司:ぱちぱちぱちと拍手
笹島 遥:「イエーーーー!!!ブラーヴォー!!!!」
久瀬 圭司:「笹島じゃないが、お見事!」
久瀬 圭司:(こいつはなかなかの逸材だな、、、今年はこいつで行くか…?)
有宮 茜:「うう、ありがとうございます・・・」
KP:恥ずかしそうにがっくりと項垂れます。
笹島 遥:「ね、すごいでしょー!? てんてー!」
有宮 茜:「うう、あの時遥ちゃんに練習を見られたばっかりにこんな辱めを受けることになるなんて・・・よよよ」
久瀬 圭司:「ふむ、少し粗はあるが。十分だな。」
久瀬 圭司:「よし、じゃ秋の主役はお前に決定。」
久瀬 圭司:(いいよな)
有宮 茜:「・・・へ?」
有栖川 紗月:思い切りがいいなぁw
久瀬 圭司:みたいな感じで有栖川のいる窓辺へ目くばせしておこう
笹島 遥:「…トゥーランドット! おぉ、トゥーランドット!」
笹島 遥:「栄光あれ、栄光あれ、おお勝利者に! 」
有栖川 紗月:「(うへ、ばれてたか。流石先生目ざといね)」
有宮 茜:「え、え・・・ええええええええっ!?」
有栖川 紗月:「(笑顔で手を振ろう)」
有宮 茜:「いやいや!、でも私、新人ですし!それに・・・!」
久瀬 圭司:「今の見て納得しない演劇人なんていねーよ。とにかく決定、いやー気分がいい。」
笹島 遥:「やったぜ茜っちー! 栄光あれー!」 肩をバシバシ叩こう
有宮 茜:「え、ちょっと!先生、先生ー!?って遥ちゃん、痛い痛い!!」
久瀬 圭司:有栖川の方へ(*‘ω‘ *)bみたいな感じでサインしたら、高笑いしながら部室のほうへ去って行こう
久瀬 圭司:「やー、僥倖僥倖、はっはっはっ」
有栖川 紗月:「なんであの人偶に可愛いのかしら。いや、それだけ気分がいいのか」
有栖川 紗月:「しっかし、活きのいいのが入ってきたじゃん。これだから青春ってやつは楽しいねぇ」
有宮 茜:「うう・・・どうしてこんな事に・・・」
KP:さて、では久瀬先生が去る辺りで記憶も途切れますが
KP:最後に一つ、【聞き耳】で判定をどうぞ。
笹島 遥:これは久瀬先生だけだろうか
久瀬 圭司:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 25 → 成功

有栖川 紗月:CCB<=40 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=40) → 54 → 失敗

笹島 遥:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 2 → 決定的成功/スペシャル

有栖川 紗月:kkmm!
笹島 遥:草
KP:ここで2成功ぅ!?
有栖川 紗月:チェックはいるじゃん
笹島 遥:やったぜ
笹島 遥:先程の90が振替してきたのだ!
KP:ま、まあ。では遥さんも聴いてるうちにその場面の記憶が戻ってきたんでしょう。
久瀬 圭司:各判定誰かひとりくらいスペシャルしてる感じだなw
有栖川 紗月:こじ鯖クトゥルフではよくあること・・・マジで
KP:久瀬先生の去り際、小さく茜がこうつぶやいたのを、あなた達は『思い出し』ます。
有宮 茜:「・・・良いのかな。本当なら、私は、ここにいるのも間違いなのに」
久瀬 圭司:ほうほう
笹島 遥:「……茜っち」
KP:さて、『思い出した』記憶は以上です。
有栖川 紗月:「なに、それ・・・」(聞いた)
笹島 遥:「『ここに居るのが間違い…』 一体どういうことなんだろ… 」
有栖川 紗月:「居るのが間違いってどういうこと? まるで居なかった、居ない今がのが正しいみたいじゃん・・・」
久瀬 圭司:「あの時は気にも留めていなかったが、」
久瀬 圭司:「今起こってることを考えると、、、気になるな・」
笹島 遥:「でもきっと、茜っち本人はきっとここに居たかったはずです!」
笹島 遥:「あんなにイキイキ演技できる子が… 急に消え去りたいだなんて思うはずない!」
有栖川 紗月:「うん・・・そうだね」
久瀬 圭司:ふむ、ちょっと演技で振ってもいい?
久瀬 圭司:茜の演技に迷いがあったかどうかわからないかな?
笹島 遥:おー
KP:ほう、構いませんよ
有栖川 紗月:いい提案だ
久瀬 圭司:では
久瀬 圭司:CCB<=85 【芸術(演劇)】
Cthulhu : (1D100<=85) → 79 → 成功

KP:ふむ、成功ですね。
久瀬 圭司:ちょっと危なかったけど成功
KP:では、茜の演技を見てきた久瀬先生の所感として
KP:茜は演技そのものに迷いや悩みを持っていた様子はありませんでした。
KP:・・・聞きたいことへの回答はこれ出会ってるかな?
KP:で合ってる
久瀬 圭司:はい、OKです
有栖川 紗月:芸術(演劇):(心理学)
笹島 遥:しかも自分で振れるぞ
久瀬 圭司:演技を見ればなんでもわかーる
笹島 遥:ということは自分の生まれとかそういう方面なのかな
KP:まあ、演技に関わる部分だけですけどね
久瀬 圭司:「ああ、あいつの演技は迷いがある奴ができるものじゃなかった。」
久瀬 圭司:「少なくとも、あいつは全力で舞台に立ち、ここにいたいと思っていたはずだ。」
有栖川 紗月:「有宮が望んだ結果って訳じゃないんだ。それじゃあ」
笹島 遥:「勿論ですとも!」
有栖川 紗月:「私たちにはまだできることがあるんだよね。まだあいつの手を取ることができる」
有栖川 紗月:「きっと」
笹島 遥:「はい、探し出してあげなきゃいけません!」
有栖川 紗月:「うん。探そう、有宮を!」
久瀬 圭司:「だな」
笹島 遥:「…でも、とりあえずここで場所のアテがキオクの中から無くなっちゃいましたね」
笹島 遥:「次、どうしましょう? 教室あたり行ってみます?」
KP:さて、では皆さんがそんな事を話していると、
KP:何か用事があったのか、一人の女子生徒が角の方から顔を出して、ビクッ、と驚いたように立ちすくみます。
女子生徒:「うぇっ!?」
笹島 遥:「うぇ?」
笹島 遥:「あ、誰かいる」
笹島 遥:「どうしたのー?」
女子生徒:「あ、いや、あの。人がいるとは思わなかったので・・・」
笹島 遥:あ、KP、この生徒さん演劇部で見覚えあるかな?
KP:いえ、演劇部ではなさそうですね。
笹島 遥:ほほう
笹島 遥:「ああ、気にしなくていいよ~ ここ練習とかにちょうどいいもんねえ」
久瀬 圭司:ふむ
女子生徒:「練習・・・?えっと、ここ、何かの練習に使ってるんです?」
笹島 遥:「私もよく特訓してるよ! あなたもよく来るの?」
笹島 遥:「あ、全然無断だから何かに使いたければ全然譲るよ!」
女子生徒:「いや、私はちょっとさぼ・・・あ、いえ。休憩!休憩しに!」
久瀬 圭司:「なあ、此処へはよくさぼ・・・休憩に来るのか?」
女子生徒:「え!?ええ、そうですね。ちょうど音とか響かない場所ですし。例の噂のおかげかあんまり人こないし」
久瀬 圭司:「噂?」
KP:「え、知りません?幽霊の噂」
有栖川 紗月:「・・・?」
女子生徒:「ここ、出るらしいですよ」
笹島 遥:「お、おばけ…? 初耳かも…」
笹島 遥:「う、うそー!?」
有栖川 紗月:「・・・ひょっとして。それってどんな幽霊かしら?」
女子生徒:「え?えーっと、ですね・・・」
KP:これ以降は文書で出しますね。
笹島 遥:はーい
KP:「体育館裏の幽霊の噂」
KP:あるクラスに、三度の飯より昼寝が好きな生徒がいた。
KP:彼女は度々授業をサボっては、昼寝をしていたそうな。
KP:ある日、彼女がいつものように昼寝から目覚めると、周囲は既に真っ暗。
KP:___しまった、寝すぎたか。 そう思った彼女は、ベッド代わりに使っていた体操マットから飛び起きると、寮の方へ帰ることにした。
KP:その時、彼女は体育館裏から声が聞こえることに気づいたそうな。
KP:寝ぼけ気味だった彼女は、何となく気になって、声のする方へ様子を見に行ったという
KP:そうして、彼女は体育館裏を覗き・・・見てしまった
KP:「私は復讐する。そう、あなた達に、あなた達に!」
KP:「彼女の、その叫びの、その死の!復讐を!!復讐を!!!」
KP:一人の女が、鬼気迫る表情で叫んでいるのを。女の表情は、まるでこの世の全てを憎んでいるみたいに、苛烈で、でも冷酷な眼をしていたそうよ。
KP:その生徒は驚きのあまり、ひっくり返って頭を打ってそのまま気絶してしまった。
KP:気づくと、彼女は昼寝の前と同じ様に、体育館のマットの上で寝てたそうな。
笹島 遥:「………」
有栖川 紗月:「(やっぱり)」
久瀬 圭司:「(あー)」
女子生徒:「怖いよねえ」
笹島 遥:「うーむ、幽霊の正体見たりカメルーン? って気持ちかな…」
有栖川 紗月:「その女ってウチの生徒だったのかな? 服装とか」
久瀬 圭司:「枯れ尾花な」
女子生徒:「か、カメルーン・・・?」
笹島 遥:「あと、体育館のマットはかび臭くて寝づらい! …そうですね、服装の話は伝わってない?」
女子生徒:「あー、えーっと、噂ではそこまで詳細な話はなかったかなあ」
有栖川 紗月:「(一番の可能性としては記憶から抜けた有宮が幽霊として語られて・・・)」
有栖川 紗月:いや、場合によっては記憶から抜けてなくても語られてたかもね・・・
笹島 遥:「うーん、茜っち… 夜中に練習してたのかな?」
笹島 遥:「ウチ、寝るの早かったから…」
有栖川 紗月:「あ、その噂って結構最近のはなし?」
女子生徒:「え?えーっと、そういえば先輩が言うにはここ半年くらいの噂って話だったような・・・」
有栖川 紗月:「そっか、ありがとう」
笹島 遥:4月入学とすると…
笹島 遥:時期は合いますね
久瀬 圭司:時期は一致するなぁ
有栖川 紗月:この子との会話は大体こんなもんですかね
KP:他に聞くことがなければ、女子生徒はそそくさと戻っていきます。
有栖川 紗月:「さて。面白い話も聞けましたし、私たちもそろそろ校舎に戻ろっか?」
久瀬 圭司:今のところ聞くネタはないなl
笹島 遥:「うーん、ちょっとまってください」
有栖川 紗月:お
笹島 遥:「なんとなくこう、今の話で頭にショックを受けていつの間にやら体育館… という話に」
笹島 遥:「デバステイターがあるというか…」
有栖川 紗月:「ああ。はるかが言ってた・・・夢? のはなし!」
笹島 遥:「はい、あのときも確か強いショックを頭に受けたんですよね」
笹島 遥:「ちょっと一発試してみようかなーと…」
久瀬 圭司:デジャヴ?
笹島 遥:せいかーい
有栖川 紗月:「試すって・・・え?どうやって?」
笹島 遥:「ふむ、武術の修行にはあえて強い衝撃に耐え、それに慣れるという物があり…」
笹島 遥:「硬いものに頭を打ち付けたりなどすると… 骨が厚くなって図付きが得意になったりするんです」
久瀬 圭司:「ショック療法は確かにあるが、本当に大丈夫なのか?」
笹島 遥:頭突き
笹島 遥:「なに、一回くらいなら死なないでしょ!」
笹島 遥:「うーん、茜っちは確か… ここらの壁に向かって練習を…」と茜が練習してたあたりの体育館の壁を見据えよう
有栖川 紗月:「ちょ・・・まさか」
KP:ええ、茜が練習していた場所はわかっていいですが・・・
笹島 遥:その場所に頭を打ち付けたりなどしたいのですが…
笹島 遥:いいでしょうか?
KP:なるほど、本気ですか?
久瀬 圭司:思い出す(物理)
笹島 遥:確認がコワイ! 多分ダメージもらうってのはわかってるけど!
笹島 遥:お、おう… 死なない程度にガンっとやろうと思いますとも
KP:ダメージはまあ、どんなぶつけ方するかによりますが・・・
有栖川 紗月:成功しちゃって帰ってこれない場合が一番怖いけどねー
久瀬 圭司:探索もあるし、気絶はしてくれるなよ・・・?
有栖川 紗月:こんにちは神話生物とかの可能性はそれなりにある
笹島 遥:Oh…
有栖川 紗月:ただ、うん、確かに手ではあるんですよねぇ
笹島 遥:一応確認したいと思ってたんですよね、物理ショックじゃね?っていうの
久瀬 圭司:旨い事行けば一気に進みそうだけど、リスクもあるなー
有栖川 紗月:確認は大事。リターンが見合うかは謎っすなぁ
有栖川 紗月:はるかちゃんに任せた!
笹島 遥:でも、最初の方に簡単に境界は超えられるって無貌の爺さんも言ってたし…
笹島 遥:多分超えてもいいはず…
笹島 遥:ということでおでこを頭突きの要領で壁に強かにぶつけてみよう
KP:なるほど
有栖川 紗月:「はるか!? はるか!! はるk・・・(遠のく」
KP:では、そうですね
笹島 遥:「気分は少林寺… 老師… 私にどうかジーフィーを…」
久瀬 圭司:まあ、骨は拾ってやる…折れなきゃな…
笹島 遥:「ほァたァ!!」勢いよく頭を振りかぶり壁に頭突きをします
KP:【頭突き】でロールどうぞ。
笹島 遥:そう言えばあったわ頭突きwww
笹島 遥:初期値意外と低い!? 
笹島 遥:あの…相手動かない壁なんでなにかボーナスなどいただけませんかね…
KP:うーん、まあ+20%としておきましょうか。
笹島 遥:CCB<=30 頭突き
Cthulhu : (1D100<=30) → 29 → 成功

久瀬 圭司:あぶな
有栖川 紗月:成功しおったw
笹島 遥:成功してしまった
KP:なるほど、では壁に遥さんが思い切り頭突きをかまし、ゴンッ!という鈍い音が響きます。
KP:とても痛いです。
笹島 遥:「おぉう… おふぅ… おおっふ…」
久瀬 圭司:「お、おい、笹島?」
KP:ちなみに痛いだけで何も起こりません。
笹島 遥:「痛い… かなりハードですよコイツ…」
笹島 遥:ですよねー
有栖川 紗月:確認が取れただけ良しとしましょー
有栖川 紗月:「あーあー、おでこコブになってるよ?」
笹島 遥:「…とりあえず物理ショックじゃなさそうです! センパイ!」
笹島 遥:「あ、これぐらいならちょくちょくあるんでダイジョブっす!」
久瀬 圭司:「お前本当に大丈夫か?」
有栖川 紗月:「うん、可能性を一個潰したのは偉いわ。でも、女の子なんだから簡単に無茶しないの」
笹島 遥:「丈夫なのが取り柄ですんで!」
笹島 遥:「いやーこの中だと体張るのウチって気がするし… とりま次行きましょー!」
久瀬 圭司:「大丈夫かなあいつ・・・」
有栖川 紗月:「あとは・・・そうね。眠る、とかかな」
久瀬 圭司:とりあえず、次どうする?
笹島 遥:あと、アテがあるのは理事長だけど…
有栖川 紗月:いきなり裏の森とか礼拝堂もなんですから校舎じゃないでしょうか
笹島 遥:あ、そうね、茜の席とか教室とか思い出あるでしょ多分
有栖川 紗月:「毎夜生まれては明け方に消えるものは? か」
KP:では次は校舎ですね。
久瀬 圭司:校舎かなぁ、あとは有宮の身の上とかもちょっと気になる。
有栖川 紗月:「意外と眠ることが境界の越え方だったりしてね」
久瀬 圭司:資料が残ってないにしも、理事長とか知らないかな
笹島 遥:「寝るかあ… そういえばお話の人も寝てましたね」
有栖川 紗月:それも踏まえて、校舎行きましょうか
笹島 遥:「休憩する時お昼寝してみましょうか」
笹島 遥:では校舎へ
有栖川 紗月:「思い当たるものはできる時に潰しておきましょう」
有栖川 紗月:ごーごー
KP:では、皆さんは壁に生み出した結構やばめの凹みを放置して、校舎の方へ向かうということで。
有栖川 紗月:はるかの凸みとイーブンで
笹島 遥:強いな遥…
KP:ダメージ出しておけばよかったですね。
久瀬 圭司:壁へのダメージが
笹島 遥:あーでも気絶も寝るに親しいことだから、寝るが凄い正しい気がしてきたな
笹島 遥:またそれとなくためそう



KP:学園の校舎には遥かや紗月が普段授業を受けている教室のほか、図書室やPC室などの特別教室、職員室や理事長室などの教職員室などが設置されています。
有栖川 紗月:ふむふむ
笹島 遥:今の所ありそうなのは… 教室と理事長室だねえ
笹島 遥:どっち先行く?
KP:建屋は4階建てになっていて、1階が教職員室など、2階より上が普通の教室となっています。
有栖川 紗月:取り敢えず、教室に行きますか。「はるかと同じクラスだっけ?」
笹島 遥:そこはどの学校も似たようなもんなのかー
久瀬 圭司:賛成、とりあえず教室から潰しておくかな
笹島 遥:同じでいいですかね?>KP
KP:いえ
KP:遥は茜が、自分と違うクラスだと言っていたのを覚えています。
笹島 遥:「うんにゃ、違いますねー あの子はBで… 私がLです…」
有栖川 紗月:「じゃあ、行こうか」
笹島 遥:「おーっと、華麗にスルーされたーッ ホントは私A組です~」
久瀬 圭司:「あー、聞かなかったことにするからな」
KP:はい、では1年B組の教室に向かうということで。
笹島 遥:「つ、冷たい! 茜っちのオーバーリアクションが切実に今必要!」
有栖川 紗月:12組くらいならあったから自然だった
笹島 遥:はいー>B組
KP:ちなみに1年B組は銀六というおじいちゃん先生が担任を務めるクラスで・・・と、冗談はおいておいて
笹島 遥:「銀じいちゃんが名物なんですよね~ B組・・・・」
有栖川 紗月:リーゼント外人とか・・・彼は大学だったか
KP:さて、といったところで1年B組の教室の前までやってきた皆さん。
KP:既に下校時間は過ぎていますが、教室にはまだ、放課後のおしゃべりを楽しむ生徒たちが残っているようです。
有栖川 紗月:部活やってるから放課後・・・ひと気は少なそうだけど
有栖川 紗月:うむうむ
久瀬 圭司:文化祭前だけどどうかな?
KP:【聞き耳】に成功すれば、彼女たちの会話を聞き取ることができるかもしれません。
笹島 遥:おっ
有栖川 紗月:kkmm
KP:まあ、そのままドアバーン、してもいいですが
笹島 遥:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 9 → スペシャル

笹島 遥:耳ざといなコイツ
有栖川 紗月:CCB<=40 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=40) → 9 → 成功

久瀬 圭司:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 97 → 致命的失敗

笹島 遥:草
有栖川 紗月:ほらこんなもん
KP:えぇ・・・
久瀬 圭司:おっと、ついにつけが来た
KP:久瀬先生は・・・そうですね。そういえば学生棟の方に来るの初めてだったな・・・と妙に居心地が悪くなってきます。
有栖川 紗月:女子高生の噂話はモスキートーンで行われているのだ
笹島 遥:笑う
笹島 遥:「む、教室の中からなにやら賑やかな声が」
久瀬 圭司:出目が両極端すぎてKPが困ってるw
KP:以後、教室のシーンでは居心地悪そうにしていてください。
有栖川 紗月:草
笹島 遥:面白すぎるでしょてんてー
KP:さて、聞き耳に成功した紗月さんと遥さんの方ですが
久瀬 圭司:はいはい、そこらへんで置物になってるよ
有栖川 紗月:実際教員じゃないからねぇ。放課後までどこで何をしてるのか
有栖川 紗月:あとちょっとでクリりませんでした!
笹島 遥:スペりました!
KP:はいはい
KP:教室から、若干声をひそめるような声での会話が聞こえてきます。
女子生徒:「___ねえ、先輩から聴いたんだけどさ。この学校、幽霊が出るって噂があるんだって!」
女子生徒:「知ってる!校舎裏のやつでしょ?」
女子生徒:「え、校舎裏?私が聴いたのは礼拝堂の話だったんだけど・・・」
有栖川 紗月:イベントマップにマークがついた
笹島 遥:礼拝堂!
女子生徒:「えー、幽霊二匹も出るの?この学校」
笹島 遥:「(匹いうなし)」
女子生徒:「多分そうなのかな。私が聴いた話だと・・・」
有栖川 紗月:「(はるか、まだよ。ステイステイ)」
久瀬 圭司:まあ古い学校だとそういうこともあるか
有栖川 紗月:七つぐらい頑張れよといいたい
女子生徒:「夜になると、礼拝堂にね・・・出るらしいよ。幽霊が」
笹島 遥:「(夜…)」
女子生徒:「その幽霊は、夜毎礼拝堂に出入りしては」
女子生徒:「うかつに礼拝堂に近づいた娘を、幽霊の住処に連れ去っちゃうんだって・・・!」
女子生徒:「え~何か怖い~」「いやー、そこまで来ると嘘っぽくない?」
笹島 遥:「(!!)」
有栖川 紗月:「(よし今だ!行け、ゴーゴー!!)」
有栖川 紗月:いや、いかんでいいけど
笹島 遥:「失礼します! 東京地検特捜部です!」
女子生徒:「いや、でもね。実際、夜中に礼拝堂に近付こうとした娘が居たらしいんだけど・・・!?」
笹島 遥:ガラガラピシャリ
有栖川 紗月:行ったー!
有栖川 紗月:続いてたー!?
笹島 遥:続いてんじゃねえか!!!!!!
女子生徒:「え、なに?」
笹島 遥:「ウチです! いやぁなんか通りがかったら面白そうな怪バナがきこえちゃってさあ」
久瀬 圭司:(堂々と行った)
笹島 遥:「で、夜中に近付こうとした娘どうなったの?」
有栖川 紗月:「突然ごめんね。私、2年の有栖川」
有栖川 紗月:遥は堂々たる堂々だな
KP:ふむ、では別のクラスまで遥の交友関係が繋がっているか、【信用】もしくは【幸運】で振ってみます?
笹島 遥:幸運で降るかな
笹島 遥:CCB<=70 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=70) → 3 → 決定的成功/スペシャル

有栖川 紗月:降りてくる
笹島 遥:草
KP:めっちゃ仲良かった
有栖川 紗月:ほらこんなもん
久瀬 圭司:極端すぎぃ
女子生徒:「ってなんだ遥か」
笹島 遥:これは友達数百人できてますね…
KP:普通に出来てそうなんですよねえ
笹島 遥:「そりゃウチだよ、よしんばウチじゃなかったとしても世界一位だよ(?)」
KP:ということで、話をしていたグループは遥も仲のいい一団だったようです。
有栖川 紗月:はるかは頭悪くないけどばかだからなぁ。みんなに愛されるし知名度(噂のフォークデュオ)も高い
笹島 遥:チメイド!
女子生徒:「まあ、アンタのその能天気さは世界一狙えるレベルだと思うけどさ」
女子生徒:「で、なになに。遥ってばこういう話に興味あったの?」
笹島 遥:「それでそれで、怪バナの続き聞かせてよ~」(目がキラキラしている)
女子生徒:「もーそれならそうと言ってよー。えっとね・・・」
有栖川 紗月:恋バナみたいにいうな
笹島 遥:恋の話… 略して恋バナ~ ならば… 怪しい話… 略して怪バナ~でしょ
笹島 遥:「ワクワク」
女子生徒:「えっと、どこまで話したかな・・・そうそう、夜に礼拝堂に凸した娘の話」
笹島 遥:「あ、あそこで気まずそうにしてる久瀬てんてーはただビビってるだけだから気にしないでいいよ」
笹島 遥:「そうそう、デコポンした娘」
有栖川 紗月:デコがポンしたのはあんただ
女子生徒:「その娘は、幽霊なんて嘘っぱちだ、私が証明する!って言って、夜中に一人で礼拝堂に行ったらしいんだけど」
笹島 遥:「オバケなんて嘘さと… ふむふむ」
女子生徒:「翌日になっても帰ってこなくて、同室の子が心配して様子を見に行ったら」
女子生徒:「彼女、礼拝堂の奥で倒れてたらしいんだ・・・しかも」
有栖川 紗月:辺り一面に女子高生だったものが散らば・・・ってなかった
笹島 遥:「し、しかも…?」
女子生徒:「その後、すっかり様子がおかしくなっちゃって、まともにしゃべれないような状態になってて、結局転校しちゃったとか・・・」
久瀬 圭司:ふむ
笹島 遥:「こ、こわぁ… あの礼拝堂にそんな怪しげな話があるとは…」
笹島 遥:「たまにあそこでクウガポーズ取ってたけど呪われてないよねウチ…」
女子生徒:「まあ、そもそもあの礼拝堂、夜は鍵が掛かってるはずだから、中に入れるはず無いんだけどね!」
KP:女生徒はネタバラシ!と言う感じで手を広げておどけたように補足します。
女子生徒:「クウガポーズってアンタ・・・」
有栖川 紗月:探索者目線だけで言うと、関係ないっぽいなこわ近寄らんとこだが・・・。有宮が幽霊認定されてるから、そっちも無視はできないか
笹島 遥:「えーでも気になる~」
笹島 遥:「鍵って誰管理だっけ」
久瀬 圭司:こっちはちょっと関係ありそうな感じするなー
笹島 遥:「銀じいちゃんだったらこっそり掠め取れるんだけど」
女子生徒:「うーん?どうなんだろ・・・職員室かな。それか理事長室にあるんじゃない?」
笹島 遥:「あーなるほど! 久瀬てんてーに頼めばいいじゃんね!」
久瀬 圭司:んー、鍵はどうにか借りれるとは思うが。
KP:「ああ、部活のコーチの先生だっけ。大丈夫なんじゃない?」
久瀬 圭司:舞台の参考に写真を撮りたいとかなんとか
笹島 遥:「面白い話、ありがとー また幽霊とか見かけたら教えてねー!」
女子生徒:「うん、まあ見かけはしないだろうけど、また面白い話仕入れたら教えたげるわ」
笹島 遥:「うんうん、よろしくね …とうっ!」 椅子から華麗にジャンプして去るか
笹島 遥:「またねー!!」
有栖川 紗月:「はるかでかした! さっすが人脈がひろいねぇ」
久瀬 圭司:「ふぅ、なんだか教室は落ち着かん」
笹島 遥:「えへへ… それほどでも…」
有栖川 紗月:「記憶、無さそうだったね」
笹島 遥:「てんてーも七不思議にいそうですよね、謎めいた演劇部顧問って感じで」
KP:そうですね。では教室を出ていく前に、【アイデア】を振って下さい。
笹島 遥:「…うん、あの子達も、茜っちの隠れファンだったのに…」
有栖川 紗月:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 8 → スペシャル

笹島 遥:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 1 → 決定的成功/スペシャル

有栖川 紗月:ほらこ(ry
久瀬 圭司:CCB<=75 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=75) → 76 → 失敗

笹島 遥:え、えぇ…?
KP:おおう
久瀬 圭司:イチタリナイ
笹島 遥:大丈夫これ…?
笹島 遥:死ぬんじゃない俺…?
久瀬 圭司:今日全部スペシャル出てないw
KP:では、遥と紗月ですが。
有栖川 紗月:相変わらずクトゥルフは荒れるなぁ
KP:教室に関して、茜の登場する記憶が、ほとんど無い、ことを『思い出し』ます。
有栖川 紗月:ほとんど、ね
KP:そうですね。
笹島 遥:「…あ、ううん別教室だったからかなあ… 茜っちの思い出あんまりないのかなあこの教室」
KP:遥は1クリですので、
有栖川 紗月:「・・・私は有宮とは学年も違うしね」
久瀬 圭司:んー、記憶がのこる。残らないのは場所が関係ある・・・?
KP:そもそも、遥達と会話をする場合以外で、教室で茜を見たことがない、と『思い出し』ます。
有栖川 紗月:思いの深さとか
有栖川 紗月:おっと
笹島 遥:「いや、違う! 教室に茜っちいたことない!」
KP:あ、ここで言う遥達、というのは、遥を含め、茜と仲良くしていた生徒全般を指します。
久瀬 圭司:ほう
KP:さっきの生徒たちも茜のファンだったそうなので、彼女たちも含む、ということですね。
笹島 遥:あ、拾ってもらってすみませんw
KP:いえいえ、説明しやすくて助かります。
笹島 遥:「なんでだろう…? 何か…なにか事情があったんだっけ…?」
有栖川 紗月:「うーん・・・なんだろう。何か、欠けちゃいけないものが抜けてる感じ・・・」
久瀬 圭司:「それにしたって教室や廊下ですれ違った記憶くらいあってもよそさそうだが・・・」
KP:ああ、説明が悪かったかな。
笹島 遥:「ううん… 記録とか、見られないかな… 消えちゃってるかな… あ、そうだりじちょー…」
KP:要は、放課後に遥を迎えに教室にやってきた記憶とかは、少しあります。が、それ以外がない、ということですね。授業風景とか。
笹島 遥:なるほどー
久瀬 圭司:ふむー
笹島 遥:遥がちょっとサボって1-Bの前通ったときも見たとこないような感じよね
KP:そういうことですね。
笹島 遥:「…ね、てんてー りじちょーからカギ借りるついでに茜っちのこととか記録見せてもらえないかな?」
久瀬 圭司:「そうだな、消えてるかもしれんが、とにかく確認してみよう。」
有栖川 紗月:次は理事長室ですねー
KP:了解です。
KP:では、「次回」は理事長室に向かうところからですね。
有栖川 紗月:いえっさ!
笹島 遥:はぁい
久瀬 圭司:了解です。
KP:というわけで、本日はここで締めとなります。お疲れ様でした。



久瀬 圭司:てすてす
久瀬 圭司:これでいいか
KP:BGM:花天月地
KP:はい、皆さんこんばんは
KP:少し間が空いてしまいましたね。
笹島 遥:いやあ、仮面ライダーもビルドからジオウになってしまいましたね
有栖川 紗月:次は理事長室だっけ? 話が動くといいわよね
KP:そうでしたね
久瀬 圭司:KPもアメリカ修行から帰ってきたし
笹島 遥:限りなく重要な秘密は握ってるだろうねえ
久瀬 圭司:時間的には夕方だったか?
KP:いやあその節はご迷惑をおかけしました。
笹島 遥:それもまたアリゾナ
KP:そうですね。放課後に茜を探し始めて、ほうぼう走り回っているので
有栖川 紗月:ああ、どうりでKPが黒人ラッパーになってると思った
久瀬 圭司:ふぉっふぉっふぉ、修行の成果を見せてもらおうかのう…
笹島 遥:デトロイトのあんこ
有栖川 紗月:デんこ
KP:Hey、Yo!俺っちのどこが黒人ラッパーだってんだYo!
笹島 遥:なってるー!?
KP:こほん、冗談は置いておいて、始めて行きましょうか。
KP:BGM:ナミダ
KP:前回、皆さんは教室を出た後、理事長室へと向かったのでしたね。
笹島 遥:「りじちょーの所に行くのはいいけど、一体どうやって茜っちのこと聞こうかなあ」
笹島 遥:「人が一人消えちゃいました! で通じるかなあ…」
久瀬 圭司:「まずは探りを入れてみるか?」
久瀬 圭司:「名前に聴きおぼえがないかくらいから初めて」
笹島 遥:「お、流石はてんてー! 悪巧みに強い!」
有栖川 紗月:「前回会った時の様子では覚えてそうでしたけどね」
久瀬 圭司:「人を悪人みたいに言うんじゃない」
有栖川 紗月:「探っていきましょう」
笹島 遥:「はい!」
久瀬 圭司:「まあ、素直に覚えているって、行ってくれれば話は早いんだが」
有栖川 紗月:あー、前回、有宮は教室にいたことがなかったって記憶を思い出したんだった。覚えておこう
KP:なるほど、ではそんな話をしているうち、理事長室の前まで到着します。



笹島 遥:「…入るの初めてだあ、緊張する…」
笹島 遥:「とりま先生よろ!」
久瀬 圭司:はいはい
有栖川 紗月:「そうね。先生にかじを取ってもらいましょう」
久瀬 圭司:じゃあ、まずノックして「すいません、久瀬です。」と声を掛けます
KP:では
理事長:「はい、どうぞ」
KP: と、中から落ち着いた女性の声がします。理事長の声ですね。
久瀬 圭司:じゃあ、扉を開けて入ります
久瀬 圭司:「失礼します」
笹島 遥:「失礼します!」
有栖川 紗月:「有栖川です。失礼します」
笹島 遥:「笹島です!」
理事長:「あら、久瀬先生と・・・貴方達は、演劇部の子たちだったかしら」
笹島 遥:「はい、演劇部1年 笹島遥です 今日は聞きたいことがあって来ま…参りました!」 聞かれたし改めて名乗っておこう
久瀬 圭司:「すいませんお仕事中。理事長に伺いたいことがありまして」
理事長:「あら、ごめんなさいね。改めて自己紹介してもらっちゃって。年をとるとどうも記憶がねえ」
久瀬 圭司:「すこしお時間の方、よろしいでしょうか?」
理事長:「と、ああ。はい、良いですよ。どうしましたか?」
久瀬 圭司:「すこし、人探しをしていまして。「有宮茜」という名前に心当たりはありませんでしょうか?」
有栖川 紗月:ぼかしながらも直球。流石ね
笹島 遥:「(どきどき)」
KP:理事長は少し首を傾げて
理事長:「えーっと、有宮、さん?・・・うーん、ごめんなさい、先生、ではないわよね・・・生徒さんかしら」
笹島 遥:「…! (覚えてない…?)」
久瀬 圭司:誰か精神分析とかいけるっけ?
笹島 遥:行けますぞ
笹島 遥:心理学先でもいいかも?
理事長:「聞き覚えがあるような気もするけど・・・ごめんなさい。申し訳ないのだけれど、私も生徒全員の名前を覚えているわけではないから・・・」
有栖川 紗月:「今年のトゥーラントッドの主演なのですけれども」
久瀬 圭司:嘘を見破ったりするのは精神分析であってるっけ?
有栖川 紗月:トゥーランドットだった
理事長:「・・・ああ、あのポニーテールの娘かしら?」
笹島 遥:「はい、昨日りじちょーともお話してました」
久瀬 圭司:おっ
有栖川 紗月:やっぱりか
笹島 遥:「それです! 黒髪ポニテの子です!」
笹島 遥:嘘見破りは心理学かな
有栖川 紗月:ですね
KP:そうですね。
有栖川 紗月:精神分析は狂った状態とかを落ち着かせる奴です
久瀬 圭司:あ、そっちだったか
有栖川 紗月:さて、どう切り込みますかね
久瀬 圭司:とりあえず嘘を破る必要はなさそうだ
KP:ただ、心理学はKPがシークレットでダイスを振るので、成否はあまりハッキリとはわからないようになっていますね。
久瀬 圭司:こっちの把握している情報をどこまで出すかだよね
笹島 遥:黒幕だとしても、居なくなっちゃったことは当然把握してるわけだから
笹島 遥:そこは喋ってもいいと思う
久瀬 圭司:此処は思い切って情報展開する方がよさそうか
笹島 遥:我々系は芸術【演技】でゴネれば相手が嘘の演技をしているかどうかとかいけんじゃねという顔をしてみる
有栖川 紗月:そうですねぇ。真っ向勝負で行きますか
KP:なるほど、状況次第では、半分くらいで許可しましょう。>芸術【演技】
笹島 遥:がっぷり四つこそ情報線の花よ
笹島 遥:やったぜ
有栖川 紗月:この人の人となりも気になりますが
久瀬 圭司:まあ、こちらも隠し持っておける情報自体が少ないからな。
久瀬 圭司:まずは出たとこ勝負で話を展開させてみよう。
有栖川 紗月:うす
KP:まあ、皆さんの印象では、優しそうな印象の理事長、と言う程度の認識でしょうね。
久瀬 圭司:「ああ、理事長は覚えておられましたか。」
理事長:「あら、いくらおばあさんでも、ちょっと前に話した生徒さんの顔まで忘れたりはしませんよ」
久瀬 圭司:「実はですね、妙なことに「演劇部のやつら、誰も「有宮茜」のことなんて知らない」といってまして」
久瀬 圭司:「最初はたちの悪いいたずらか何かかと思ったんですが、名簿とかを調べてみるとおかしなことに、有宮の名前が消えているんです」
理事長:「久瀬先生」
理事長:「それは、イジメとか、そう言った類のお話ですか?」
久瀬 圭司:「単なるいたずらにしては、大ごとで、理事長にも話を伺いに来た次第です」
久瀬 圭司:「こっちも最初はそれを疑ったんですけどね、さすがに学校の名簿からも消えていると、単なる生徒間の問題にも思えず」
笹島 遥:「ち、違います! 写ってた写真にもいない、皆のキオクや電話番号からもいない…」
笹島 遥:「まるで最初からいなかったみたいに… 茜っちが消えちゃったんです」
有栖川 紗月:「おかしな話をしているのは分かります。私たちも混乱しているんです。なので、確証が欲しいんです」
有栖川 紗月:「有宮茜が存在していたという確証が」
理事長:「・・・ちょ、ちょっと待って頂戴。少し理解が追いついていないのだけれど・・・」
理事長:「ええっと、その、有宮さん?の行方がわからないのよね。それで、名簿からも記載が消えている、と」
笹島 遥:「はい」
理事長:「それで、他の人達も、その娘のことを知らないと言っている」
笹島 遥:「はい、皆忘れてしまっていました」
久瀬 圭司:「ええ」
有栖川 紗月:「私たちが訊いた限りでは、この場にいる四人以外は誰も」
有栖川 紗月:「いえ、覚えていた者はいたのです。話しているうちに、記憶から零れ落ちるように忘れていったのです」
有栖川 紗月:「もっと直截にオカルトめいた話だと思って頂いても構いません。私たちの頭がおかしくなっただけならばそれでもいいんですが」
理事長:「・・・ごめんなさい、ちょっと混乱しているわ」
有栖川 紗月:「もう、頼れる人は理事長先生しかいなくて・・・」
理事長:「あなた達が真剣なのは分かります。久瀬先生も一緒だし、冗談ではないのでしょう。力になってあげたいけれど・・・」
KP:理事長はどうしたものか、と思案しているようです。
有栖川 紗月:「では、例えば理事長先生のお力で、有宮茜という生徒の存在について調べられますか?」
有栖川 紗月:「学籍名簿かなにかはお持ちかと思いますが」
理事長:「そうね・・・学籍名簿なら、私が持っています。何なら、見てみますか?」
笹島 遥:「! ぜひ、お願いします!」
久瀬 圭司:「ええ、お願いできますか」
KP:では、理事長は室内にある書棚の方に歩いていきます。
有栖川 紗月:「顔写真もあると良いのですが」
笹島 遥:理事長も、思い起こしってできるのかなあ
理事長:「うーん、これ、だったかしら」
KP:書棚には幾つかの分厚いファイルが入っており、彼女はその一つを抜き出すと、皆さんの方に戻ってきます。
久瀬 圭司:どうだろう、理事長と茜の間に何か強い思い出があればできるかもしれなけ度
笹島 遥:体育館であったときはなにかこう、茜がドキッとしてたんだよね、理事長が訪ねてきた時
笹島 遥:緊張ってだけかもだけど
有栖川 紗月:ふむ、なるほどなぁ
笹島 遥:「ぶ、ぶあつい…」
理事長:「はい、どうぞ。今年度の学籍名簿。ただ、個人情報が入ってるから、写真とかは撮らないようにね」
笹島 遥:「はい! ありがとうございます!」
有栖川 紗月:顔写真はついてますかね
KP:はい、入学時の写真が添付されていますね。
笹島 遥:とりまあいうえお順で有宮を探してみようかね
有栖川 紗月:ふむ、ではここの学生であれば載っている、という訳だ
KP:そうですね。
久瀬 圭司:じゃあ、茜の名前があるか確認しよう
KP:では、判定なしに分かります。
KP:何度学籍名簿を眺めても、「有宮茜」という名前を見つけることは出来ませんでした。
有栖川 紗月:顔写真も同じ、ですね?
KP:ええ。
笹島 遥:「う、ううん…無い…」
久瀬 圭司:ちなみに同じ年だから遥の名前はあるよね?
笹島 遥:「やっぱりかあ… 他のとこにも無いもんなあ…」
KP:ええ、遥の名前はありますよ。もちろん写真も
笹島 遥:(何故かこのときからジャージ)
笹島 遥:「あ、私の写真… ああそうそう、来た制服が入んなくてジャージで撮らされちゃったんですよねこれ」
有栖川 紗月:「他人と違うということを怖がらない、あなたのそういうところが凄いわ」
有栖川 紗月:「(ここにいること自体が間違いという発言といい、教室で有宮を見たことがないという記憶といい、何かが抜けてる気がする)」
有栖川 紗月:「(何が間違っているんだろう)」
久瀬 圭司:「やっぱり笹島いるが、有宮はいないな…」
笹島 遥:「はい… でも…そういえば確かに…」
有栖川 紗月:「ありがとうございます、理事長先生。やっぱり、あの子は載っていませんでした」
理事長:「・・・そう」
有栖川 紗月:「理事長先生は、彼女について、何か覚えていらっしゃることはありますか?」
笹島 遥:「うう~ん?」
理事長:「覚えていること、と言ってもね・・・」
笹島 遥:「あ、そうだ! 理事長先生!」
理事長:「精々、あなた達と演劇の舞台練習をしている姿くらいしか見たことがないのだけれど・・・」
久瀬 圭司:「特別なことじゃなくていいんです。たとえば、こんなところで会ったとか、こんな話をしたとか」
笹島 遥:「茜っち、あんまり教室にいた事なかった…はずなんですが」
有栖川 紗月:「舞台の上でしかご覧になったことがない、と」
理事長:「・・・え!?あ、はい、何かしら?」
笹島 遥:「体が弱かったとか、そういうことって憶えがありますか?」
理事長:「うーん、特別身体が弱いとか、そう言った事情のある生徒さんの話なら私の耳にも入ってくるけれど・・・」
理事長:「・・・ごめんなさい、やっぱり覚えがないわね」
笹島 遥:「そうですか… いえ、だいぶ参考になりました!」
理事長:「いえいえ、あまりお役に立てなくて・・・」
KP:そう言うと、理事長は何か考え込んでいるような表情を見せ、
理事長:「・・・そう、ね。私の方でも少し調べてみましょう。あなた達も、あまり深刻になりすぎるのは良くないわ」
有栖川 紗月:「ありがとうございます。申し訳ありませんが、宜しくお願いします」ぺこり
久瀬 圭司:「あと、一つお願いがあるのですが。」
理事長:「・・・?はい、何かしら」
久瀬 圭司:「少し、礼拝堂のカギを貸していただけませんか?」
理事長:「・・・礼拝堂の?」
久瀬 圭司:「たまに、有宮が行ってたようで。念のため、見ておきたいんですよ。」
有栖川 紗月:夜とかにな!
笹島 遥:それな
理事長:「・・・・・・そうですか。構いませんが、あまり遅くならないようにお願いしますね」
笹島 遥:うまくぼかすなあ
久瀬 圭司:「はい、ありがとうございます」
KP:理事長は一瞬、躊躇したようですが、鍵束から鍵を一つ取って渡してくれます。
笹島 遥:「(うーん、流石てんてー… ぼかしが上手い…)」 感服した様子で目をキラキラさせている
久瀬 圭司:嘘も方便(ふんす)
有栖川 紗月:演技というか、そういうの自然なのよね、この人
有栖川 紗月:悪い人じゃなくて良かったわ
笹島 遥:敵に回したくないな…
KP:悪い人だったら詐欺師とかになってたかもしれませんね。
久瀬 圭司:(ぼくはわるいせんせいじゃないよ?)
笹島 遥:『手を伸ばすには遠すぎて』では月影先生ポジだよ
笹島 遥:さて、理事長にそろそろ別れを告げるか…
有栖川 紗月:では、理事長室はこんなもんかな
KP:では、別の場所に向かいますか?
久瀬 圭司:そうしよう
久瀬 圭司:ちなみに時間は今どれくらい?
久瀬 圭司:礼拝堂は深夜だっけ?
KP:時間は、そうですね。午後7時前くらいとしましょうか。
笹島 遥:夜中とは言ってるが
笹島 遥:まあ多少夜更けだろうね
笹島 遥:あと、もう一つの幽霊の噂の方も見ておく? 茜の練習風景と思しきアレ
久瀬 圭司:幽霊の方のうわさを確認しておいて、そのあと礼拝堂くらいかね?
有栖川 紗月:幽霊の噂って、この間行った校舎裏のはるかの秘密特訓所のことじゃなかったっけ
笹島 遥:そうそう
有栖川 紗月:校舎裏だったか体育館裏だったか
KP:体育館裏ですね。
有栖川 紗月:夜にも確認してみよう、ってことかな?
笹島 遥:そうです
有栖川 紗月:なるほど、おっけぃ
KP:方針は決まりましたか?では、
KP:部屋を出ていく皆さんに、理事長が声をかけます。
理事長:「・・・そうそう、心配なのは判るけれど、あまり夜更かしをしてはいけませんよ。皆さん育ち盛りなのだから」
久瀬 圭司:「ええ、こいつらは早めに返します。」
有栖川 紗月:「ええ、美容の天敵ですからね」
久瀬 圭司:「理事長もお疲れ様です」
笹島 遥:「早寝早起き元気の秘訣! もちろんですとも!」
理事長:「いえいえ、お疲れ様でした」
笹島 遥:「ありがとうございました、また何か思い出したら教えてくださいね!」
理事長:理事長は小さく手を振って皆さんを見送ります。
KP:そうして、皆さんは理事長室を後にするわけですが。
KP:皆さん、帰り際に【目星】をどうぞ。
笹島 遥:CCB<=75 【目星】
Cthulhu : (1D100<=75) → 68 → 成功

久瀬 圭司:CCB<=25 【目星】
Cthulhu : (1D100<=25) → 8 → 成功

有栖川 紗月:CCB<=90 【目星】
Cthulhu : (1D100<=90) → 80 → 成功

KP:お、全員成功ですね。
笹島 遥:平目成功してるw
KP:ホントだ。
KP:では、理事長の机の上に置いてあるファイルが一瞬目に入ります。
有栖川 紗月:上げてる二人はちょっと危ないのに
KP:それはどうやら、新聞記事の切り抜きをまとめたもののようです。
笹島 遥:「(んにゃ…?)」
KP:内容までは読み取れませんが、「集団」とか「カルト」とかの見出しが書かれているのがちらりと見えました。
有栖川 紗月:深夜の礼拝堂かぁー
笹島 遥:あっ…
笹島 遥:なんだなんだ急にきな臭くなって来たぞ
有栖川 紗月:言ってよ~案件っぽいなぁ
久瀬 圭司:ただ、自分の記事スナップしているカルト集団もそれはそれでいやだw
笹島 遥:まあとりあえずまだわからん… 深夜に怪しげな白いホッカムリを被った奴らが礼拝堂でもぞもぞしてるなんてそんなことは無いはずだ
笹島 遥:「…?」
有栖川 紗月:自分のターンエンドに挟まれたから反応も出来ないな。よし、次に行きましょう!
笹島 遥:ですねー
KP:はい、では次はどちらに向かいますか?
笹島 遥:先に秘密特訓場を見に行ってみようか
KP:体育館裏ですね?わかりました。
KP:では、体育館裏に着きました。
笹島 遥:「さっきサボりの女の子に聞いたのは…」
笹島 遥:『私は復讐する。そう、あなた達に、あなた達に!』
笹島 遥:「と鬼気迫る表情で叫ぶ霊らしきものを見たという噂でしたね」
笹島 遥:「多分茜っちが練習頑張ってたんだろうけど」
有栖川 紗月:「ふむ」
KP:ちなみに、アイデアを振るまでもなく思い出せますが、
KP:『私は復讐する。そう、あなた達に、あなた達に!』はトゥーランドット姫の台詞ですね。
KP:皆さんの知っている台本にも載っています。
有栖川 紗月:「もっかい来てみたはいいものの、さて何かあるかなぁ」
笹島 遥:「本命は礼拝堂なのでなにか他にも見られれば…って気分で来てみました」
久瀬 圭司:思い出すのは前にやったからなー
KP:周囲を見渡してみますが、先程より暗くなっている以外、特に目立った変化は見られません。
有栖川 紗月:何も無いようなら裏の森に行ってみません?
KP:遥が頭突きで作った壁の凹みもそのままですよ。
笹島 遥:「…なにもおきない」
笹島 遥:ほほう
笹島 遥:たしかにまだ行ってないしね
有栖川 紗月:「偶然でも会えれば、とは思ったけど。空振りかしらね」
笹島 遥:「まあここはあんまり期待してなかったからいいです!」
笹島 遥:「どうしましょう、まだ結構時間ありますけど」
久瀬 圭司:「まあ、仕方ない。裏の森に行ってみるか?」
久瀬 圭司:「手掛かりがあるかはわからんが」
有栖川 紗月:「うーん、学校の敷地はぐるっと回っておきたいですしね」
有栖川 紗月:「いってみましょう」
有栖川 紗月:というわけで裏の森へいきませう
KP:はい、では裏の森の方に向かうということで。
笹島 遥:「裏の森… 行ったことあったかなあ」
笹島 遥:はいー



有栖川 紗月:おい、すごい森だな
有栖川 紗月:とても森だ
笹島 遥:ガッツリ森だ…
笹島 遥:遭難するぞこれ…
KP:丁度いい画像がなかったんです、許して
有栖川 紗月:さてーどんな場所だったかなっと
KP:実際には、学校の敷地内ですので、ちょっとヤブに入る程度です。
笹島 遥:生徒とかは森についてなにか学校側から言われてたりする?
笹島 遥:校則で入っちゃいけないことになってるとかあるのかな
KP:裏の森、と呼ばれているこの場所は、学校の敷地内に有りがなら、特に開発もされていない一角です。
KP:学校自体が山の上にあるので、木々自体は珍しくありませんが、敷地内なのに、木々がそのままになっているこの一角は
KP:生徒も先生もあまり近寄りたがらない場所ですね。
有栖川 紗月:用事もないし、季節によってはやぶ蚊もいるしねぇ
KP:特に校則で決まっているわけではないですが、蛇が出るとか、そんな話で度々入らないように注意喚起が出ています。
笹島 遥:「ウチ、入学したての頃特訓場所探そうとして入りましたけど…」
笹島 遥:「割と遭難したのであんまり奥行きたくないんですよね…」
笹島 遥:「嫌な思い出なので今まで封印してましたが思い出してしまいました」
久瀬 圭司:「アクティブにしても度を越えてるぞおまえ・・・」
有栖川 紗月:「面積は狭いはずだけど・・・同じ木が立ち並んでると方向感覚狂うしねぇ」
笹島 遥:「さて、なにかあるかなあ… ちょっと暗いけど…」
笹島 遥:目星してみようかな
久瀬 圭司:「もう夜だ、早めに切りあげて戻るぞ」
笹島 遥:辺りの森に
有栖川 紗月:「さて、来てみたはいいものの、思い出とかあったかなぁー」
KP:お、なるほど。良いですよ
有栖川 紗月:目星か
笹島 遥:聞き耳もいいかもネ
笹島 遥:とりまめぼし振ってみます
笹島 遥:CCB<=75 【目星】
Cthulhu : (1D100<=75) → 48 → 成功

久瀬 圭司:こっちも振ってみよう
久瀬 圭司:CCB<=25 【目星】
Cthulhu : (1D100<=25) → 72 → 失敗

有栖川 紗月:CCB<=90 【目星】
Cthulhu : (1D100<=90) → 63 → 成功

久瀬 圭司:流石に25は難しいか
KP:二人成功ですね。では、遥さんと紗月さんが森の中を見渡していると、少し気になるものを見つけます。
笹島 遥:なんかあった!
KP:周囲に立ち並ぶ木々の幾つかに、爪で抉ったように、印のようなものが刻まれています。
有栖川 紗月:「これは・・・?」
笹島 遥:「爪痕…?」
笹島 遥:印…あっ・・・・
笹島 遥:形の方はい、いかほどの…?
KP:3つの線が渦を巻くような形をしているそれは、見ていると何故か不快な感覚を呼びこむことでしょう。
KP:具体的には、こんな形ですね。



久瀬 圭司:どこかで見たことのある形だったりしない?
有栖川 紗月:へ、へぇ
笹島 遥:はい…
笹島 遥:クトゥルフ味が急激に増大した
KP:そうですね。《オカルト》で振って見てもいいですよ。
笹島 遥:「…見たことない形のマークですね」
笹島 遥:オカルト持ちいたっけ
有栖川 紗月:CCB<=90 【オカルト】
Cthulhu : (1D100<=90) → 37 → 成功

久瀬 圭司:CCB<=65 【オカルト】
Cthulhu : (1D100<=65) → 7 → スペシャル

KP:ナニィ
久瀬 圭司:おっ
有栖川 紗月:スペってますねぇやりますねぇ
笹島 遥:ファーwwww
KP:えー、では。まず通常成功の紗月さん。
有栖川 紗月:はい
KP:このマークは、とあるカルト集団が好んで使用するマークだということが分かります。
有栖川 紗月:「あっ、これ月間ヌーに載ってた・・・カルト集団が使うっていう・・・」
KP:何でも、彼らの信じる「神」との繋がりを深めるための印なのだとか。
KP:そして、スペシャル成功の久瀬先生。
久瀬 圭司:はい
KP:貴方は、このマークが「ハスター」と呼ばれる神を信じる者たちが持つ〈黄色の印〉と呼ばれるものだということが分かります。
有栖川 紗月:先生くっわしー!
久瀬 圭司:あー
久瀬 圭司:わかっちゃっていいのかこれ
有栖川 紗月:いや、いけないやつでしょうねぇ
笹島 遥:危ないねえ
KP:この印は狂気と邪悪を意識下に収束させ、夢を歪ませ正気を奪うという噂も知っているでしょう。
笹島 遥:「カルト… さっきりじちょー先生の部屋の新聞に書いてあったような…」
KP:さて、そんなカルト集団の、狂気じみた妄想の産物が、自分たちのすぐ近くにあることを知った久瀬先生
有栖川 紗月:あっ
KP:0/1のSANチェックをどうぞ。
久瀬 圭司:知 っ て た
久瀬 圭司:CCB<={SAN値} 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100) → 89

笹島 遥:お安くてよかった
久瀬 圭司:おっと計算式がおかしいけど、失敗っすね…
KP:まあ大丈夫。減少値は1のみです。
久瀬 圭司:残り69
笹島 遥:なぁにまだまだある
笹島 遥:「てんてー? 大丈夫?」
久瀬 圭司:じゃあ、「昔脚本描くときに、オカルト本を調べたときに見たことあるな、こいつは…」
久瀬 圭司:「ああ、少し頭痛がしただけだ。」
久瀬 圭司:「しっかし、なんでこんな物が此処に・・・?」
有栖川 紗月:「えっと、なに? この学校に割と危険な噂のあるカルト教団が隠れてるって、そういうこと?」
久瀬 圭司:ちなみに印は最近ついたものかわかる?
笹島 遥:「な… ほんとにゴルゴムみたいな奴らが居るんですか…?」
KP:そうですね、見たところそこそこ前からありそうに見えます。
久瀬 圭司:傷の新しさでわかったりしない?
有栖川 紗月:「なんか・・・関係ないといいね」
KP:じっくり見てみると、木の皮がそこを避けて成長していることから、何度か上から書き直しているようだと分かります。
笹島 遥:「はい… でも…りじちょー先生、あの新聞スクラップしてるならなんで教えてくれなかったんだろう」
久瀬 圭司:「んー、何度か書き直されてるな…誰かが定期的にメンテナンスされてるぞ、こいつは」
笹島 遥:「う…ということは…」
笹島 遥:「恐らく今も学園にいる…ってことに‥」
有栖川 紗月:「言えない理由か、言わない理由があるってことだよね。そういえば、鍵を渡すの躊躇ってたね。遅くなるなとも」
笹島 遥:「教団…ってくらいですし… 礼拝堂… かなり怪しいですね」
有栖川 紗月:「夜中に礼拝堂に近づいた娘はおかしくなって後日転校した、って怪談だったっけ」
有栖川 紗月:「なんだか、嫌だね」
久瀬 圭司:「こうしてみると、なんかきな臭いな」
笹島 遥:「ウチらの学校にこんな危なっかしい裏があるとは・・・」
久瀬 圭司:「礼拝堂、行くならちょっと備えておいた方がいいかもな」
笹島 遥:「・・・!」
笹島 遥:「そうか、茜っち、夜遅くまで練習してたとしたら」
笹島 遥:「練習のうちに、そのカルト連中の怪しげな動きを見てしまったとしたら・・・」
有栖川 紗月:「礼拝堂は鍵がかかってるんだよっていうのが怪談のオチだったんだよ。誰かに礼拝堂の鍵でも渡されたり連れていかれない限り」
有栖川 紗月:「見ることもできないんじゃないかな」
笹島 遥:「むぐ」
有栖川 紗月:「鍵だって1本じゃないだろうしね」
久瀬 圭司:「今の段階では推測の域を出ないが、あとは直接確かめるしかないな」
有栖川 紗月:「でも、なにか関係はありそうだね」
有栖川 紗月:「礼拝堂、か・・・」
笹島 遥:「茜っち… 無事で居てね…!」
KP:謎と疑念は際限なく広がっていく。
KP:その先に、一体どんな真実が待っているのでしょうね。
KP:と言った辺りで、本日はお時間ですね。
久瀬 圭司:お疲れ様でした
有栖川 紗月:おつかれさまはすたー!



KP:BGM:花天月地
笹島 遥:雨月学園の理事長…
笹島 遥:ほう… 雨月秋江さんですか
笹島 遥:コンゴトモヨロシク・・・
KP:理事長は名前特に設定してないので、PCの意見によりそうなりますね。
KP:では、理事長の名前も決まったところで、シナリオを始めていきましょう。
笹島 遥:説明しよう! 遥ちゃんは演劇能力が高く、アクションの演技が得意だ!
笹島 遥:ただし! 戦闘技能はないため喧嘩はめちゃヨワだ!
笹島 遥:つまるところ戦闘になったら口プロ開始するしかない
有栖川 紗月:カルトが学園にいた!こわい!
KP:では、そんな衝撃の事実が判明したところから、再開です。
笹島 遥:理事長言ってよ~!!
KP:BGM:ナミダ
久瀬 圭司:そんなん入試要項とかに書かれてたら怖いだろw
KP:流石に学校のパンフレットとかに載ってたら生徒来ませんね・・・
有栖川 紗月:「先生、このカルトって、礼拝堂の噂に何か関係あるのかな・・・?」
笹島 遥:入学したらちょっとハスターを信仰してもらいます…って書いてあったら嫌すぎる
有栖川 紗月:「なんか宗教っぽいし(偏見」
久瀬 圭司:「今の段階じゃまだわかんねぇなぁ。」
笹島 遥:「ともかく行ってみないとわかりませんね」
久瀬 圭司:「とはいえ、これを書いてる人間は確実に、この学園内にいるわけで」
有栖川 紗月:「オカルトは兎も角、物理的に危険じゃない?」
久瀬 圭司:「有宮の件と関係があるかは、まだわからんが。」
久瀬 圭司:「とりあえず、しらみつぶしに探していくしかないだろう」
笹島 遥:「逆に嫌じゃないですか、そんな危なっかしいのが学内に居たら!」
笹島 遥:「何かしらの悪事の証拠を掴んで、1 1 0!」
有栖川 紗月:「行くのは反対じゃないんだけどさ。礼拝堂行くならさ、なんか武器とかあったほうがいいかなって」
笹島 遥:「でどーんと退治しましょう… ああ~」
笹島 遥:「ソフト部の金属バットなんかどうです?」
笹島 遥:「ちなみに演劇の剣は中身ダンボールだから駄目です」
久瀬 圭司:「だな、用心のために持っていくか」
有栖川 紗月:「私は目立たない大きさのがいいな。大道具のネイルハンマーとか持っていこうかな・・・」
久瀬 圭司:「知ってるよ、舞台で金属バット振り回して事故でも起こされたら事だからな」
KP:なるほど、では部室棟に寄ってそれらの武器を借りていくということですね。
久瀬 圭司:うぃ、それで
久瀬 圭司:ちなみに今何時くらいだっけ?
笹島 遥:「いつか、竹光で私も殺陣をしてみたいな~って」チラチラ
KP:それでは、上手く借りることが出来たかどうか、交渉系技能で判定してもらいましょうか。
有栖川 紗月:「時代物かぁ。衣装係がいつもより大変そう」
笹島 遥:こっそり盗むのではないのか
KP:今は午後7時を過ぎた辺りですね。
笹島 遥:「あー、布ならお家が問屋なので安く手に入るんですけどね」
笹島 遥:交渉技能か
KP:コッソリ盗むなら、見つからないかどうか【幸運】で判定で。
笹島 遥:ほう
有栖川 紗月:わたしは演劇部に戻って大道具さんにネイルハンマー借りに行くよ
笹島 遥:とは言ったものの、てんてー止めたいなら止めてもいいよ
久瀬 圭司:んー、説得系はない。幸運で行こうかな。
笹島 遥:演劇に使うって言えば体裁整うしネ
笹島 遥:悪いてんてーだった
KP:紗月さんの方は、部活のものを持ち出すならそこまでとやかくは言われないでしょうし、判定はなしで。
笹島 遥:CCB<=70 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=70) → 88 → 失敗

久瀬 圭司:特に止めるつもりはないー
笹島 遥:あっ
久瀬 圭司:あーあw
KP:おや、失敗ですね。
有栖川 紗月:あらら
久瀬 圭司:こっちも
久瀬 圭司:CCB<=70 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=70) → 71 → 失敗

笹島 遥:まあ説得も56しかないので…
笹島 遥:草
久瀬 圭司:あ、1足りない
有栖川 紗月:私が判定なかったから、一人分くらいまかなえないかな?
KP:難しいですね。ただ
有栖川 紗月:代わりに判定するのはだめ?
KP:お二人はコッソリ部活の備品を盗み出そうとしたところを見つかってしまったので、
KP:交渉系技能を使わないとちょっとペナルティがあるかもしれません。こちらは紗月さんがフォローしてもらってもOKです。
笹島 遥:「うわっ!? この時間には居ないはずではー!?」
有栖川 紗月:そっちのフォローをしていきましょう
有栖川 紗月:【信用】を用いて判定しますよー
久瀬 圭司:済まんが頼む、交渉事は苦手でな
教員:「ん?おい、そこ、何をしてる!?」
教員:はい、紗月さん判定をどうぞ
有栖川 紗月:CCB<=80 【信用】
Cthulhu : (1D100<=80) → 79 → 成功

有栖川 紗月:あっぶな!
笹島 遥:「いえいえ怪しいものでは~」
笹島 遥:なんか出目高いんだけど
笹島 遥:あんこさん呪った?
有栖川 紗月:「あら、野球部顧問の・・・。ご無沙汰してます」
教員:「こんな時間に部室から物を持ち出そうとするのは十分怪しいと思うけど・・・っと」
教員:「おや、有栖川さんじゃないか」
有栖川 紗月:「丁度良かった。実は私が帰ろうとした時に不審な人物につけられまして・・・」
有栖川 紗月:「先生と笹島さんに話したら、寮まで送ってくださるということになったのですが」
有栖川 紗月:「相手が複数だったために、護身用の何かを探していた折に」
笹島 遥:「不審者なら! バットでしょ!!」
有栖川 紗月:「野球部の部室の扉が開いていましたもので、まだだれかいらっしゃるのかと思い中に入るも」
有栖川 紗月:「誰もいらっしゃらなかったので、取り敢えずバットをお借りして、先生のところに伺おうかと思っていたところなんです」
教員:「不審者?この学内にかい?まあでも有栖川さんモテそうだからねえ・・・」
有栖川 紗月:「いえ、学校の外・・・というか、寮への帰り道でした」
有栖川 紗月:79だったので多少苦しい感じの言い訳だ!
教員:「成る程・・・まあでも、バットは流石に不味いよ。いくら護身用でもね」
有栖川 紗月:「申し訳ありません。動転していたもので・・・」
教員:「とりあえず不審者の件は職員会議の方でも話しておくから、気をつけて帰りなさい」
有栖川 紗月:「ありがとうございました」とそそくさと逃げよう
笹島 遥:「あ、また演劇で借りるかもしれないんでその時はよろしくです~」 そそくさと去る
教員:「はいはい、その時はちゃんと事前に話を通してね」
有栖川 紗月:「いやあ、危ない危ない。あの人、パパの七光りビーム効きにくい県外から来た先生だった」
久瀬 圭司:「なんだそのビーム」
笹島 遥:「すいません、先輩… まさかこの時間に見回りしてるとは…」
有栖川 紗月:「普段の真面目生徒演技がギリ役に立ったわ」
笹島 遥:「くっ… 日頃の行いかー!」
笹島 遥:「いや、それなら無遅刻無欠席のウチも褒められるべきでは!?」
KP:まあ、遥さんの場合はある意味学内に名が知れ渡ってますが・・・信用があるかというと・・・
有栖川 紗月:「うーん。それを加点としても減点がおおいからなぁ」
有栖川 紗月:「まあ、はるかはいい意味でも悪い意味でも目立ってるから!」
笹島 遥:「なるほどー!」
久瀬 圭司:「とりあえず助かった、すまんな有栖川」
笹島 遥:「…あれ? 褒められてるのかなこれ」
有栖川 紗月:「いいえ、言い出しっぺは私ですし」
有栖川 紗月:「無理させちゃいましたからね」
有栖川 紗月:「うーん、手に入ったのはこのネイルハンマーか」
有栖川 紗月:先生に渡そう
KP:ネイルハンマーは、小さい棍棒・警棒扱いとしましょう。
笹島 遥:「お、ゾンビものだと強いですよ! ネイルハンマー!」
有栖川 紗月:「やっぱ男の人が持ってたほうが有効活用になりますよね!」
有栖川 紗月:大道具の宮田さんの持ち物で、持ち手に宮田と彫ってある赤黒い塗料がついたいたって普通のネイルハンマー
久瀬 圭司:「わかった、何かあったらお前ら後ろに隠れてろ」
笹島 遥:「いやいやここは今まで培った徒手空拳をですねー!」
有栖川 紗月:「頼りにしてます」
KP:とっても普通のハンマーダナア
有栖川 紗月:「はるか、本当に危ない時は無理しちゃだめだかんね」
笹島 遥:「は、はい…」
有栖川 紗月:「分かれば宜しい」
有栖川 紗月:「偶には釘刺さないと、あんたってほんと無茶するんだからさ」
笹島 遥:「(このまま逆らうとW説教くらうとこだったな‥)」
笹島 遥:「いやいや、茜っちの命が掛かってますから! ウチだってって…思って…」
有栖川 紗月:「有宮も救う。あんたも無事に帰る。両方達成してこその終了条件だよ」
笹島 遥:「…はい!」
KP:さて、では武器の調達には失敗してしまいましたが、どうしますか?
有栖川 紗月:もう、いっちゃいますか。偵察偵察ぅ
久瀬 圭司:まー、それしかないね
笹島 遥:行くしかないよねー
久瀬 圭司:出たとこ勝負
笹島 遥:宮田ネイルハンマーあるから一人化二人ならヘーキヘーキ
有栖川 紗月:では礼拝堂へ!
KP:なるほど。では皆さんは礼拝堂へ向かう、ということで。
笹島 遥:はいー
KP:では、時刻は午後8時前、そろそろ周囲も暗くなって来た頃
KP:皆さんは礼拝堂の前までやってきます。
笹島 遥:「かなり暗くなってきましたし、このまま待機していれば何か起きるかも?」(小声)
KP:夜の礼拝堂は暗く、日中の清浄な雰囲気とはうって変わって、もの寂しげな空気を漂わせています。
有栖川 紗月:「中の様子とか伺えないかな・・・?」
久瀬 圭司:まずは人がいるか知りたい
久瀬 圭司:聞き耳とかできる?
笹島 遥:後は鍵が既に空いているかどうか
KP:なるほど、OKです。礼拝堂まで近づいてやります?>聞き耳
笹島 遥:おっ…
笹島 遥:そうくるか~
有栖川 紗月:KKMMは私はパスかなー。基本値が低いからファンブルの危険性を避けたい
笹島 遥:どうしようね、と言っても近づくしかなさそうだけど…
笹島 遥:あー明かりが付いてるか先に目星できるかな
久瀬 圭司:んー、近づかないで何かを見つける方法は、ないかねぇ
KP:なるほど、それは目星をしなくても分かります。明かりは消えていますね。
KP:日中は当直のシスターがいるのですが、この時間ともなると流石に宿舎に戻っています。
笹島 遥:なるほど…
有栖川 紗月:「こういうのはお約束として地下に部屋があったりするのよねぇ・・・」
笹島 遥:こっそり近づくしかあるまいな 裏手の方から回り込むとかして
久瀬 圭司:後は、もう近づいて探ってみるしかないか
有栖川 紗月:行きましょう
笹島 遥:「それ大体、牧師さんとかがヤバイもん隠してるパターンのやつじゃないですかあ…」
久瀬 圭司:「そういうテンプレは当たってほしくねぇなぁ」
有栖川 紗月:「まあ、ここのも元はただの噂だしね。何もなければいいんだけど」とあのマークを思い出す
笹島 遥:「カルト… がどこまでヤバイ奴らかによりますよねえ… 武器持ってませんように…」
有栖川 紗月:では気配を殺して近づきましょう
KP:はい、では特に何事もなく、建物の近くまで近づけますよ。
笹島 遥:できる限りこっそり行こう
笹島 遥:では聞き耳しようか!
有栖川 紗月:聞き耳部隊!出番よ!
久瀬 圭司:はいはい
久瀬 圭司:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 24 → 成功

笹島 遥:「ここまでくれば… 遥イヤーは地獄耳です!」
笹島 遥:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 48 → 成功

KP:はい、では礼拝堂の中からは特に物音はしないようです。
KP:そして、
KP:礼拝堂に近づいた皆さんですが、ちょっとPOWの5倍で振ってみて下さいな。
笹島 遥:うわっ
笹島 遥:CCB<=(14*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=70) → 10 → スペシャル

久瀬 圭司:CCB<=(14*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=70) → 93 → 失敗

有栖川 紗月:CCB<=(14*5) 【STR】
Cthulhu : (1D100<=70) → 93 → 失敗

笹島 遥:BGMゥ!!
KP:あらら、遥以外は失敗ですか。
笹島 遥:それSTRですネ
久瀬 圭司:なかよ死
有栖川 紗月:おっとっと
有栖川 紗月:CCB<=(12*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=60) → 88 → 失敗

有栖川 紗月:いっしょや!
KP:出目高いなあ
笹島 遥:アッハイ
笹島 遥:KP操作してるでしょ
有栖川 紗月:こじろぉ!
KP:濡れ衣ですよぉ
KP:さて、遥はスペシャルなので、特に何も感じませんでした。
久瀬 圭司:いわれのない罵倒がサーバー管理者を襲う!
KP:しかし、失敗したお二人は、突然急激な眠気に襲われます。
有栖川 紗月:「え・・・あれ・・・? なんか、眠・・・?」
笹島 遥:「…でもやっぱ深夜の礼拝堂って物々しいなあ… いやここはほとばしる勇気の力で…」
KP:足元がふらつき、立っていられなくなるほどの眠気。
笹島 遥:「え? 何かありました?」
有栖川 紗月:「そういえば・・・眠るって・・・境界を」(くらくら
久瀬 圭司:・・・?なんだこいつは…?
KP:誰かに支えられなければ、起きていられなくなるほど、急速に、
笹島 遥:「先輩!? てんてー!?」
KP:それは意識を侵食していきます。
KP:二人は、ばったりとその場に倒れ込んでしまうでしょう。
笹島 遥:倒れそうになる二人を慌てて抱きかかえる
笹島 遥:「二人共、しっかり!」
久瀬 圭司:「くっ・・そ」
有栖川 紗月:「はる・・・か」
KP:遥さんは成功していますので、二人を抱きかかえることが出来ます。
KP:頬を叩くなどすれば、二人に降りかかる眠気を振り払うことも出来るでしょう。
笹島 遥:えっ、できるの
笹島 遥:してほしい? >二人
久瀬 圭司:んー、微妙なところだ
有栖川 紗月:そうねぇ。私は起きたいかな
久瀬 圭司:起きた方gがいい気がするなぁ
有栖川 紗月:寝たほうがヒントは増える気もするけど
久瀬 圭司:夢が境界を示しているのは、そうだろうけど。正体のわからない相手に引き込まれるのはどうも不安
笹島 遥:「…えーと… 二人共ごめんなさい!」
有栖川 紗月:sanは減りそうだよね
笹島 遥:パッシィア!!
久瀬 圭司:こっちから凸できるのならよさそうだけどね
笹島 遥:腰の入ったビンタで二人の頬を張る!
KP:はい、では遥が腰を入れて振りかぶり
KP:ぱちん!ぺちん!という音が響き、二人の意識は急速に覚醒するでしょう
有栖川 紗月:「ぶべらっ!?」
笹島 遥:「ぶ、ぶべら…」
有栖川 紗月:「あたたた、ありがとはるか」(頬を赤くはらす
久瀬 圭司:「へぶし」
久瀬 圭司: 
久瀬 圭司:「あー、気分がわりぃ・・・」
笹島 遥:「ンフッ」ちょっと笑う
有栖川 紗月:「なんだったの、今の・・・」
笹島 遥:「コホン、いえいえ… 一体何があったんです?」
有栖川 紗月:「見てのとおりよ。急に、凄く眠くなった」
笹島 遥:「急に… 睡眠ガス!? いや、それならウチが寝ないのはおかしいか」
久瀬 圭司:「明らかに普通じゃねぇな…噂の「夜の礼拝堂に近づくと」ってのはこれのことか?」
KP:まあ、遥さんはスペシャルなので、眠気の誘惑を簡単に弾き飛ばしてしまったんでしょうね。
有栖川 紗月:「近づいただけでも、なんてね」
有栖川 紗月:「それで思い出したんだけど。遥が前に言ってた境界を超えるための簡単な方法? あれってひょっとして」
笹島 遥:「でも、不可思議な謎の一つははねのけることができましたね」
有栖川 紗月:「眠る、だったりするのかもってちょっと思った」
笹島 遥:「でも…『死ぬことは、眠ること』なんてセリフもありますし」
笹島 遥:「あんまり敵の手に乗りたくないなあ」
久瀬 圭司:「だな、手の内がわかるまでは、乗りたくないな」
有栖川 紗月:「うん、はるかがいなかったらと思うとぞっとするわ」
KP:さて、では急に襲ってきた眠気を振り払った皆さんですが
久瀬 圭司:「とにかく、自然現象ってわけじゃなさそうだ」
笹島 遥:「ともかく、ここまで来たら引き下がれませんよ!」
笹島 遥:「礼拝堂はちゃんと調査してみましょう!」
有栖川 紗月:「うん、はるかのいう通り、取り敢えず一手目ははねのけられたしね」
有栖川 紗月:では先生に鍵開けてもらって入りましょうか
久瀬 圭司:こっちはOKだけど、KP何かある?
KP:はい、では久瀬さんは理事長から借りた鍵で、扉を開けることが出来ます。
笹島 遥:「ええ、というわけでてんてーカギよろしく!」
久瀬 圭司:了解、じゃあがちゃりとやりましょう
笹島 遥:「バックアップは任せてください…」
KP:いえ、特に問題なく、鍵を開けることが出来ますよ。
笹島 遥:突入だ
笹島 遥:嘘
久瀬 圭司:おーぷんざどあー
笹島 遥:目星しなきゃ…



KP:扉を開けると、まだ暖房の暖かさが残った生暖かい空気が漏れてきます。
久瀬 圭司:礼拝堂の中に人気はなし?
KP:礼拝堂の中は明かりはついていませんが、窓が大きく取られているためか、月明かりが入って中を見通すことは出来ます。
笹島 遥:「うっ… 嫌な風…」
KP:礼拝堂の中には、誰も居ないようですね。
笹島 遥:「見た所、誰もいませんね」
有栖川 紗月:「鍵、閉めておきます?」
久瀬 圭司:しまった、懐中電灯くらい持ってくればよかった
有栖川 紗月:「それとも逃げられるように開けておきます?」
久瀬 圭司:「開けておくかね」
笹島 遥:自分らで明かりつけちゃうって手もあるぞ
有栖川 紗月:「りょーかい」
笹島 遥:「暗いですね… 明かりどこだろ」
KP:まあ、照明のスイッチの場所は判るでしょう。普段使っている学校の施設ですし
久瀬 圭司:流石に、構内を不審者が夜に徘徊していたら気付くだろうし
久瀬 圭司:電気付けちゃうか、一応理事長に断りもいれてるし
久瀬 圭司:理事長が黒幕でも、ここにきてることが伝わってるなら、電気が着いたところであまり変わらない
笹島 遥:「あったあった、ぱちっとな」 電源オン
KP:はい、では明かりがつきました。
笹島 遥:「では、調査開始と参りましょうか!」
笹島 遥:パッと見、調べられそうなところってどこでしょう
久瀬 圭司:まー、地下室か隠し部屋でもないかってところだな
笹島 遥:変なモニュメントとマークも無いか確認しましょう
笹島 遥:というわけで目星できますか?
有栖川 紗月:最終的には火に包まれるタイプの礼拝堂だなぁ(偏見
KP:そうですね。そういったものを調べるのであれば、全体に対して1回、【目星】をお願いします。
笹島 遥:おっ、クウガできるじゃん
KP:ただ、皆さんが中に足を踏み入れると、先程よりも一層強い眠気に襲われます。
笹島 遥:CCB<=75 【目星】
Cthulhu : (1D100<=75) → 1 → 決定的成功/スペシャル

笹島 遥:あっ
有栖川 紗月:あ
KP:判定には影響はありませんが・・・って
笹島 遥:許せ、KP
久瀬 圭司:先に振っちゃったよ
有栖川 紗月:今日ははるか無双だ
KP:遥さん他の二人と違って今日は絶好調ですね。
KP:運を吸っているのでは?
笹島 遥:ソンナコトナイヨー
KP:ひとまず他のお二人も振るのであればどうぞ。特に判定にマイナス等は付けなくて大丈夫です。
笹島 遥:これは茜っちを救うという意志の強さなのですよ…
有栖川 紗月:うーん、成功が確約してるからやめとくわ
久瀬 圭司:同じく
KP:わかりました。
KP:では、遥さんが礼拝堂を探し回っていると、
笹島 遥:ごそごそ 
笹島 遥:ドカッ
笹島 遥:パリーン。。。
笹島 遥:スッ…
笹島 遥:と探す
久瀬 圭司:おい
有栖川 紗月:「そもそもウチってカトリックだったかなプロテスタントだったかなぁってオイ」
KP:ふと、礼拝を行う場所の横、倉庫のようになっている一角の床に切れ目があることに気づきます。
笹島 遥:「な、なにか?」
KP:もの壊し過ぎでは?
笹島 遥:「…あれっ」
笹島 遥:「何だろ?」 近づいて確認してみよう
KP:よく調べてみると、どうやら床下収納のようで、床が開くようになっているみたいですね。
笹島 遥:「! ここ、床開きますよ!」
有栖川 紗月:「まさか本当に地下室じゃないでしょうね」
久瀬 圭司:「マジかよ…」
久瀬 圭司:とりあえず開けてみるか
笹島 遥:「開けてみなけりゃわからないっ… いやその前に」
有栖川 紗月:「・・・床下収納っぽい? 開けない手はないわよね?」
久瀬 圭司:判定必要?
KP:いえ。取っ手が床の模様と混ざって見にくくなっていますが、普通に開くことができそうです。
笹島 遥:自分のほっぺたをパシッと強く張って眠気覚まし
笹島 遥:「よっし、開けますよ!」
笹島 遥:「眠気に注意です!」
笹島 遥:遥開けてみます
有栖川 紗月:ぐぐっと身構えよう
KP:___では、遥さんが取っ手に手をかけて床下の扉を開こうとしたとき。
KP:___コン、コンコン
笹島 遥:「よい…しょっ…」
笹島 遥:「!?」
久瀬 圭司:ほう
KP:礼拝堂の表の方から、扉をノックする音が聞こえてきます。
久瀬 圭司:ふむふむ
KP:どうしますか?無視することも出来ますが。
笹島 遥:「…? 誰でしょう…?」
笹島 遥:のぞき窓ついてる? 教会の扉
有栖川 紗月:地下収納から離れよう
久瀬 圭司:んー、どうしようかな
笹島 遥:同じくササッと離れよう
KP:うーん、どうでしょう。施設の用途を考えると、ついてないんじゃないですかね。
久瀬 圭司:無視してもあまり意味ないような気するな。鍵は開いているし、電気付けているし。
有栖川 紗月:電気ついてるから反応せざるを得ないでしょうね
笹島 遥:必要だよね、きっと
久瀬 圭司:あと、敵だとすると、ノックしない気がする
笹島 遥:「出たほうがいいですよね、多分」
久瀬 圭司:相手次第だけど、とりあえず出てみるか。
久瀬 圭司:床下のことはとりあえず秘密で
笹島 遥:「はーい、今はんこもってきますー!」
笹島 遥:回避59たる私が開けに行こう
久瀬 圭司:「違うだろ」
KP:では、扉の向こうから
理事長:「ああ、やっぱりあなた達ね」
KP:と、理事長の声がします。
久瀬 圭司:二人は隠れておくという手もあったが
笹島 遥:「あ、りじちょー先生!」
久瀬 圭司:「ああ、どうも理事長」
理事長:「まったく、あまり遅くならないようにと注意したでしょう」
久瀬 圭司:「やっぱり、電気で気づきましたか」
理事長:「ええ、もうシスターも帰ったはずの時間ですからね」
久瀬 圭司:「すいません、気になると探さずにいられない性分で」
笹島 遥:まあ地下のアレは見つけたことは黙っとこうか…
久瀬 圭司:「結局何も見つからなかったですし、もう帰りますわ」
久瀬 圭司:まーだこの人どっち側かわからないから、迂闊に情報開示できないなぁ
理事長:「気持ちはわかりますが、部活指導とはいえ男性が、女生徒二人を人気のない場所にに連れ回すのはあまり感心しませんよ」
KP:心理学でも振ってみます?
笹島 遥:いけー久瀬P!
久瀬 圭司:心理学持ってねぇけどw
笹島 遥:あれっ
笹島 遥:誰が持ってたっけ
有栖川 紗月:ないね
笹島 遥:誰もないじゃないか!!!!!!!!!!
有栖川 紗月:無いけど振ろう
KP:全員初期値ですね。
久瀬 圭司:CCB<=5 【心理学】
Cthulhu : (1D100<=5) → 53 → 失敗

有栖川 紗月:KPが5で振るんだっけ?
久瀬 圭司:まー、無理ゲー
笹島 遥:心理学はKP振るやつですね
KP:ああ、心理学はKPががシークレットで振ります。
久瀬 圭司:ああ、そうだったか
有栖川 紗月:やってやるです!
笹島 遥:やったれやったれー
笹島 遥:はるかもやったるぞ
どどんとふ:シークレットダイス
どどんとふ:シークレットダイス
KP:では全員分振るということで?
有栖川 紗月:おk
久瀬 圭司:いいよー
KP:お試しで2個振ってるので残り一つですね。順番はどうしましょう
有栖川 紗月:じゃあイニシア順で
KP:了解です。
どどんとふ:シークレットダイス
久瀬 圭司:いいと思います
KP:シークレットダイス
KP:ふむ・・・
KP:では
久瀬 圭司:やったか?!
KP:紗月さんは、理事長が夜中に生徒を連れ回すのはけしからん、と考えていると感じました。
有栖川 紗月:やったか!?
有栖川 紗月:うむ、その通りだと思います
KP:お次に遥さんですが、
笹島 遥:ごもっとも
久瀬 圭司:でしょうねぇ。
笹島 遥:ドキドキ
KP:理事長は、何か皆さんにあまり礼拝堂を探し回ってほしくないので追い払おうとしているのではないかと感じます。
有栖川 紗月:やはり今日ははるか無双デーである
笹島 遥:う、うーんわからんぞ
KP:そして、最後に久瀬先生ですが
笹島 遥:遥の邪推かもしれない
KP:理事長は貴方が女生徒を侍らせていることにヤキモチを焼いているのではないかと直感します。
久瀬 圭司:??????
KP
有栖川 紗月:直観E-
久瀬 圭司:おっ、おう…
笹島 遥:草
笹島 遥:ファンブルでもしたのかな?????
KP:はて・・・
久瀬 圭司:俺の直感もうちょっと頑張って?
笹島 遥:これだからあんこさんは…
久瀬 圭司:というより当たってても怖いな?
有栖川 紗月:なんだろうこのいい子悪い子普通の子
笹島 遥:一番アホの子久瀬Pじゃん
有栖川 紗月:久瀬先生のこと好きなのか、女子高生のことが好きなのか、それが問題だ
有栖川 紗月:ちょっと試しに壁ドンしてきなよせんせー
KP:さて、という感じですが、どうします?
久瀬 圭司:やだよまだ職失いたくないよ
笹島 遥:「…?」
有栖川 紗月:くっ、色仕掛けが通じれば
笹島 遥:鍵は返さずに一時撤退したいところ
有栖川 紗月:それしかないね
久瀬 圭司:まー、今夜はこれでお開きかな
久瀬 圭司:流石にここから強行するのは難しい
KP:なるほど、では皆さん、礼拝堂の調査を中断して戻るということですね。
笹島 遥:理事長が許せんやつとわかればプレーンバスターを決めた上で捜査を強行するが
笹島 遥:今回はそうするしか無いでしょうな
久瀬 圭司:聞き方が不穏だけど、まあそれしかないな
理事長:「気が済みましたか?であれば、今日はもう遅いですし、寮に戻りなさいな」
久瀬 圭司:「ええ、そうします」
理事長:「それと、鍵も返してほしいのだけれど」
久瀬 圭司:やっぱり来るかー
笹島 遥:さて、どうしたものか
有栖川 紗月:日中に来て開けるしかないかなぁ
KP:ちなみに、返したくないのであれば何らかの技能か、リアル言いくるめで。
久瀬 圭司:それだなぁ
有栖川 紗月:うーん、調べられたくないと思ってる権力者相手の言いくるめか・・・
有栖川 紗月:思ってるかどうかは心理学だけどさ
久瀬 圭司:問題は返さなかった、返さなかったで疑われるんだよなぁ。
久瀬 圭司:一旦返して油断させた方がいい気がしてきた。
笹島 遥:日中でもあの地下倉庫行って起きるかなあイベント
笹島 遥:とりあえず油断させるためにも返そうか
有栖川 紗月:リアル言いくるめも出来そうではあるけど
久瀬 圭司:日中誰かが侵入しておいて、中から開けてもらうとかの方が、理事長の目を欺くにはよさそう
久瀬 圭司:理事長が黒幕の前提で話してるけど
有栖川 紗月:シスターがいるんですよね
笹島 遥:NPCが一人しか出ていないので必然的に怪しいが、シスターの可能性も出てきたね
理事長:そうですね。日中はシスターが礼拝やお悩み相談なんかをやっています。
KP:一応、学校の施設ですからね。
KP:まあ、物置みたいなスペースなので、何か用があると言えば入れてくれるかもしれません。
笹島 遥:なるほど、日中に礼拝堂に潜む必要があるな
笹島 遥:隙間から鍵落としちゃったんすよ作戦だ
笹島 遥:とりあえず今日は撤退ですね
KP:了解です。
KP:では、理事長は鍵を受け取ると、礼拝堂の扉を施錠して皆さんを見送ります。
理事長:「それじゃあ、お休みなさい。また明日ね」
有栖川 紗月:「そうだ、理事長先生」
久瀬 圭司:「ええ、おやすみなさい。」
理事長:「あら、何かしら?」
有栖川 紗月:「色んな人に聞いて回ってるんですけど」
有栖川 紗月:「『毎夜生まれては明け方に消えるもの』って、理事長先生は何だと思います?」
理事長:「__あら、謎かけかしら?」
有栖川 紗月:「ええ、難しくは考えないでください」
有栖川 紗月:「先生はトゥーランドットをお好きと伺ったもので」
理事長:「___それは、トゥーランドットの劇の答え以外を答えてほしい、ってことかしら」
有栖川 紗月:「先生はどうお考えになられるか、ということですね」
有栖川 紗月:「正規のお話でも沢山の回答がありますもの」
理事長:「うぅん、そうね・・・」
有栖川 紗月:「もちろん、同じ答えでも構いませんよ?」
理事長:「あれも、プッチーニの作になるまでに色々と問題も変わってしまったらしいけれど___」
理事長:「私はやっぱり、希望、という答えが好きだわ」
有栖川 紗月:「なるほど・・・ありがとうございました」
有栖川 紗月:「参考になりました。これでまた、演技の幅が広がります」
理事長:「ふふ、そう?お役に立てたのなら嬉しいわ」
久瀬 圭司:「そういえば、理事長、この礼拝堂の周辺、何か寒気がしなかったです?」
理事長:「・・・寒気?いえ・・・確かにちょっと肌寒い季節になってきたけれど」
有栖川 紗月:我々は今現在も眠いというのにーー
笹島 遥:やはり何か… 隠してる!
久瀬 圭司:「うーん、そうですか。なんか、クラっと来るような寒気がしたんですが、風でも引いたかな…」
理事長:「あら、それは大変!生徒に移さないうちに、宿舎に戻ってお休みになったほうが良いわ」
笹島 遥:「うんにゃ、じゃあ今日は帰りますか」
久瀬 圭司:「ええ、そうします。理事長も風邪にはお気を付けて」
理事長:「ええ、お大事に」
有栖川 紗月:「・・・」
笹島 遥:「りじちょー先生もなにかあったら教えてくださいねー」
KP:軽く手を振る理事長に別れを告げ、皆さんは礼拝堂をあとにします。
笹島 遥:「…りじちょー、眠くならないんですね」
笹島 遥:十分離れてからポツリと呟く
有栖川 紗月:「うーん、何かは隠してる感じがなくはないわよね」
久瀬 圭司:「だな、明日は少し警戒しておいた方がいいな」
笹島 遥:「さっき、りじちょーの話し方で感じたんですけど…」
笹島 遥:「ウチらがあそこに居ることが嫌って感じがすごいしました」
有栖川 紗月:「はるかのカンは当たるからなぁ・・・」
笹島 遥:「てんてーが風邪のふりして探りを入れたときの返しの速さといい…」
笹島 遥:「なんだかやな感じ…」
有栖川 紗月:「礼拝堂には何かがあるってことね・・・」
有栖川 紗月:「有宮のことを覚えていられるあの人が、隠したがっている何かがあそこにある、か」
久瀬 圭司:z
久瀬 圭司: 
笹島 遥:「明日の昼、シスターさんどうにか説き伏せて、あの地下見てみましょう」
久瀬 圭司:「まー、明日探索してみるしかないな。」
有栖川 紗月:「そうね。今日はとりあえずここまで、かな」
久瀬 圭司:「あの礼拝堂が重要だってのは、今日の感触からなんとなくはわかった」
KP:では、今日のところは皆さん一旦宿舎なり寮なりに戻って休むということでよろしいですか?
笹島 遥:そうですなあ
有栖川 紗月:あ、ひとつ提案が。
KP:ほう
有栖川 紗月:可能ならば、紗月は、今日は寝ないでいようとします。
有栖川 紗月:お肌の天敵ー
笹島 遥:なるほど
KP:なるほど・・・
笹島 遥:俺も記憶が薄れていく可能性とか考えてたが、その手もあるな
有栖川 紗月:いやあ、無駄にペナルティくらう目算も高いんだけどね
笹島 遥:遥は寝てみます
有栖川 紗月:ゲーム的に、というより演出的な問題
笹島 遥:荷物置き場になってた茜のベッドをちゃんと片付けてから、次の日の調査に備えて英気を養うぞ
有栖川 紗月:紗月ならそうするかな、程度の話です
有栖川 紗月:ので、支障があればスルーしてくださいな
KP:そうですね・・・
KP:では、紗月は今日一日体験した物事に対する不安からか、
KP:或いは眠りに対する警戒からか
KP:眠らずに一晩を過ごそうとしますが・・・
有栖川 紗月:「『今宵は誰も寝てはならぬ』・・・『今宵は・・・誰も』・・・・」
KP:そう思いながら夜半を過ぎた辺りで、
KP:礼拝堂で感じたのと同じような、急激な睡魔が襲ってきます。
笹島 遥:アーッ
久瀬 圭司:おっ
KP:あの時は、遥が居たために何とか踏みとどまることが出来ましたが、
有栖川 紗月:「毎夜生まれて・・・明け方に・・・消え・・・」
KP:起こしてくれるものの居ない今この状況では、紗月さんに抗う術はありません。
有栖川 紗月:スヤァ・・・
KP:貴方の意識は、急速に、闇に落ちていきました。
KP:そして
KP:眠りに落ちる貴方を、
KP:誰かが遠くで見て、嗤った。そんな気がした・・・。
KP:暗転
KP:___そして、朝が来る
KP:遥さんは、差し込む朝日を受けて目を覚まします。
笹島 遥:「うーっ! よく寝た!」
KP:窓からは微かに日が差し込み、耳をすませば鳥の声が聞こええくる。
笹島 遥:「とうっ! 茜っちもほら起きた起きた!」 華麗に2段ベッドの上からジャンプし、したのベッドを覗き込む
KP:手元の時計は「5:38」を指しています。
KP:早めに寝たせいか、普段起きるよりちょっと早い時間ですね。
久瀬 圭司:ちなみに日付戻ってたりしないよね?
KP:したのベットを覗き込んでも、布団の中はもぬけの殻
笹島 遥:「あ…」
笹島 遥:「…ダメダメ、暗くなってたら取り戻せるもんも取り戻せない!」
KP:貴女は"思い出して"しまう。眠る前にあった出来事を
笹島 遥:「今日も頑張って調査しなきゃ! 待っててね茜っち!」
KP:さて、そんな沈んだ気分のところ、悪いのですが、【聞き耳】をお願いします。
笹島 遥:CCB<=65 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=65) → 51 → 成功

笹島 遥:成功しちまった… これSAN減るやつや…
KP:成功ですね。
KP:では、廊下の方から、コツ…コツ…と、誰かが歩いてくる足音がします。
笹島 遥:「あれ? 誰だろう」
笹島 遥:「…」
笹島 遥:一応鍵がかかってることを確認する
KP:そうですね。鍵はかかっています。
笹島 遥:ドアの覗きから来た人も確認するゾ
笹島 遥:寮のドアなら付いてるでしょ
KP:なるほど
KP:では、足音はゆったりとした調子で、貴女の部屋の前で止まります。
笹島 遥:「…?」
女子生徒:「__うう、この季節になるとやっぱり寒いなあ」
KP:覗き窓から外を見ていた貴女は、信じられないものを見た、という風に固まってしまうでしょう。
笹島 遥:「……!?」
KP:その人物は、持っていた鍵で、戸を開け、勝手知ったる、と言う様子で、そのまま部屋に入ってきます。
KP:その姿は・・・
有宮 茜:「___あれ、遥ちゃん。おはよう。今日は早起きだね・・・」
笹島 遥:「…………」
笹島 遥:「ええっ…」
笹島 遥:「えええええええええええええっ!?」
KP:__貴女が、探し求めていた、彼女でした。
笹島 遥:「茜っち!? なんで!? 無事だったの!?」 めっちゃほっぺたとか触りながら
笹島 遥:触れてる?
有宮 茜:「ふぇっ!?いや無事だけど・・・っていひゃい!いひゃいよ遥ちゃん!」
笹島 遥:暖かい?
KP:ええ、触れる感触も、肌のぬくもりも
笹島 遥:「茜っぢだぁあ゛あ゛あ゛!! うわああん! 帰ってこれたんだね!」
KP:確かに、その手に感じられます。
笹島 遥:「なんでなんも言わずに居なくなっちゃったの…!!! 心配したんだからねえええええ!!!」 
有宮 茜:「え!?いや、ちょっと外出してただけなんだけど・・・って遥ちゃん!何で泣いてるの・・・!?」
笹島 遥:抱きつきながら泣きじゃくる
有宮 茜:「え、ちょ、ちょっと・・・えーっと」
笹島 遥:「だっで… だっで… ひっく…」
有宮 茜:「とりあえず、部屋の中入ろ?ほら、廊下もまだ寒いし」
笹島 遥:「…うん… うん…」
KP:茜は泣きじゃくる遥を宥めながら、部屋に戻るよう促します。
笹島 遥:「おかえり… 茜っち…」
有宮 茜:「・・・?うん、ただいま」
KP:戻ってきたその姿、探し求めていた面影
KP:朝の淡い光の中で、その存在は、確かに、感じられるのでした。
KP:といったところで、本日はお開きとさせていただきます。
有栖川 紗月:いやーいいところで!
久瀬 圭司:お疲れ様でした
笹島 遥:お疲れ様でした!
笹島 遥:続きが見たいわ! このテニスの続きを見せて頂戴!
KP:それでは、また次回。



笹島 遥:頼まれなくたって、生きてやる。なテニスはじまるよー!
KP
KP:さて、皆さんお揃いのようですし、始めて行きましょうか。
KP:前回何があったか、皆さん"覚えて"いますね?
久瀬 圭司:よろしくぅ
笹島 遥:あかねっちかえっできだあああああああ!!!
有栖川 紗月:いい感じのところで終わったよね
久瀬 圭司:よーく覚えてますよぉ
KP:はい、そうですね。前回は茜が部屋に帰ってきた場面でした。
有栖川 紗月:このシナリオがよりワクワクしてきたとこだよ!
笹島 遥:私はこの卓愉悦部が多くて怖いよ!
KP:そのワクワクを最後まで持たせたいところです。
KP:では、始めましょうか。話の続きを
KP:BGM:花天月地
KP:遥さん。
笹島 遥:はい
KP:泣きじゃくるアナタと茜は、ひとまず部屋に入って、適当な場所に腰を下ろしています。
笹島 遥:「うう… ひっく」
笹島 遥:少し落ち着いたがまだ嗚咽は漏らしてる感じ
KP:涙はとめどなく流れてきますが、しばらく立ってようやく落ち着いてきたところですね。
KP:貴女が落ち着くまでの間も、心配そうにしながらも、無理に話しかけたりせずにじっと待っていました。
有宮 茜:「…ちょっと、落ち着いた?」
笹島 遥:「…うん、待っててくれてありがと」
笹島 遥:「茜っち… 昨日は一体どうしたの?」
有宮 茜:「昨日・・・?」
有宮 茜:「昨日って___」
KP:と、茜が口を開きかけるのですが、その前に遥さん、【アイデア】で振ってみてください。
笹島 遥:なんと
笹島 遥:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 27 → 成功

KP:ふむ、成功ですね。
笹島 遥:ほっ
KP:では、アナタは気付きます。
有宮 茜:「昨日って…皆で劇の練習して、それで女子会したじゃない。それ以外、何かあったっけ…?」
KP:自分の中から、茜を探して駆けずり回った、あの1日の記憶が、サラサラと音を立てて零れ落ちていくのを。
久瀬 圭司:おおお
笹島 遥:「…あれ? えっ? いや…」
KP:___しかし、アナタは何とか、失いかけた記憶をつなぎとめることが出来ます。
笹島 遥:「…いやいやいや! 茜っちがみんなのキオクやら写真やらからいなくなっちゃってそれをめっちゃ探してたんだよ!?」
笹島 遥:「ん、あれ? 昨日が女子会?」
笹島 遥:「はて? なら今日は…」
笹島 遥:カレンダーを見て、今日の日付が自分の中の昨日じゃないか確認だ
KP:そうですねえ。
KP:そもそも昨日って、何日でしたっけねえ
笹島 遥:バン…ザド…?
久瀬 圭司:おうおうおう、なんか言い出した
笹島 遥:「…はて、昨日って何日だっけ… いやなんかおかしいこと言ってるなウチ」
KP:ただ、遥さんは日付に微妙な違和感は感じます。
笹島 遥:「ううううん? なんだろう? なにか、なにか変…」
有宮 茜:「……」
有宮 茜:「…ねえ、遥ちゃん」
有栖川 紗月:日付の概念か・・・3週間後に学園祭って言ってたくらいかな・・・
笹島 遥:「な、なんでしょうか茜っち」
有宮 茜:「…詳しく聞かせてくれないかな。その、さっきの話…」
笹島 遥:「ええと、どこらへんでせうか」
笹島 遥:「時間のあたり?」
笹島 遥:学園祭なあ
有宮 茜:「あ、いや、無理にってわけじゃないんだけど!その、話せば楽になることもあるというか・・・!」
有宮 茜:「あ、えっと、私がいなくなって、って話の方」
笹島 遥:「え? あっ、そうだよそれだよ!!」
笹島 遥:「昨日(?)女子会があって、その後私が寝ておきたら…」
笹島 遥:「茜っちが居なかったらしくて、いやどういうわけか放課後の練習まで気づかなかったんだけど」
笹島 遥:「そしたら、そしたらみんなが『有宮って誰?』って茜っちのこと忘れちゃってて!」
笹島 遥:「ウチと有栖川センパイと久瀬てんてーだけが茜っちのこと覚えてて」
笹島 遥:「昨日は頑張って探したけど、茜っち見つけられなくて そんで、今日起きたらなんでか茜っち帰ってきてて…」
笹島 遥:おバカなりにがんばってたどたどしく伝えようとする
有宮 茜:「……」
KP:茜は貴女の言葉を遮るでもなく、静かにそれを聞いています。
笹島 遥:「…茜っち、一体何があったの?」
有宮 茜:「…ねえ、遥ちゃん。一つだけ聞いても良い?」
笹島 遥:「え? お、おうともさ でも私の質問にもあとで答えてね!」
有宮 茜:「…その、私がいない学校は、今いる学校と変わりなかった?遥ちゃんたちは、普通に過ごせてた?」
久瀬 圭司:お、これは自覚あるパターン?
笹島 遥:カルトの事言ったほうが良いんかなこれ…
笹島 遥:「…そんなわけないじゃん」
有栖川 紗月:触れておいては如何か
笹島 遥:「ウチは、ウチはすっごく寂しかった 急に一番の友だちが何も言わずに居なくなって、」
笹島 遥:「しかもとっても楽しかったキオクも奪われそうになって」
笹島 遥:「すごく、すごくつらかった きっと、センパイもてんてーも」
有宮 茜:「___そっか…」
有宮 茜:その声は、寂しさと、同時に何故か少し安心したような、
KP:複雑な色を含んでいました。
笹島 遥:「なんで笑うのさ!」
笹島 遥:「みんなに心配掛けて…」
有宮 茜:「…ん、ごめん。でも…」
笹島 遥:「ウチら3人は茜っち探すために校内獣走り回って、ハスニャンとかいうカルトのことまで調べて!」
笹島 遥:「みんな、みんな心配してたんだよ… 本当に‥!」
有宮 茜:「…ごめん、でも、心配してくれてありがとう」
有宮 茜:「…大丈夫だよ。私は、ここにいるから」
笹島 遥:「…もう、何も言わずに勝手にどっか言っちゃ駄目だかんね」
笹島 遥:「…つぎも勝手に居なくなったら、ウチ何するかわかんないからね」
有宮 茜:「………」
笹島 遥:「返事!」
有宮 茜:「ふぇっ!?は、はい!?」
笹島 遥:「…約束だよ! 絶対居なくならないって! はいゆびきりげーんまーん!」
有宮 茜:「あ、いや、ちが、いまのは・・・いや、違うってわけでもないけど!」
笹島 遥:無理やり手をとって指切りげんまんしてやる
有宮 茜:「ん、もう…」
KP:茜はちょっと困ったようにしながら、指切りには応じてくれます。
笹島 遥:「SOHOがゴーイしたケーヤクのハキはソーホーが納得しない限り出来ないって公民でならったもんねー!」
笹島 遥:「はいっ、約束!」
有宮 茜:「いや、何でそんな発音が怪しいの・・・?」
笹島 遥:「なんでだろ… ってそんな事言ってる場合じゃないYo!」
笹島 遥:「二人にも早く茜っち見せなきゃ!!!」
笹島 遥:「ほらついてカモン!!」腕をガシッと掴む100m13
笹島 遥:秒の健脚
有宮 茜:「……約束、か…ってちょ、ええっ!?」
笹島 遥:「センパイとてんてーにも謝りに行くの! 昨日二人共がんばって茜っち探してくれたんだよ?」
有宮 茜:「は、遥ちゃん、いや自分で歩く、歩くからぁああああっ!?」
笹島 遥:「そこで茜っちが機能してたことも効かせてもらうかんね!!」
笹島 遥:凄まじい勢いで駆け出す
笹島 遥:自己ベストではないだろうかと言うレベルだ、むりやり茜を引きずらなければ
KP:はい、では遥さんがすごい勢いで茜を引っ張って部屋を飛び出したところで、場面を移りましょう。
KP:暗転
KP:さて、部屋を出た遥さん、まず誰のところに行きます?
笹島 遥:近場のハズの有栖川先輩の部屋に!
KP:了解です。
KP:BGM:ナミダ
KP:では、遥さんは茜を引っ張って有栖川さんの部屋の前までやってきました。
有宮 茜:「は、遥ちゃん…朝から、廊下を走っちゃ、ダメだって、ば…」
笹島 遥:「よっしゃついた! せえーんぱぁーい!!!」
笹島 遥:「あーさーですYo Yo!!」
笹島 遥:そうよく響く大声で言いつつピンポンを連打する
笹島 遥:真でなければ起きるだろうというレベルのやかましさでやってやろう
笹島 遥:死んで
KP:さて、では有栖川さん、何かわかりませんが朝の6時前くらいから部屋のドアの前で大声を出してピンポン連打してくるいる後輩が居ます。
有栖川 紗月:うむ、時間を確認しに遡っていた
KP:貴女はとんでもない音量に思わずベッドから飛び起きるでしょう。
有栖川 紗月:「くっ・・・結局寝ちゃったか・・・てアレ、ベッドだ」
有栖川 紗月:「じゃなくて」
KP:さて、何とは言いませんがここで【アイデア】をどうぞ。
有栖川 紗月:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 81 → 失敗

笹島 遥:ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
有栖川 紗月:おうふ
KP:___おやおや
有栖川 紗月:「あのばかはるか・・・!」何も気が付かなかった
笹島 遥:「朝ですよー! キング・朝ー!!!」
久瀬 圭司:頑張れ遥
KP:では貴女は外から響くやかましい後輩の声を聞いてこう思うでしょう。
KP:___あの馬鹿は昨日あれだけ練習してたのに疲れてないのか。と
有栖川 紗月:ではパジャマのままドアを開けに向かいましょう
笹島 遥:あっ
有栖川 紗月:ガチャリ「ちょっと、はるか? 今何時だと思ってんの?」
笹島 遥:「6時です! それよりほら! ほら!!」
有宮 茜:「お、おはようございます…」
笹島 遥:「茜っちが帰ってきたんですよ!!」茜をづいっとひっぱりながら
有栖川 紗月:声を荒げはしない。迷惑だから「なに? ほらって」
有栖川 紗月:「有宮じゃん。おはよ。だめだよ、ちゃんとこいつの迷惑行為は叱ってやらないと」
笹島 遥:「あれ?」
有栖川 紗月:「はるかはどっかで誰かがおこってやらないと、将来どっかで痛い目見るんだから」
有栖川 紗月:「有宮だってそう思うっしょ?」
有宮 茜:「あ、あはは…えっと、でもそういうところが遥ちゃんの持ち味というか…」
笹島 遥:「いや、そんなことはどうでもいいです!」
笹島 遥:「先輩どうしちゃったんですか! 昨日あんなに頑張って茜っち探したのに!」
有栖川 紗月:「・・・なに? なんかあんの?」
笹島 遥:「忘れちゃったんで… あっそうか、私もさっき忘れそうになった…!」
有栖川 紗月:「寝起きでさ。すっぴんだしパジャマだし。片付けてないけど、寒いし迷惑だからさ」
笹島 遥:「…ど、どうしよう茜っち どうにかなんないかな」
有栖川 紗月:「中はいる?」
笹島 遥:「あ、はい お邪魔します」
有栖川 紗月:「話あんなら聞くけど」
有宮 茜:「…え!?いや、うーんと…」
有宮 茜:「あ、お邪魔します…」
笹島 遥:「大いにあるのですが果たしてこれは信用していただけるかどうか…」
有栖川 紗月:「じゃあ、ごめんだけどこれ座布団ね。紅茶でも淹れるわ。私も飲みたいし」
有栖川 紗月:という感じでかくかくしかじかしますかい
笹島 遥:割と怒ってそうな先輩にビビりつつ座布団にすわり…
笹島 遥:昨日のことと今朝のことをカクカク・シカジカする
有栖川 紗月:寝起きでさばさばに拍車がかかってるだけで怒ってはいない。他の部屋に迷惑だってのはちょっと怒ってる
KP:なるほど、では事情を説明された有栖川さんですが、もう一度【アイデア】振ってみましょうか。
有栖川 紗月:CCB<=70 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=70) → 60 → 成功

有栖川 紗月:「ふうん、なるほど?」
KP:おお、では最初は胡乱な目で遥の話を聞いていた貴女ですが、
笹島 遥:「いやバイストン・ウェルに行ってきたわけでも、オーラ力に覚醒めたわけでもないんですよ」
笹島 遥:「めっちゃ本気の話なんです!」
KP:彼女の話が進むに連れて、貴女の脳裏に、それに類する記憶が蘇ってきます。
有栖川 紗月:「それは嫌な夢を見たね? それでこんな早朝から有宮を引っ張り出して・・・」
笹島 遥:「夢じゃなーい!?」
有栖川 紗月:「ん、待てよ」
有栖川 紗月:「有宮」
有宮 茜:「…えっ、あ、はい?」
有栖川 紗月:「あんた、教室にあんまり居ないって話、本当?」
KP:有宮は所在なさげにしていましたが、有栖川に声をかけられてはっと顔を上げます
笹島 遥:「なんです先輩ヤブからスティックに」
有宮 茜:「…ぅっ」
有栖川 紗月:「なんか、そういう話を、どこかで聞いたような・・・」
有栖川 紗月:「どこだっけ。遥、あんたが昨日・・・きのう? どこで?」
笹島 遥:「ああ、そういえば昨日、そういうことも聞きましたというか思い出したと言うか」
笹島 遥:「おっ、もうちょっとの予感! 場所は教室ですよ!」
有栖川 紗月:「有宮、あんたいっつも校舎裏だかで練習してて」
有宮 茜:「…いや、えっと、確かにそうですけど」
有栖川 紗月:「あー、なにこれ。気持ち悪い。昨日二人分の記憶が混ざってるみたいな」
有栖川 紗月:「はるかの夢が私の記憶に混ざってきた・・・」
笹島 遥:「いえ、その混ざってきてるキオクがトゥルースなんです!」
笹島 遥:「思い出してください! 私がノリで壁に頭突きしたことや 怪しげなマークを発見したりしたことを!」
有宮 茜:「遥ちゃん何してるの!?」
有栖川 紗月:「ああ、壁にひびが入ったっけ」
笹島 遥:「私は無傷でした!」
有栖川 紗月:「(スルーして)有宮はどうなん? こいつ側の人間?」
有宮 茜:「無傷とかそういう問題じゃ…え」
有宮 茜:「えっと、こいつ側、というのは・・・?」
有栖川 紗月:「はるかの言ってることを信じてる側のヤツかどうかって話?」
有宮 茜:「……えっと」
有宮 茜:「…先輩も知ってと思います。遥ちゃんは、こんな嘘つく娘じゃないです」
有栖川 紗月:「夢を見て騒いでるだけかもよ?」
有宮 茜:「…嘘つく時は、直ぐにバレますから」
笹島 遥:「ふ、二人揃って し、失敬な」
有栖川 紗月:「ふむ」
笹島 遥:「確かにクッキーを盗み食いしたときに食べかすがほっぺにくっついていたのは大ミスだったけども」
笹島 遥:「今のウチの演技力ならば…!」
有栖川 紗月:「まあ、適当に話に付き合ってるだけなら曖昧に笑って誤魔化しそうなところだし?」
有栖川 紗月:「有宮がはるかを大好きなことはよっくわかった、うん」
有宮 茜:「…えっ、今そういう話でした!?」
有栖川 紗月:「はぁー・・・じゃあ、行かないとだね。シャワー浴びてくる」
笹島 遥:てれてれ
久瀬 圭司:ツヤツヤしないの
有栖川 紗月:「行くんでしょ? 先生ンとこ。オラ、お前らも準備してこいや。始業前に話にいくぞー」
笹島 遥:「はーい!! …そうじゃん、顔も洗ってなかった!」
有栖川 紗月:「よだれだと思ったら涙の跡かよ」
笹島 遥:慌てて準備しに行き 3分で戻ってこよう
笹島 遥:「ななんのこっここだか」
有宮 茜:「……」
有栖川 紗月:「有宮は3分じゃ支度終わんねーだろ」
笹島 遥:「し、仕方ないでしょ! すんごく嬉しかったんだから!」
笹島 遥:「あ、確かに…」>準備に対して
有栖川 紗月:ちゃんと準備してから行かないとねぇ
有宮 茜:「あ、いえ、私は大丈夫…」
KP:と言いかけて、茜はちょっと言いよどみ
有栖川 紗月:とりま、先生のとこいこーぜ!
有宮 茜:「…あ、やっぱりちょっとシャワー浴びたいです。はい」
有栖川 紗月:ほうほう
有栖川 紗月:「7時半に集合!」
笹島 遥:「はっ、ならば私は待機させていただきます!」ビシッ敬礼
有栖川 紗月:「先生とモーニングたべよーの会!」
笹島 遥:「やったー!」
笹島 遥:「ウチ、カツカレー食べたいです」
久瀬 圭司:朝から重いわ!
有栖川 紗月:では近場のファミレスに先生を呼び出しましょう
有宮 茜:「遥ちゃん、朝ごはんだからね?」
笹島 遥:ライン連打
KP:すみません、ココ山奥なんでファミレス近くにないんですよ
笹島 遥:「? カレーはイチローも食べてる良い朝ごはんだよ!」
有栖川 紗月:そういや山奥だった
笹島 遥:がーんだな…
有栖川 紗月:学食!
KP:学食は早くから開いてるみたいですよ
久瀬 圭司:ちなみに今日は平日?
KP:そうですね。平日です
笹島 遥:なるほどなあ
笹島 遥:サボって茜っちと行動したいな…
有栖川 紗月:とりあえず始業前に情報共有ぞ
笹島 遥:うむ
有栖川 紗月:「せーんせ♪」
有栖川 紗月:「おっはよーございまぁす♪」
KP:了解です。ではあなた達はめいめいに準備を済ませて、7時半に再度集合し、学食に先生を呼び出しました。
笹島 遥:「てんてー! おっはよー!」
有栖川 紗月:学食で先生を見つけて声をかけよう
KP:なるほど、ではそれで。
久瀬 圭司:「はいはい、おはよう…」
久瀬 圭司:えー、アイデアで振ればよいかな?
KP:学食で朝食を食べていた久瀬先生は、見慣れた生徒3人組に声をかけられます。
KP:察しがよくて助かります。判定どうぞ
久瀬圭司:CCB<=75 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=75) → 51 → 成功

笹島 遥:「テンション低いなー」(カツカレー(大)の食券を買いながら)
久瀬 圭司:成功ですね
有栖川 紗月:「ほら、有宮。あいさつあいさつ」
有宮 茜:「え、えっと。おはよございます・・・」
KP:では、久瀬先生も、記憶が零れ落ちる感覚を覚えますが、何とか耐えることが出来るでしょう。
久瀬 圭司:じゃあ、目を丸くしながら
笹島 遥:「そう、茜っちが帰ってきたのですよ てんてー!」
有宮 茜:「帰ってきたというか・・・いや確かに朝帰りではあったけど・・・」
久瀬 圭司:「ちょっちょっちょ」って言いながら遥かの耳を引っ張っていく
笹島 遥:「いたたたたたたた!?」
笹島 遥:「あにすんですか!」
久瀬 圭司:「なんで有宮いるの!?」
有栖川 紗月:じゃあその間に有宮に「ん? んん? 今なんて言った? 朝帰り?」とちょっかいをかけよう
笹島 遥:「…うーむ、その質問にあえて答えを返すなら、私もそこが知りたいという返答になりますな」
有宮 茜:「え、いやいや別に変な意味じゃなくてですね!?ちょっと朝の日課というか・・・!」
久瀬 圭司:「…じゃあ、昨日のあれは夢じゃないんだな?」
KP:ちょっかいをかけられて有宮はワタワタしている
有栖川 紗月:「ほう! 毎日! 朝帰りを!」
笹島 遥:「あんなリアルな夢3人が同時に見るわけ無いでしょ!」
有栖川 紗月:(あの反応は・・・先生も覚えてるってことかー。はるかの夢って訳じゃないのかー)とひとり納得する
有宮 茜:「違いますぅー!そうじゃなくて!?」
久瀬 圭司:「…そうか。とりあえず有宮が帰ってきたのは喜ばしいが…」
久瀬 圭司:「夢でないなら昨日のあれが気になるな。。。」
笹島 遥:「ええ、諸問題がまだまだ山と積もっております、はい!」
久瀬 圭司:じゃあ、遥の耳を引っ張って二人のところに戻ろう
笹島 遥:「にゃんでいちいちひっぱるんですかー!」
有栖川 紗月:「有宮は朝早くにどこ行ってたの? 自主練?」
久瀬 圭司:なんとなく
笹島 遥:「いたいいたいー! パワハラだー!」
有宮 茜:「…うぐっ」
有宮 茜:「…えっと、はい。自主練…毎日やってたんですけど…その」
有栖川 紗月:「朝の冷たい空気ってさ。なんか声が通る感じしていいよね。張りつめてるっていうか」
笹島 遥:「朝練かぁ …水臭いなあ、ウチにも言ってよー!」
有宮 茜:「そう、ですね。人の気配がないと集中できるというか」
久瀬 圭司:「あー、みんなおはよう。自主練はいいが、今日も練習やるから遅れないようにな」
有栖川 紗月:「はい!」
有宮 茜:「あ、はい!」
笹島 遥:「イエッサー!!」
有栖川 紗月:「で、先生は覚えてる組な訳ですよね」
笹島 遥:「みたいですね」
久瀬 圭司:「ああ、昨日のことは覚えてるよ」
久瀬 圭司:「有栖川は覚えてないのか?」
有栖川 紗月:「わたしは薄ぼんやりと覚えてる組です。有宮は覚えてない組、だね」
有栖川 紗月:「覚えてるも何も、だけどさ」
有宮 茜:「……」
笹島 遥:「私の熱い説明でセンパイは思い出してくれました…」
有栖川 紗月:「それとも、何か知ってる?」
有宮 茜:「…その、えっと」
KP:有宮は、何かを言おうとしますが、踏ん切りがつかないの科黙り込んでしまいます。
有栖川 紗月:「で、はるか。先生は有宮がいなくなって、どれくらい狼狽えてた?」
久瀬 圭司:「笹島ほどではなかったとだけ言っておこう」
久瀬 圭司:「ちなみに、俺<有栖川<笹島だからな。」
笹島 遥:「そりゃもう ああ!俺の劇の主演が!!!!!」
笹島 遥:「と白目をむいて…」
笹島 遥:「ベルばらチックに倒れてしまい…!」
有栖川 紗月:有宮っちがかわいそうでしょー!もっと本人に心配してたって伝えてあげて!w
有栖川 紗月:目くばせばちこーん!
久瀬 圭司:上からげんこつで
有栖川 紗月:とはいえ、空気が重いと見ると冗談で場を濁すのは紗月の悪い癖だけどね
笹島 遥:「ほげぁ!!」
笹島 遥:「馬鹿な… このご時世に…げんこつ…? 教育委員会が黙っているとでも…? ぐふっ」
笹島 遥:壁を砕く遥の頭蓋でも痛い愛のげんこつ
有栖川 紗月:「うちらが有宮大好きクラブだったとは、当の有宮は知りもすまいってとこか」
笹島 遥:「会員一號です!」
有宮 茜:「……ちょ、ちょっと先輩、そういう言い方は、あの、恥ずかしいというか…」
有栖川 紗月:「いーじゃんいーじゃん。まあ、事実だし?」
笹島 遥:「大好きだよー!」
有栖川 紗月:「だからさ。なんか抱えてんなら、その内教えてやんなよ。この一号とかにさ」
笹島 遥:「うん、今朝の質問 …答えてくれるよね?」
有栖川 紗月:「名前だけあって力には自信あるみたいだから、支えるのは得意だと思うよ」
笹島 遥:「昨日、いや昨日かどうかも定かじゃないんだけど 一体何があったの?」
KP:ふむ、では【説得】または【信用】でどうぞ
笹島 遥:「遙かなる力でもって、汝を抱擁せん!」
久瀬 圭司:全員でいい?
KP:はい、良いですよ
笹島 遥:CCB<=56 【説得】
Cthulhu : (1D100<=56) → 48 → 成功

有栖川 紗月:遥が成功したのはいいね
久瀬 圭司:と言いつつ技能なかった!
有栖川 紗月:CCB<=80 【信用】
Cthulhu : (1D100<=80) → 87 → 失敗

有栖川 紗月:やっぱ出目高いなぁ
久瀬 圭司:遥に任せた!
笹島 遥:技能がないわけではない…
笹島 遥:初期値なだけだ!
笹島 遥:ちなみに説得の初期値は15
笹島 遥:信用も15
笹島 遥:なんだかんだ5回に1回は成功する
KP:では、皆さんの言葉に、有宮は一瞬視線を下に落とし、ふたたび顔を上げます。
有宮 茜:「……そう、だね」
有宮 茜:「えっと、ちょっと別の場所で話しても良いですか?ここだと人も多いし」
有栖川 紗月:「どっかいいとこあるかな、先生」
笹島 遥:「…うん、わかった!」
KP:特に無いのであれば、有宮は例の体育館裏に行くことを提案しますが。
有栖川 紗月:ああ、霊の。
KP:そう、霊の秘密の特訓場所ですね。
笹島 遥:ああ、霊の…
有栖川 紗月:ではそこに参りましょうかー!
笹島 遥:はーい
KP:では皆さんは体育館裏のスペースに到着します。
有栖川 紗月:そして、辺り一面に散らばる木人だったモノたち・・・
KP:相変わらず、人の気配はなく、部活の朝練の音も遠くに響くのみの寂しい場所ですね。
久瀬 圭司:頭突の後とか
有栖川 紗月:なるほど
笹島 遥:「うむ、ここはいつも静かだねえ 幽霊出るらしいけど」
有宮 茜:「え"、幽霊なんて出るの・・・?」
KP:さて、では体育館裏についた皆さんには目星を・・・と思ったのですが
KP:必要なさそうですね。
笹島 遥:「それはそれは気迫のある王女様の亡霊が…」
笹島 遥:なんだってーッ
有宮 茜:「王女様?な、何か世界観おかしくない・・・?」
KP:久瀬先生が壁の方を見ると、
笹島 遥:「なんでだろうねぇ 不思議だねぇ うっふっふー♪」
KP:壁はところどころ薄汚れていますが、特に変形していたり、そう言った物は見られません。
KP:よりはっきり言えば、"遥が抉った頭突きの跡がありません"
有栖川 紗月:「先生、どうかしました?」
笹島 遥:「どうしました、壁をじっくり見て」
久瀬 圭司:「いや、昨日遥がこの辺りに激突(マイルドな表現)した跡が残ってたはずなんだが」
有栖川 紗月:「激突(マイルドな表現)」
笹島 遥:「ああ、あの渾身のヘッドバッド…」
笹島 遥:「あれ、そこそこ凹ませたはずなのに! ショック!」
有宮 茜:「げ、激突(マイルドな表現)…?遥ちゃん、大丈夫なの?」
有栖川 紗月:「なんだっけ? なんで自傷行為(ワイルドな表現)に走ったんだっけ?」
笹島 遥:「余裕!」
笹島 遥:「えーと、なんか夢(要出典)のおじいさんから」
笹島 遥:「境界への道は簡単に開けるというので」
笹島 遥:「某亡霊(茜っち)の居たここで気絶すればいけるんじゃね? という勢いで」
久瀬 圭司:「笹島の頭はまあいいとして、そこもなかったことになってるのか」
笹島 遥:「そぉい! しました」
有宮 茜:「勢いにしてももうちょっと考えて!?」
笹島 遥:「人生、勢いが大事!」
有栖川 紗月:「境界ねぇ・・・むむむ、そういえばそんなこともあった、様な?」
笹島 遥:「うーんやっぱり、なんか一日くらい時間もどってません?」
有栖川 紗月:有宮の前でこの話をしておきたかっただけですけどね!
笹島 遥:「茜っちも今朝言ってたよね、女子会が『昨日』だったって」
有宮 茜:「…うん」
有栖川 紗月:「私もその感覚なんだけどね。・・・有宮を目一杯くすぐったのは昨日だよ」
笹島 遥:「カレンダーみたけど、どうも正しい日付だけは思い出せないんですよね」
有栖川 紗月:「なんか記憶混ざってるけどさ」
久瀬 圭司:「確かに日付の感覚が曖昧だな…」
笹島 遥:「私としては一昨日なんですけど…っていうか覚えてるじゃないですか先輩…茜っちに嬌声を上げさせたことを…」
有栖川 紗月:「そりゃあ、覚えてるよ。それは有宮が普通に居た記憶じゃん。だからそれは体感として昨日なんだよなぁ」
有栖川 紗月:「有宮の話は、そこら辺とも関わってきたりするのかな?」
有宮 茜:「___そう、ですね」
有宮 茜:「___私が今から言うこと、信じてもらえるかはわからないけど」
有栖川 紗月:「信じるか、だってさ」
笹島 遥:「信じてるよ 茜っちだって嘘つくような子じゃないって知ってるもん!」
笹島 遥:ぺかーっとした笑顔で即答しよう
有栖川 紗月:「まっすぐぶん殴ってくるはるかに勝てると思うなよ有宮」
久瀬 圭司:「昨日あったことが夢みたいな話なんだ、今さら何を言われても驚かねぇよ」
有宮 茜:「___ありがとう、遥ちゃん」
有宮 茜:「夢__そうですね」
有宮 茜:「___こんな事を言うと、変な感じですけど」
有宮 茜:「___多分、私は、ううん。私達は」
有宮 茜:「___夢を見ているんだと思うんです」
有栖川 紗月:「夢・・・寝てる時の、夢?」
笹島 遥:「夢…? お、起きてる…?」 ほっぺをつねる
KP:頬が痛いです。
有宮 茜:「___はい。もしかしたら、夢そのものというより、別のなにかなのかもしれないですけど」
有栖川 紗月:ああ、でも、この記憶が零れ落ちていく感覚は・・・夢を思い出せなくなっていく時に似ていると思い当たります
有栖川 紗月:「夢みたいなもの、か」
笹島 遥:「いたた… 痛いだけだ… ううん 簡単には目覚められそうにもないみたい」
笹島 遥:「なんだっけこういうの… めいおーせー夢っていうんだっけ」
久瀬 圭司:「夢か、、、有宮がいる世界といない世界、どっちが夢なんだ・・・?」
有宮 茜:「それ、たぶん明晰夢だよ遥ちゃん…」
笹島 遥:「惜しかった」
有栖川 紗月:「今が夢なのかあっちが夢なのか、私たちには区別がつかない、か」
久瀬 圭司:「まるで胡蝶の夢だな」
有栖川 紗月:「蝶なのか人なのか・・・」
笹島 遥:「ソウシュー、夢にコチョーとなる 九九八十一としてこちょーなり」
笹島 遥:「国語でやったアレですか」
有栖川 紗月:「でも、有宮がいる世界が・・・今が現実でしょう」
有栖川 紗月:「だって、そうしないと有宮がいる世界が夢になっちゃうもの」
笹島 遥:「うむ、まったくもってその通りです先輩!」
有栖川 紗月:「有宮は、それをどうして?」
有宮 茜:「……」
有宮 茜:「……最初に、この学校で皆と出会ったときのこと、覚えてますか?」
笹島 遥:覚えてるんでしょうか<KP
有栖川 紗月:この場所のやつかな
笹島 遥:あ、それでいいのか
KP:ええ、前回までの間でちょこっと語っていましたね。秘密特訓中の茜を、遥が見つけたアレです。
笹島 遥:「そりゃもう ウチがいい特訓場を見つけた! と思ったら」
笹島 遥:「すんごい演技してる子がいてついヴラヴォーと飛び出したアレね!」
有宮 茜:「__うん、あの時は本当にびっくりした」
有宮 茜:「___勝手に入り込んだから怒られるのかと思った」
笹島 遥:「アッハッハ、そうなると先に怒られるのはウチだね! なにせタイヤかってに木にぶら下げたし!」
有栖川 紗月:「勝手に入り込んだ?」
久瀬 圭司:入学しょっぱなからファンキーすぎる
有宮 茜:「ううん、でも怒られるのは私だと思うよ。だって」
有栖川 紗月:「どこに入り込んだって?」
有宮 茜:「___私、本当はここの生徒じゃないから」
笹島 遥:「・・・えっ?」
笹島 遥:「そ、そんな!? ずっと一緒の部屋で暮らしてたじゃん!」
有栖川 紗月:「・・・!」
笹島 遥:「演劇部にだって入ってたし!」
有栖川 紗月:「教室で、有宮をみた記憶がないって言ってたっけ・・・」
久瀬 圭司:「教室はともかく、そのことに誰も気づかないってのは…」
笹島 遥:「じゃ、じゃあ 隣町とかの学校の子だったの?」
笹島 遥:「部だけかけもちしよう的な…」
有宮 茜:「ううん。違う、かな」
有宮 茜:「私は……その、記憶がちょっと曖昧なんだけど」
有宮 茜:「どこか、よく分からない、誰も居ない荒野をずっと歩いてて…気づいたら、ここに居たの」
有栖川 紗月:「それはつまり、ひょっとして」
有栖川 紗月:「え、そういうこと?」
有宮 茜:「それで、入学式だって人が集まってることろに、ちょっと近づいたら、そのまま新入生と勘違いされて、今に至るというか…」
笹島 遥:「ど、どういうことですか!」
有栖川 紗月:「まさか『有宮にとっては私たちが夢の登場人物』だってこと・・・?」
久瀬 圭司:この学校、大丈夫???
有宮 茜:「___はい」
笹島 遥:「なんだってー!?」
笹島 遥:大丈夫じゃないです(真顔)
久瀬 圭司:「あー、なんだか混乱してきた」
久瀬 圭司:「どっちが夢の住人なのかはわからないが、それが交わっちまったと」
笹島 遥:「えーと、茜っちの夢が私で、私は今夢を見ていて、昨日のは夢じゃなくて」
有栖川 紗月:「有宮、あんたさ」
有栖川 紗月:「起きたの?」
有宮 茜:「___先輩、逆です」
有宮 茜:「___私は、この学園で、みんなと出会ってから」
有宮 茜:「___この学園で、一度も眠ったことがないんです」
有栖川 紗月:「起きたから居なくなってたんじゃないかなって思ったんだけど」
KP
有栖川 紗月:「一度も・・・」
笹島 遥:「……えっ」
笹島 遥:はるかはもしかして茜が眠るとこ一度も見てないの?
久瀬 圭司:寝たふりだったってこと?
KP:そうですね。ベッドに入って、目を閉じるところは見てるかもしれませんが
笹島 遥:「あれ狸寝入りだったの…」
笹島 遥:「でもどうして… 眠くならないの?」
有栖川 紗月:「怖かったんじゃないかな・・・」
有宮 茜:「___うん、だから。私は、ずっと"夢を見ているんだろう"って」
笹島 遥:「そっか、夢から覚めちゃったら…」
久瀬 圭司:「昨日の、夢から醒めた時の記憶はあるのか?」
有宮 茜:「先生の言っている昨日って、私が居ない、っていう日の話ですよね?」
久瀬 圭司:「ああ、そうだ」
有宮 茜:「私は、知らないです。何時も通り、朝の演技練習から帰ってきたら、遥ちゃんが泣いてて、それで・・・」
久瀬 圭司:「少なくとも、俺らが覚えている間で1日間、お前はいなかった」
有栖川 紗月:「なんなんだろう、このズレ・・・。きもちわるい」
笹島 遥:「一体何で… ううん 夢… 眠る…」
笹島 遥:「眠る? はて、そういえば昨日もそんなことがあったような」
久瀬 圭司:「笹島にとっては、本当に気付いてたら一日経ってただけか」
有栖川 紗月:「私たちが全員夢でこの世界で繋がってるんだとしても、有宮が夢で私たちの世界に飛んできてるんでもいいんだけど、そのズレはなんか、きもちわるい」
KP:そのようですね
有栖川 紗月:「境界、境界か・・・そういえば、昨日は絶対寝ないって決めてたのに寝ちゃったんだっけ・・・」
笹島 遥:「はい、なんだか時間が戻ってるのか進んでるのかわからなくて気持ち悪いです」
笹島 遥:「あ、それと、二人は礼拝堂の近くで一回気を失ったみたいに寝そうになりましたよね」
久瀬 圭司:「ああ、明らかに不自然な眠気だったな」
有栖川 紗月:「遥が居なかったらどうなってたんだろう。ぞっとするね」
有栖川 紗月:「ああ、そうだ。有宮」
有栖川 紗月:「あんた、理事長先生について、何か知ってる?」
有宮 茜:「はい、何でしょう」
有宮 茜:「理事長先生…昨日、私達の練習を見に来てましたよね」
有栖川 紗月:「うん、あの人ね。あんたのこと覚えてたんだ」
有宮 茜:「あまり良くは知らないです。というか、学生じゃないのがバレるのが嫌だったのでちょっと避けてたというか・・・」
笹島 遥:「なんかいつもよりそわそわしてたのは、そういうことだったのかあ‥」
有栖川 紗月:「そっか。何かありそうなんだけどなぁ、あの人」
有宮 茜:「___理事長先生も、その、私が居ない昨日、に居たんですね…」
久瀬 圭司:「うーん、わからんな。記憶が残ってたやつに何か共通点があるのか」
笹島 遥:「うん、居たねえ」
有栖川 紗月:「居た? 不思議な表現するね」
有宮 茜:「あ、すいません、何というか、私の居ない、その昨日がどんなのなのか、イマイチ実感が湧いてないというか…」
笹島 遥:「うーん、今朝も言ったけど」
有栖川 紗月:「居るというなら有宮が居なかっただけだよ。多分。いや、私も覚えてないけどさ」
久瀬 圭司:「まあ、笹島から見れば知らない間に俺らの記憶が一日分蓄積されてるわけだからな」
笹島 遥:「一緒に撮った写真から茜っちだけいない、ケータイのLINEや電話番号が消えてる、私達以外のみんなからの茜っちのキオクも消えていく」
有栖川 紗月:「改めてホラーだね」
笹島 遥:「そして消えたキオクは上書きされて、『茜っちがいないことが正しい』みたいなキオクにすり替わる」
笹島 遥:「ウチはちゃんと覚えてたし、思い出したけどね!!!!」
有栖川 紗月:「謎は深まるばかりだけどさ」
有宮 茜:「___うん、思い出してくれて、ありがとう」
有栖川 紗月:「これからすべきこと、したいことをはっきりさせないとね」
笹島 遥:「む、そうですね」
有宮 茜:「__すべきこと…」
笹島 遥:「えーと昨日は… 礼拝堂をもう一回調べよう! と言うところで調査打ち切りましたね、確か」
有栖川 紗月:「そうだね。今回は有宮が加わったから」
久瀬 圭司:そうだな、今のところ残ってる探索個所はそこだけだ
有栖川 紗月:「有宮。あんたはどうしたい?」
有宮 茜:「私、私は___」
笹島 遥:「とりあえず謎も解きたいけど、茜っちのしたいこともやっちゃるよー!」
有宮 茜:「演劇の練習もしたいですけど、それよりも今は」
有宮 茜:「この、状況を、調べたいと思います」
有宮 茜:「__なんだか、嫌な予感がするんです」
久瀬 圭司:茜も一緒に行動した方がいいだろうな
笹島 遥:「うん… そうだね」
笹島 遥:「でも、それなら四人で調べられるね!」
笹島 遥:「三人寄ればまんじゅうの知恵ならぬ 四人よれば最強の知恵だよ!」
有宮 茜:「__ふふっ、そうだね。あ、あと、良かったらでいいんだけど…」
KP:「途中で、遥ちゃんの、もう一つの記憶、っていうの、聞いてみたいかも」
KP:さて、そんなこんなで、改めて調査に向かう決意を新たにしたところで、本日はキリとしましょうか。
KP:果たして、蝶になる夢を見ているのか、それとも蝶が見ている夢こそが現実なのか、あるいはただ現実を夢と思い込んでいるだけなのか__
有栖川 紗月:いえーい!
KP:~瑠璃の鳥~
久瀬 圭司:お疲れ様でした
笹島 遥:お疲れ様でした!
有栖川 紗月:おつかれさまでしたー!
KP:お疲れ様でした。次回は来週です。



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